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2012年6月

2012/06/30

青梅:いもうとや

2年ぶりに青梅、沢井にあるいもうとやに。
酒蔵会社、澤乃井がやっているお店。ままごとやの姉妹店でリーズナブルに食べられるのがよろしい。

2年前にはイレギュラーなカレーおぼろ豆冨膳を食べて、これはこれでおいしかったのだけど、このメニューはなくなっていた。
ということで、フツーにおぼろ豆冨膳を。
今、梅の収穫期ということで、梅酒サービスとのことだったので(6月にきたのははじめてかも)、ワタクシだけいただいた。先日買った日本酒ベースの梅酒ぷらりだったらしい。一時期は泡盛ベースの梅酒にこっていたけれど、最近のブームは日本酒ベース。
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やっぱり、おいしいなあ。トッピングにベーコンが含まれているというのが意外な感じだけど、それも含めていろいろな味がしてよろしい。梅とわさびをアクセントに。
胃にやさしい。
そして、歯にもやさしい(笑)。今ちょうど固いものが食べられないのでとてもよかった(笑)

また来年食べに行こう。

東京都青梅市御岳1-2-5

2012/06/29

ジョン・ダニング『死の蔵書』

本日の本

死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
book-24 『死の蔵書』 ジョン・ダニング著 ハヤカワ・ミステリ文庫

STORY:古本掘り出し屋が殺された。古書好きの刑事クリフは稀覯本の取引にからむ殺人事件を追うことに。

☆☆☆古書の世界を舞台にしたミステリー。
このミステリー、いかにもワタクシ好みっぽいのになぜ今まで読まなかったのだろう・・・

読み始めはなかなか進まなかった。
ハードボイルドな雰囲気になじめなかったから。
そして、サブストーリー的に展開する物語が、なんかあまり本筋にうまくからんでいない気がしたから。

でも、本の名前がポンポン出てくる場面になると楽しいし(活字中毒者的反応?)、クリフが刑事をやめて古書店をはじめるようになってから、スムーズにストーリーが展開していくようになったので、ぐっとのめり込んだ。
あとからふり返ってみると、いろいろと伏線は張られていたし、ミステリーとしてはまずまず。
最後に明らかになるトリックは、簡単なことなんだけれど、へーっと思ったし。

刑事でなくなってもハードボイルドな感じはあるのだけれど、少しは緩和されたような気もするから次作以降はどうなんだろう。
おもしろいのはおもしろかったから、次作を読んでさらに読み進めるかどうか決めようかというところ。

この舞台は好きですね。本好きの人にはうけるでしょうね。
あまりにマニアックな古書の世界にはついていけませんけどね(笑)


2012/06/28

「すべては愛のために」

本日の映画

すべては愛のために~Beyond Borders~ [DVD]
movie-39 「すべては愛のために」 Beyond Borders 2003年米

DIR:マーティン・キャンベル
CAST:アンジェリーナ・ジョリー、クライヴ・オーウェン、ライナス・ローチ、テリー・ポロ、ノア・エメリッヒ、ティモシー・ウェスト
STORY:イギリス社交界で優雅な生活を送るサラ。パーティに突如乱入した青年医師は、やせ細った子供を連れ、貧困や飢餓で苦しむ人々がいることを訴える。衝撃を受けたサラは、やがて私財を投じ、救援活動へとのめりこんでいく。

☆☆☆アンジーらしい映画。

と思ったが、この映画をきっかけにこういった活動に力を入れるようになったみたいですね。

テーマはよい。
世界にはこれほど苦しんでいる人々がいるということ、そして、それを助けようと懸命に活動をする人々がいるということ。

しかししかし・・・
この主人公がどうもねー、自己満足にしか見えないところが辛いのだ。
立派なことなんですよ。でも突っ走りすぎなんだってば(笑)。周囲はそりゃあ困惑するでしょう。家族がかわいそうだし。
あげくの果てに、C・オーウェン扮する医師と恋に落ちたりして。

