「きみに読む物語」
本日の映画
movie-21 「きみに読む物語」 The Notebook 2004年米
DIR:ニック・カサヴェテス
CAST:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー、ジョーン・アレン、ジェームズ・マースデン、サム・シェパード
STORY:認知症のアリーの元に足繁く通う男性デュークはある物語を彼女に読み聞かせている。それは1940年、アメリカ南部での恋の物語。裕福な家庭に育ったアリーはバカンスにやってきた地で地元の青年ノアと出会い、お互いに強く惹かれるが・・・
☆☆☆愛の物語。
物語は、一人の老人(ジェームズ・ガーナー)が介護施設に入居している老女(ジーナ・ローランズ)を訪ねるところから始まる。
どうやら、老人は毎日老女の元に通い、ある物語を読んで聞かせているようだ。
そして、その物語の舞台、1940年のノースカロライナへと飛ぶ・・・
裕福な家の娘アリーが休暇先で、製材所で働くノアと出会い、惹かれていく。
ノアは、アリーのまわりにはいなかったタイプで、はじめは驚くがその自由奔放で一途な性格に惹かれるのである。
これってよくあるパターンで、案の定?親によって引き裂かれてしまう。
戦場から毎日のように送ったノアからの手紙を母親によって握りつぶされ、誤解したアリーは、同じ上流社会に属する青年弁護士と婚約する。
そして偶然、ノアと再会して・・・
というのが、老人によって語られるお話。
このお話だけだったら、まあよくありがちなお話だなということで終わるところ、今現在の老人と老女のお話がからむところでぐっとくる。
何度も出会いと別れを繰り返してきた男女のお話なのだけど、年老いてからの別れがつらい。痴呆によって自分のことがわかってもらえないのだから・・・
それでも、奇跡的に老女は一瞬だが記憶を蘇らせ、2人は最期に幸せな時を過ごす。なんて素敵!なんて深い愛!
この終盤でぐんとこの映画の評価があがった。
若い二人は、ライアン・ゴズリングはいいとして、マクアダムズが、上流階級のお嬢さんって感じに見えないのが若干マイナスなのだが(はじけるような明るさはいいけれど)、やはりJ・ガーナーとJ・ローランズがいい。監督は実母のローランズをいつもうまく演出しますね。
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