エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿Ⅱ』
本日の本
book-11 『サイモン・アークの事件簿Ⅱ』 エドワード・D・ホック著 創元推理文庫
STORY:自称2000歳のサイモン・アーク。どこから来たのか、何者かわからない若者が雪原で不可解な死を遂げる「過去のない男」他7編。
☆☆☆謎の男サイモン・アーク物の第2弾。
ホックの短編ならば、圧倒的にサム・ホーソーン物が好きなのだが、作者が亡くなった今となってはもう書かれるはずはないので、せめて同じような不可能犯罪物をということで2冊目も読んでみた。
自称2000歳で悪魔や超常現象の探求をし続ける謎の男サイモン・アーク。
とはいっているけれど、オカルト色はそれほどではなくて、その設定以外はフツーのミステリ。
あ、これ知ってるぞというトリックもあったりはするが、平均的にはまずまずの出来。
短編というより中編に近い「真鍮の街」はハードボイルド的雰囲気もあって、一番印象に残った。
日本の独自編集らしいが、まだまだ出そうですね。
今度3作目も読んでみよう。
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