いやまあ見ようによっては、困難に立ち向かった二人の美しいラブストーリーってことになるのだろうけれど、この恋愛を描くことによって、散漫な印象になったのは否めない。
ましてや、あのラスト!感動は起きなかったなあ。口をあんぐりあけてしまいましたね。

ワタクシが気に入らないストーリーだったってことなんだろうけど、ストーリーが展開するにつれて恋愛ドラマへの比重が大きくなっていくというのはちょっと・・・

一時期ファンだったC・オーウェンもこの映画ではいまいちに見えてきちゃいました。
スレスレで☆3つというところですな。

2012/06/27

サッポロ アイスラガーセブン

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缶のクマさんがかわゆくて、ついつい買ってしまった・・・
って、別にそうでなくとも買いますけどね。

注いでみると、色は思ったより濃い。
飲んでみると、まず、ふわーっと不思議な香りが。
そして、苦味というよりはえぐみに近い味。これ、好みじゃないなあ。

度数が高い(7度)からといって、充実するわけじゃありませんね。
これはリピートなし!

2012/06/26

サントリー ストーンズバー ローリングホップ

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サントリーからローリングストーンズをテーマとしたお酒が発売された。
目立つね、やっぱり、あのベロ(笑)
で、ビールっぽいものじゃないと思っていたのだけど、よくよく見たらビール系飲料(発泡性リキュール)があったので早速購入。

注いでみると、かなり薄い色。
飲んでみると、味も薄いな。でも最後にちょっと甘みを感じる。まあ度数4%だから、グビグビっと一気飲みできちゃいそうな。クリアといえばクリア。コクはなし。
特徴もあんまりないような・・・

2012/06/25

【平澤熊一展】

art-34 【平澤熊一展】 練馬区立美術館

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先日、この美術館で『バルビエ×ラブルール展』を見た際にパンフを拾って行きたくなった展覧会。
今まで聞いたことがなかった画家だったが、なんとなく気になって行ってみた。

年代を追っての展示。

まずは台湾の絵から。
赤茶色の台湾の風景もいいが、台湾の人々のスケッチがまたいい。

帰国後の絵はどうやら試行錯誤だったらしく・・・
ボナールっぽいのもあれば、点描に近いのもあり、かと思えば、ブラック、ピカソ風のキュビズムっぽいのもある。そうそう、エルンストとかパウル・クレーっぽいのもあった。
そして、ひまわりの絵が結構あったが、これはゴッホ・・・

という具合に画風が定まらなかったのか、何が特徴といいづらい画家である。
いろいろな絵が楽しめるけれど。

子供のスケッチはほのぼのしていて、なかなかよい。

小さな展覧会ですが、無料だし、お近くの方は行ってみてもよろしいかと。

2012/06/24

【浮世絵猫百景展】

art-33 【浮世絵猫百景展】 浮世絵太田記念美術館

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お正月に国芳展に行って以来猫の浮世絵づいているワタクシ。
またまたやっていると聞けばかけつけざるをえません・・・

第一景 猫百変化
国芳一門ネコづくしと銘打っているだけあって、国芳及びその一派の作品がたくさん。
猫の当て字、国芳展でも見ました。かつおとかたこの当て字、前も見たけれどいつ見てもおもしろい。
月岡芳年が描いた国芳像、猫を抱いていて心なごむ。

