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2012/02/27

第84回アカデミー賞授賞式

今年もやってまいりました!アカデミー賞授賞式。ワクワクしますねぇ、毎年。
今年も休暇をとってテレビに張り付きます(って有休消化の一環なんですけど)。

オープニングにモーガン・フリーマンが登場してはじまりはじまり・・・
司会は、久々ビリー・クリスタル。9回目だそう。
またまたノミネート映画の場面に登場。これがいつもおもしろいんだよな~
エディー・マーフィーの突然の降板をうけての代打だけれど、この人なら大丈夫という安心感がありますね。

トム・ハンクスが発表するのは撮影賞。
「ヒューゴの不思議な発明」のロバート・リチャードソン。
撮影賞からはじまるのはめずらしい?
引き続き、美術賞。
これまた同じ映画からダンテ・フェレッティ他。
「ヒューゴ」、まずは順調な滑り出し。

続いての発表はキャメロン・ディアスとジェニファー・ロペス。二人ともゴージャス!
衣装デザイン賞は、「アーティスト」のマーク・ブリッジス。「アーティスト」も負けてはいない。
メイクアップ賞は、「マーガレット・サッチャー」のマーク・クーリア他。この映画でのメリル、確かにメリルなんだけどサッチャーにもそっくり。メリルのなりきりぶりもあるけれど、メイクアップの力もあってのことなんですね。

続いて外国語映画賞。
プレゼンターはサンドラ・ブロック。
ドイツ語なまりの!中国語でしゃべったりして、いつもながらユーモラス。
ベルギー、イスラエル、ポーランド、カナダ、イランの映画から授賞したのは、イラン映画「別離」。イラン映画では初とのこと。

クリスチャン・ベールが紹介するのは、助演女優賞。いよいよだなー。
授賞したのは、「ヘルプ」のオクタビア・スペンサー。やっぱりね。よかったよかった。
スタンディングオベーションで迎えられ、感極まってのスピーチ。ぐっとくるなあ。

続いてのプレゼンターは、ティナ・フェイとブラッドリー・クーパー。クーパー男前だなあ(笑)。
編集賞は、「ドラゴン・タトゥーの女」のカーク・バクスター他。去年の「ソーシャル・ネットワーク」に引き続いての授賞。
音響編集賞は、「ヒューゴ」のフィリップ・ストックトン他。
録音賞は、「ヒューゴ」のトム・フレイシュマン他。
ここでも「ヒューゴ」が強い。中心的な賞に入っていけるかどうかはわからないが・・・

ここで、ミス・ピーギーとカエル(マペットショー)が登場。
そして、なぜかシルク・ドゥ・ソレイユのショーが。映画にちなんだショーで楽しい。会場内を存分に使ってスリルもあって。一度見に行ってみたかったなあ。ここでスタンディングオベーション。

続いて登場は、グィネス・パルトロー(ドレスが素敵!)とおかしなおかしなロバート・ダウニーJr。二人の小芝居がおかしい。
長編ドキュメンタリー賞は、「UNDERFEATED」。

クリス・ロックがプレゼンターをつとめるのは、長編アニメ映画賞。
軽いノリのトークはあいかわらず。会場大受け。
授賞したのは、「ランゴ」。これ、見てみたい。バービンスキー監督の映画なんですね、パイレーツの。ジョニデがどんな声の出演をしてるのかな。

エマ・ストーンとベン・スティラーが紹介するのは、視覚効果賞。
ベンが出てくるとなんかやらかしてくれそうな気がするが、エマ・ストーンがおもしろかった(ベンが負けてた)。
授賞したのは、「ヒューゴ」のロブ・レガード他。ここでもねぇ、ヒューゴですか。
この部門は、さすが、大衆受けする楽しい映画がそろってる。

そして、助演男優賞!
プレゼンターは去年の助演女優賞受賞者メリッサ・レオ。
82歳対決を制したのは・・・
おおっ!下馬評通りのクリストファー・プラマー(「人生はビギナーズ」)。スタンディングオベーション。最高齢のオスカー受賞者とか(階段は軽やかに駆け上がっていた!)。よかったなあ。「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐が素敵でずっとファンだったが、とうとうですねぇ。スピーチもユーモアたっぷりで素敵だった。
今回の役はまたとってもおもしろい役なので、見るのが楽しみだ。

