D・M・ディヴァイン『五番目のコード』
本日の本
book-3 『五番目のコード』 D・M・ディヴァイン著 創元推理文庫
STORY:スコットランドのある街。帰宅途中の女性教師が襲われ、この事件を発端として、連続殺人が。容疑をかけられた新聞記者ビールドは、真犯人を見つけようとする。
☆☆☆まだまだディヴァイン出ますね。
連続殺人事件が起きて、アガサ・クリスティの某作品と同じ趣向かと思いきや・・・
それは違いましたね。
なんとなく犯人はこの人じゃないかと薄々感じていて、実際そうだったのだけど、なぜこの人たちが殺されたのかという理由、そして犯人の動機は最後までわからなかった。
やっぱりうまいなあ。
主人公ビールドは、情けない男で、かつての恋人ヘレンの方がしっかりもの。
屈折してるし、女性にだらしないし、お酒の誘惑にも弱い。この主人公が少しずつ再生していくので、なんとなく応援したくなる。
今出てるあと2作品も是非読まなきゃ。
« 麦とホップ(リニューアル) | トップページ | 【ザ・ベスト・オブ・山種コレクション展(後期:戦前から戦後へ)】 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- エラリー・クイーン『Zの悲劇』 (2025.01.11)
- 乙一『ZOO 1』 (2024.12.07)
- クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』 (2024.11.30)
- アレックス・マイクリーディーズ『ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人』 (2024.10.27)
- ロバート・B・パーカー『ゴッドウルフの行方』 (2024.10.01)
« 麦とホップ(リニューアル) | トップページ | 【ザ・ベスト・オブ・山種コレクション展(後期:戦前から戦後へ)】 »
コメント