第二景 猫の一日
猫の画では、じゃれてる姿とかこたつに乗ってるのが好き。
ユーモラスな作品がいいですね。
リアルな感じの画では小林清親の「猫と提灯」がいい。
 
第三景 猫のお化け 第四景 猫は千両役者
またまたこの章は歌舞伎の知識がないとキツイ。
きっと詳しい人なら、いちいちどの場面なのかわかるに違いない。

第五景 猫の仕事・猫の遊び
猫鼠合戦の三枚がおもしろい。擬人化され方がいい。

第六景 猫の事件簿
忠臣蔵など。擬人化が著しい。

第七景 猫のまち
猫とねずみの争いを描いたものがたくさんで、これもまた気に入った。

第八景 猫の絵本
細かい絵本である。全部パラパラとめくって見られたらなあ。

なんでも前後期あわせて2321匹の猫が描かれているそう。
そんなに数えられない(笑)
後期も是非行かねば。

2012/06/23

片野優・須貝典子『図説プラハ 塔と黄金と革命の都市』

本日の本

図説 プラハ (ふくろうの本/世界の歴史)
book-23 『図説プラハ 塔と黄金と革命の都市』 片野優・須貝典子著 河出書房新社

旅行の予習もだいぶ進んでおります。
またまたプラハの本。

河出書房新社のふくろうの本、写真もいっぱいあるし、わかりやすくてなかなかいいですね。

プラハではビアホール!と決めているのだけど、「ウ・カリハー」是非、行ってみたい。
作家ハシェクの小説『兵士シュヴェイクの冒険』の挿絵キャラクターがマスコットとなっているお店らしいのだが、グッズもいっぱい売ってるみたい。見たら買っちゃいそう・・・

チェコのビールも楽しみ!

2012/06/22

千足伸行『もっと知りたい世紀末ウィーンの美術』

本日の本

もっと知りたい世紀末ウィーンの美術―クリムト、シーレらが活躍した黄金と退廃の帝都 (アート・ビギナーズ・コレクション)
book-22 『もっと知りたい世紀末ウィーンの美術』 千足伸行著 東京美術

ウィーンに行ったら、今まで行ったことがないベルヴェデーレ宮殿(国立オーストリア美術館)や、レオポルド美術館に行ってみたい。
ということで読んで(見て)みた本。

前者には、クリムトの接吻があり、後者にはシーレのコレクションがある。

しかし、世紀末美術といっても当然、クリムトやシーレだけではないわけで、自然主義、印象主義、そしてリングシュトラーセ様式といわれるネオ様式の美術もある。このあたりもしっかり見てこなくては。

あと、一応知ってはいる、クリムトとシーレの間に位置する第三の画家ココシュカも。ふーん、アルマ(マーラー)の愛人だったとはね。

2012/06/21

「Re:プレイ」

本日の映画

リプレイ [DVD]
movie-38 「Re:プレイ」 The I Inside 2003年米英

DIR:ローランド・ズゾ・リヒター
CAST:ライアン・フィリップ、スティーヴン・レイ、ロバート・ショーン・レナード、スティーヴン・ラング、ピーター・イーガン、パイパー・ペラーボ、サラ・ポーリー
STORY:心拍停止となるも奇跡的に命を取り留めたサイモンだったが、2年間の記憶を失っていた。彼の妻と名乗るアンナや、金髪の女性が訪れるが何も思い出せず混乱する。やがて兄の元に向かっていて交通事故に遭ったことを思い出すが・・・

☆☆☆SF的サスペンス。

2分間の心拍停止から蘇った主人公サイモン。2000年とばかり思っていたら、目覚めるとそこは2002年。2年の記憶がまったくないサイモン。
見知らぬ金髪の女性や、妻だと名乗る女性が現れ、空白の2年を主人公が取り戻していく物語だと思ったら、ちょっと違った。

サイモンは、2000年と2002年の二つの時を自由に行き来し、なんとか2002年の出来事を変えようとする。
かといって、タイムトラベル物ではないし、うーん、難しいなあ。ネタバレになっちゃうから。

見ている間は、はじめ何がなんだかわからず混乱してしまったというのが正直なところ。
しかし、次第に様子がわかってきて、最後はなるほどこういうことかと。
ただ、ちょっともやもやしたラストだなあ。まあ好みでしょうけれど。
思わせぶりな登場人物と展開だったので、違うストーリーを想像したのだけれど、こういうことか。

