「第9地区」
本日の映画
movie-25 「第9地区」 District9 2009年米ニュージーランド
DIR:ニール・ブロンカンプ
CAST:シャールト・コプリー、デヴィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ
STORY:ヨハネスブルグの上空に巨大宇宙船が故障で動かなくなった。やむをえず難民として受け入れることになって20年あまり。彼らが住む地区第9地区はスラムと化し、周辺住民との関係も悪化、ついに新しい難民キャンプに強制移住させらることに。責任者のヴィカスは立ち退きの通達をしてまわる途中、謎の液体を浴びてしまい・・・
☆☆☆SFアクション。
南アフリカ出身の監督の長編デビュー作で、アメリカでサプライズヒットしたSF映画である。
あれよあれよという間に表舞台に出て、なんとアカデミー賞にまでノミネートされた。作品賞候補数が増えたというのもあるけれど、この作品がノミネートされるとは驚き!
いろいろとおもしろい要素はある。
南アフリカを舞台としているということ。
その結果、エイリアンへの差別とアパルトヘイトがだぶって見えること。
ドキュメンタリー風だということ。
などなどである。
低予算ということで、B級の臭い(ややC級より?)がプンプンして、多分これは評価がわかれるんじゃないかなあ。
ワタクシとしては、それなりにおもしろかったけれど、うーん、趣味にはあわなかった。
ちょっとねー、エイリアンが気持ち悪くて生理的になんとも・・・
アイディアはいいし(「エイリアン」というよりは、「ザ・フライ」みたいな感じもあるけれど)、ブラックユーモアが効いてるし、ちょっと哀愁が漂うところもよいのだが、悪趣味の方向に傾いているところが苦手だ。
この監督が次に何をとるかは大いに興味がある。
突然予算が何倍にもなって、大味にならないといいですけどね。
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