作曲賞を発表するのは、オーウェン・ウィルソンとペネルペ・クルス。あいかわらず美しい。
授賞したのは「アーティスト」のルドビック・ブールス。

歌曲賞の発表は、コメディアンのウィル・フェレル、ザック・ガリフィアナキス。シンバルをがしゃがしゃと鳴らしながら、そして最後までウルサク発表。
「ザ・マペッツ」のブレット・マッケンジーが授賞。

脚色賞と脚本賞はアンジェリーナ・ジョリーから。大胆に足を露出するドレスであいかわらずセクシー。
まずは脚色賞。「ファミリー・ツリー」のアレクサンダー・ペイン他へ。
ワタクシ、この人の映画・脚本は大好きなのでうれしい。もっと映画を撮ってほしい。
そして、脚本賞はなんと!ウディ・アレンへ。3回目の授賞?
あいかわらずこないんですね、授賞式には。やっぱりニューヨークでクラリネットを吹いてるのかな。まだまだ素晴らしい映画を作ってくれることだろう。

ミラ・ジョボヴィッチが科学技術賞の授賞式ハイライトを紹介した後、登場したのは「ブライズメイズ」の6人。この映画おもしろそう。発表も楽しかった。
短編実写映画賞、短編ドキュメンタリー賞、短編アニメ映画賞を続けて発表。

マイケル・ダグラス登場。
監督賞の発表である。おお!「アーティスト」のミシェル・アザナビシウス。
スコセッシ、アレン、マリックといった重鎮、そしていい映画を撮り続けているペインといった強力な監督たちを追い抜いての授賞。これは、作品賞への期待も高まりますね。

そして、メリル・ストリープの登場。大女優が紹介するのは特別賞。
オプラ・ウィンフリー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、そしてメイクアップアーティストのディック・スミス。
ジェームズ・アール・ジョーンズといえば、あの低い声。ダース・ベイダー!
3人とも会場にきてました。当然スタンディングオベーションですね。

追悼特集は・・・
エスペランサ・スポルディングの歌声にのせて・・・
ジェーン・ラッセル、ケン・ラッセル監督、ファーリー・グレンジャー、ホイットニー・ヒューストン、ピーター・ホーク、クリフ・ロバートソン、シドニー・ルメット監督、ジャッキー・クーパー、ベン・ギャザラ、エリザベス・テーラー・・・
P・ホークとE・テーラーがとうとうねぇ。衝撃的だったのはまだ40代の若さでつい最近なくなったホイットニー・ヒューストンだろうか。

昨年の主演女優賞受賞者ナタリー・ポートマンから主演男優賞の発表。去年はおなかが大きかったナタリーもすっきりして登場。一人一人の役柄と演技を解説しながら紹介。
授賞したのは、「アーティスト」のジャン・デュジャルダン。フランスでは人気の俳優だそうだけれど、はじめて知った。素顔はなかなかいい男(笑)。
これで、いよいよ作品賞も・・・

引き続いて主演女優賞の発表。去年の主演男優賞受賞者コリン・ファース(渋くてあいかわらず素敵)が登場(そして、この紹介がまた素晴らしかった)。
授賞したのは、「マーガレット・サッチャー」のメリル・ストリープ。これには驚いた。3回目の授賞(29ねんぶりだそう)。17回のノミネート。そろそろまた、ということだろうか。スタンディングオベーションでしたね。当然か。
いや、ホント素晴らしい女優さんで、何を演じても凄すぎるメリル。まだまだ皆をあっと言わせる演技を見せてくれそう。

そして最後。
作品賞のプレゼンターはトム・クルーズ。あの笑顔がみんなを明るくさせるんですよね。
やっぱりねー
「アーティスト」でした。監督がビリー・ワイルダーファンと知ってなんかうれしい。
変わった映画ですよねぇ。白黒でサイレント。この時代に逆行するかのような映画だけれど、映画への愛がいっぱい詰まっていそう。ジャック・ラッセルテリアもかわいいし。

感動と楽しさがいっぱいの授賞式でした。
来年も休みをとって生で見るべし!

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