この頃旬だったR・フィリップスがなかなかよいが、悪女役のパイパー・ペラーボが強烈。

もの悲しい結末なのでありました。

2012/06/20

新宿:犀門

美術館を2つはしごして、遅くなったのと疲れたので飲んで帰ることに。
新宿だったら飲むところはいくらでもあるのだが、ついつい好きなお店へ。
今年2度目の犀門。

結構な客の入りだったが、ゆっくり静かに飲めるのがよい。

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まずはヱビス生で乾杯(お通しはつみれ)。その後は、赤ワイン2種をいただく。
アユソ・アバディア・デ・ロブレ(スペインのテンプラニーリョ種)とヴァンドペイドック・ルージュ・キュヴェ・アマンディエ(フランス・ラングドック・ルーションのグルナッシュ・カリニャン)。この順序で飲んだが、前者の方が好みで、飲む順番を逆にすればよかったと。

いただいたのは・・・

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砂肝のスパイシー揚げ。

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姫とうもろこしの天ぷら(これが最大のヒット!姫とうもろこしなんて売ってるの見たことないけど)。

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水菜としらすのサラダ。

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いわしのトマトオーブン焼き。

今回もどれもおいしくいただいた。あれこれ食べたくていつも目移りしちゃうのが難点。
また三ヶ月後に?(笑)

東京都新宿区新宿3-36-15 内野ビル4F

2012/06/19

【アンリ・ル・シダネル展】

art-32 【アンリ・ル・シダネル展】 損保ジャパン東郷青児美術館

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アンリ・ル・シダネルの絵は何度も見ているはずなのだが、名前には記憶がなかった。
が、ポスターの絵が気に入ったのと、フランス・ジョルブロワの風という謳い文句に惹かれて行ってみることに。

アンリ・ル・シダネルは19世紀末から20世紀前半に活躍した画家。
はじめて知ったのだが、シダネルの妹はルオーと結婚したらしい(交流はほとんどなかったらしいが)。
印象派、象徴主義、アンティミスト・・・
いろいろに形容されるシダネル、果たしてその画風は・・・

第1章の自画像に続いて
第2章 エタプル
パリで絵を学んだあと、シダネルが移り住んだのが寒村のエタプル。
気候風土もあるのかもしれないが、ミレー風の絵があった(羊の絵など)。
とはいえ、まだまだ模索中と言ったところで、いろいろな画風が見られる。

第3章 人物像
あまり描かなかったという奥さんカミーユの肖像が2点。
「月明かりのなかの輪舞」や「朝」など神秘的な雰囲気が漂い、象徴主義に傾いているかなという感じ。

第4章 オワーズ県の小さな町々
このあたりから、光が印象的になってくる。そして、絵の中の人物は消える。
淡い光に照らされた「夕日のあたる大聖堂」などは、モネのよう。印象派の影響も大きい。

第5章 取材旅行
取材旅行で訪れた風景画の数々。
夕暮れ~夕闇~夜が描かれた作品が多く、色調は暗い中に、窓からもれる光が美しく幻想的。この窓の明かりがあるからこそほっとできる絵になっているものと思われる。

第6章 ブルターニュ地方
引き続き月明かりを描いた風景画もあったが、朝を描いた絵も。いずれも落ち着きのある絵で、なかなかによい。

第7章 ジェルブロワ
シダネルは、ノルマンディーの小さな町ジェルブロワを訪れた際、一目で気に入り、移り住む。
ここではたくさんの絵が生まれている。
彼は自分の庭をバラで飾ったが、彼のバラ園の評判を聞いて地元の人々もバラを植え、やがてこの町はバラの町として有名になったとか(フランスで最も美しい村の1つに認定されている)。
そんなバラを描いた「離れ屋」。夜のぼんやりした光の中に浮かび上がるバラが美しい。
きっと、この町をとっても気に入っていたのだろう。どれもやさしい明るさに満ちた絵であった。

第8章 食卓
シダネルは、人のいない食卓の絵をたくさん描いている。
今から食事なのか、食事はもう済んでいるのか、いろいろと想像をかき立てられる。
室内の食卓を描いた絵は、食後かと思いきや、スープが描かれており、食事の途中?
なんとも不思議だ。

