「みなさん、さようなら」
本日の映画
movie-13 「みなさん、さようなら」 Les Invasions Barbares 2003年加仏
DIR:ドゥニ・アルカン
CAST:レミー・ジラール、ステファン・ルソー、マリ=ジョゼ・クローズ
STORY:父が末期がんと知ったロンドンの証券ディーラー、セバスチャンはカナダに帰国。楽しい病室にしたいという母の頼みを聞いて奔走する。
☆☆☆アカデミー賞外国語映画賞をはじめとして数々の映画賞に輝いた映画。
女癖が悪く散々妻を泣かせてきた父親を反面教師として、ああは絶対なるまいと父親と距離を置いてきた息子。
それでも母親の頼みを聞き入れて(この奥さんも偉いな。あんな旦那なのに・・・)帰国、父親の最期を楽しくしてあげようと奮闘する。
これが、ぶっ飛びなんですね~
息子は大金持ちになっているのだけど、病院を改装して大きな個室を作ってしまったり、世界に散らばっている友人たち(昔の愛人たちも!)を呼び寄せたり、痛みに効くと知ってヘロインを手に入れ、ジャンキーを世話係に雇ったり・・・
いやはや、金持ちじゃなきゃ出来ないことなんですね。
でも、父親を思う気持ちは同じわけで、ずっと疎遠だった息子と和解できた父親は幸せそう。
それだけでなく、友人たちとの楽しいおしゃべりや、おいしいワインと食事に囲まれ、ホントに幸せ者である。
不思議なほど、みなアッケラカンとしていて、なかなか共感できにくい部分もあるのだが(日本人にはあまりない感覚かも)、ラストは感動もの。
ワインと本と女に生きた人生、きっと満足して天国へと旅立つのだろう。
うらやましい。
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