「クラッシュ」
本日の映画
DIR:ポール・ハギス
CAST:サンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン、ジェニファー・エスポジート、ウィリアム・フィクトナー、ブランダン・フレイザー、テレンス・ハワード、タンディ・ニュートン、ライアン・フィリップ
STORY:クリスマス間近のロス。黒人刑事とその恋人でヒスパニック系の刑事。雑貨店を営むペルシャ人。白人に敵意を抱く黒人青年。差別主義者の白人警官。裕福な映画プロデューサーの黒人夫婦。彼らの人生は思いがけず交錯する。
☆☆☆P・ハギスの監督デビュー作。
そうそう、この映画ってアカデミー賞をとったんでしたっけ?
様々な人種の人物の人間模様ということでいかにもアメリカ的?なのが、ウケたんでしょうかね。
群像劇で、たくさんの人物が出てくるので、まあこれはこういう映画の宿命で最初はわかりづらい。はじめのうちは誰が誰だかわからないことが多いし(この映画は結構有名な俳優が出てるので区別はつくが)、話がバラバラでどうも入り込めなかったり。
でもさすが、P・ハギスの脚本。
それぞれのエピソードがからまりあいながら、ラストへと収束していく。
いいエピソードあり、感動的なエピソードあり、苦いエピソードあり・・・
決してすべてがハッピーエンドというわけではないので、見終わってすっきりという感じではないけれど、うまくまとまっていて、さすがなのである。
車の衝突(クラッシュ)にはじまり、人種間の衝突、感情の衝突など、様々なクラッシュ。
救われる者もいるし、救われない者もいる。
少しつきはなしたような視点だが、これが現実なのだろう。
決して大円団とならなかったところはよかったと思う。
若干、エピソードが多すぎる気はしたが・・・
めずらしくM・ディロンが強烈な役柄だったが、意外によかったのがライアン・フィリップ。
彼の皮肉なエピソード、印象的でした。
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