第9章 ヴェルサイユ
シダネルは、ヴェルサイユへと引っ越しし、寒さの厳しいジェルブロワには春~夏に住み、その他はヴェルサイユで暮らすことに。
宮殿の目の前に住んでいたシダネルは、建物の中にはまったく興味を示さず、もっぱら庭に興味をもったという(シダネルらしい!)。
正直なところ、ジェルブロワ時代の絵の方が完成度が高いと思ったが、シダネル的な光の描写はかわらず、ヴェルサイユの明るい光がよくとらえられていた。

今までよく知らなかったシダネルだが、とても気にいりました。

新しい収蔵品として、モーリス・ドニのお孫さんのクレールさんから寄贈されたというドニの3枚をはじめて見た。これもいいですよ。

2012/06/18

【近代絵画の開拓者 高橋由一展】

art-31 【近代絵画の開拓者 高橋由一展】 東京藝術大学大学美術館

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久々の回顧展だという高橋由一展に行って参りました。
結構な人の入り。雨だったんですけどね。

プロローグ 由一、その画業と事業
オープニングは由一のちょんまげ姿の自画像から。なかなかインパクトのあるお顔。
ずっと明治を代表する洋画家と思っていたのだけれど、江戸の時代の人だったんですね。

1.油画以前
洋画家高橋由一もスタートは墨絵。
まだまだこの頃だと、イメージがわかない。
この中で気に入ったのは猫図。

2.人物画・歴史画
由一の人物画はかなりリアル。というかリアルすぎてちょっと怖い。
重要文化財である「花魁」もしかり。描かれた本人がこんなじゃないと泣いたそうだけれど、実際に写し取るとこんな感じだったのかもと思わせる。
うーん、しかし、大久保利通とか岩倉具視、ちょっと寸詰まり感が・・・

3.名所風景画
由一というとあまり風景画というイメージはなかったのだけれど、案外いい。
構図がおもしろい。いくつかの江ノ島図、どれも同じ構図。
2枚の鵜飼図もなかなか。
「芝浦夕陽」はかなり西洋風で、ちょっとベネチアを連想したりする。

4.静物画
しかし、やはり由一は静物画ですね。
「鴨図」、「鯛図」のリアルさ。
京都のみで公開されるという「豆腐」も見てみたかったなあ(写真のみで見ました)。残念。
しかししかし、ここでの見ものはなんといっても鮭。3つ並んだ鮭、壮観。
真ん中の鮭が切手になり、教科書にも載ってる鮭だが、はじめて実物を見た。うろこの感じがさすが。身もおいしそう。
左は山形にあるもので、鮭の向きが違う。本家、鮭より少しラフな感じ。
そして、右は笠間日動にあるもの。何年か前、笠間日動に行った際、鮭を見て本家だとばっかり思ってたのだが、実は見たのはこの板に描かれたこれだったのだ。これが一番身がそがれているし、一番小さい。
うーん、しかし鮭って何点もあったのは衝撃でした。

5.東北風景画
明治に入って一時期洋画がすたれかけた時に、山形県令だった三島通庸の要請で、東北各地で行われた土木工事の記録画がたくさん。
軽く描いたスケッチ風だけれど、これは貴重な記録画である。

こんなに一気に高橋由一を見たのははじめてだったが、充実の展覧会。鮭3点を是非!
24日まで。

金刀比羅宮の美術館には由一作品が27点もあるそうで。ここも是非行ってみたい。

2012/06/17

四ッ谷:タラキッチン四谷店

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昨日仕事を終えて、前々から気になっていたインドカレーのお店に行ってみた。タラキッチン。東中野にあるお店が第一号店、ここが二号店らしい。
今年の1月末くらいにオープンしたお店。前は洋服屋さんだったっけ、ここ。

土曜はランチのセットがないお店がよくあるが、ここは平日同様有り。
シングルカレーセット(カレー1種類+サラダ+ナンまたはサフランライス)580円、ダブルカレーセット(カレー2種類+サラダ+ナンまたはサフランライス)750円、ダブルカレーとチキンティカセット(ダブルカレーセット+チキンティカ2ピース)980円。
安いですね。

