【レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展展】
art-18 【レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想展展】 Bunkamuraザ・ミュージアム
土曜日の仕事帰りに行って参りました。
オープニングは、デューラーの柳の枝の飾り文様。
ヴィンチ村のヴィンチはラテン語でユーラシア柳だそうで、この文様はモナリザの衣装に描かれているとか。そこまで見てなかったなあ。
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代の女性像
ダ・ヴィンチと同時代のラファエロ他である。
ラファエロとその工房帰属の「ヒワの聖母」もいいが、「カーネーションの聖母」もよい。なんでもダ・ヴィンチの「ブノワの聖母」に影響を受けたものらしい。
レオナルド・ダ・ヴィンチとレオナルド派
メインのコーナーである。細かな衣紋の習作2作や、老人の頭部(とっても小さくて相当よらないと見えない)などを見つつ、「岩窟の聖母」へ。
ルーブル、ナショナルギャラリーで見た他に第三の岩窟の聖母があったとは!
3作見比べてみると微妙に違っているのだけど、どれも甲乙つけがたいですね。
そして、今回の目玉、「ほつれ髪の女」。これポプラの板に描かれてるんですね(紙に描かれたものだとばかり思っていた)。ぼかした感じがとってもやさしくて、陰影もちゃんとあるし、素敵な作品。日本初公開だそう。
「モナ・リザ」イメージの広がり
こんだけモナ・リザが飾られると圧巻!モナ・リザの描かれている時から模写がたくさんあったそうで、どれもモナ・リザと微妙に異なり、でも似ていたり。ダ・ヴィンチの未完成作という説もある「アイルワースのモナ・リザ」。これは出来がいい。背景はだいぶ違うけれど、もしかしてホントにダ・ヴィンチのかもと思わせる作品・
「裸のモナ・リザ」、「レダと白鳥」
ダ・ヴィンチ自身は裸のモナ・リザは描いていないもののそういう構想はあったかもと言われているらしい。うーん、でも裸のモナ・リザ、どれも男性みたいなのだ。顔といい、筋肉といい・・・
レダは絵の題材としてはかなり多くて、いろいろな画家が描いているが、ボルゲーゼ美術館所蔵の(ボルゲーゼ美術館展で見たような)「レダと白鳥」が一番素晴らしい。
フォンテーヌブロー派の「浴室のふたりの女性」(ウフィッツィにあるとのこと。見たかなあ)、ルーヴルにある「ガブリエル・デストレ姉妹」になんとなく似ている。同じ画家?両方とも画家の名前はわからないのだが。
神話化されるレオナルド・ダ・ヴィンチ
ダ・ヴィンチ没後の作品。
モナ・リザを描くダ・ヴィンチの絵や、レオナルドの死を描く絵など。
レオナルドの姿といえばこれという長いヒゲのダ・ヴィンチの姿もある。この絵のイメージなんだな、ダ・ヴィンチって。
ダ・ヴィンチファン必見の展覧会です。
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