すごーくお腹がすいているというわけではなかったのでシングルカレーセットにすることにして、100円プラスでドリンクもつけることに。ナンをチョイス。
私はマッシュルーム・サーグ(ほうれん草)カレー、同居人はバターチキンカレー。
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おー、ナン大きいな。
そして、カレーは金属の器じゃなくて陶器の器に入ってきた。この方がいいかも。


結構スパイシーで辛さがじわじわくる。
バターチキンはかなり甘い。砂糖が入っているということだからその甘さもあると思うけど、ミルクっぽさもある。辛口にしてもらってもいいかもしれない(辛さはお好みで変えられる模様)。

夜は居酒屋として使えるみたいだし、1品がリーズナブルだし、今度は夜行ってみたい。
昨日通されたのは1階だったのだけど、2階がどうなってるかも気になる・・・


東京都新宿区四谷2-9-15 サンサーラ四谷 1F、2F

2012/06/16

【ジョルジュ・ルオー 名画の謎展】

art-30 【ジョルジュ・ルオー 名画の謎展】 パナソニック汐留ミュージアム

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ルオーは好きな画家の一人で、ルオーやってると聞くとついつい行きたくなってしまい・・・
去年も今の時期この美術館を訪れているのだが、夕方少し早引けして行って参りました。

第1章 色の謎
まずはルオーの色に焦点をあてる。
ルオーというと、原色の鮮やかな色とともに、黒のイメージもあって、好みはいろいろだと思うが、ワタクシはどちらも好き。
おなじみ、ミセレーレ、ユピュおやじなど、黒が印象的な版画。
とともに紹介されるのは、青い作品、そして金色の作品。
青はなんでも海へのあこがれではないかとの説もあるようだが、確かに突き抜けるような青は美しい。
そう言われてみると、ルオーの風景画などは青が結構主張しているように思える。
そして、ルオーは金を直接使っていなくても金色に見える手法を使っていたとのことで、数点展示があったが、この初期の作品は、師であるギュスターヴ・モローの影響がかなり見られる。
「後向きの娼婦」は新所蔵品とのこと。

第2章 形の謎
ルオーが好きな題材・・・形というと、道化師やサーカスに登場する人物、顔そのものの他、案外風景画も多いのである(昔は風景画っていうイメージがあまりなかったのだが)。
サーカスはたくさんの作品があるが、華やかさはほんのちょっと、どちらかというと寂しさの度合いが大きい。
そして、キリストを中心とする顔の絵は、神々しい。
案外ワタクシが好きなのは、風景画で、それは現実の風景もあるし、聖書の中の風景もあるのだが、どちらも静かで神秘的である。

第3章 ハーモニーと謎
ルオーは、かつて描いた作品に書き足してみたり、裏に描いてみたりと、最後まで手を加えることが多かったという。
今回ポスターにもなっている「キリスト」はミセレーレ2のイエスの版画を油彩にして、いろいろと書き加えることにより別の作品となったもので、そういった背景を知りつつ、見るのもまた楽しい。

パナソニックらしく、照明の違いでどう違って見えるかも実証してみたり、クイズ形式になっていたりと、大人だけでなく子供も楽しめるようになってますね。

24日まで。

2012/06/15

「閉ざされた森」

本日の映画

閉ざされた森 コレクターズ・エディション [DVD]
movie-37 「閉ざされた森」 Basic 2003年米

DIR:ジョン・マクティアナン
CAST:ジョン・トラボルタ、コニー・ニールセン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョヴァンニ・リビシ、ブライアン・ヴァン・ホルト、テイ・ディグス、ティム・デイリー
STORY:パナマ米軍基地から訓練に向かったレンジャー部隊が行方不明に。17時間後生存者が発見されるが、味方同士で撃ち合っていた。生存者は黙秘をつらぬき、責任者のスタイルズ大佐はかつてのレンジャー隊員で今は麻薬捜査官のハーディを呼び寄せる。

☆☆☆軍事サスペンスミステリー。

2人の生存者の証言から本当は何が起こったかを2人の捜査官が探っていくというサスペンス。
こういう映画、ワタクシ好きそう・・・
さらに、2人の証言は食い違い、どちらが嘘をついているのか、どちらの証言が本当なのか、捜査官たちが翻弄され、惑わされる。つまりは見ている我々もだまされるわけで、この二転三転する具合がおもしろい。

ただ・・・
訓練の場面が暗く(DVDで見たせい?)、そして、明確に顔がわかる俳優が2,3人しかいなかったため、今の誰?状態になってしまい、わかりづらかったのが難点である。
はじめに、誰が誰ときっちり紹介してくれるか、はっきり顔の違いがわかる俳優ばかりを出してくれるとありがたかったのだけど・・・

まあしかし、先の読めない展開はハラハラドキドキで、さらなるどんでん返しもあって、なかなかにうれしい。
トラボルタにジャクソンですからね、タダで終わるわけはないよね。
なんてこと考えて見たらおもしろさが半減するからやめましょう(笑)。


2012/06/14

パスクア ロッソ・デル・ヴェネト

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イタリアはヴェネトのワインなのに、赤というのがおもしろくて購入。
まあ赤も作ってるんでしょうけどね。

注いでみると、かなり色は薄め。
そして飲んでみると軽め。

コクには無縁だけれど、とっても飲みやすいのでついつい飲み過ぎちゃう。まあ度数は12度と低いからいいですけど。
がぶ飲み系ワインですね。

2012/06/13

「ペティグルーさんの運命の1日」

本日の映画

Miss Pettigrew Lives For A Day - 映画ポスター - 11 x 17
movie-36 「ペティグルーさんの運命の1日」 Miss Pettigrew Lives For Day 2008年英米

DIR:バハラット・ナルルーリ
CAST:フランシス・マクドーマンド、エイミー・アダムス、リー・ペイス、マーク・ストロング
STORY:1939年のロンドン。中年家庭教師ペティグルーはクビになり路頭に迷う。仕事斡旋所でこっそり顧客名簿を盗みみた彼女は、女優デリシアの元を訪れ、ピンチを救ったことから私設秘書として雇われることになって・・・

☆☆☆未公開のコメディ。

これ拾いものでした~

配役がいいんですね。
あまりに堅物すぎて融通がきかなさすぎて家庭教師の職を解雇されてしまったペティグルーさん。真面目な顔してずれたことをするこの役にフランシス・マクドーマンド。やっぱりうまい。
どんな役でもこなす女優さんだけれど、微妙なおかしさを演じるのとってもうまい。

そして、ちょっと頭が足りなくて、でも憎めない女優役にエイミー・アダムス。舌っ足らずなしゃべり方(これは演じてるんでしょうけど)でかわいらしい。レトロ感のあるような役柄があう女優さんだ。

まあ多分こうなるんだろうなあという結末なのだけど、安心して見られるわけで、見ていて気持ちいいコメディ。ハートウォーミングなコメディと言えばいいのかな。

ペティグルーさんが今まで体験したことのない、芸能界という華やかな世界に足をつっこむことになったとまどいや、デリシアの三股交際のドタバタ、おかしみがテンポよく進んでいき、いい感じに着地。

この映画、知ってる人は少ないと思うのが残念だな。
未公開映画もやっぱり見て見なきゃと思うわけです。


2012/06/12

中野京子『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』

本日の本

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)
book-21 『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』 中野京子著 光文社新書

旅行のための予習シリーズはまだまだ続く・・・

中世から20世紀初頭まで約650年も続いたハプスブルク王朝。
そもそもスイスの片田舎の弱小豪族にすぎなかったハプスブルク家が、棚ぼたで神聖ローマ帝国皇帝の地位を手に入れ、ヨーロッパを席巻、衰退していくまでを、名画とからめながらその歴史をひもとく本。
とてもわかりやすいので、ハプスブルクの歴史をはじめて学ぼうという人にもいいかもしれない。絵に興味があったらさらに楽しめる。

ハプスブルク家というと、まず思い浮かぶのがマリア・テレジア、そしてエリザベート。スペインでいえば、フェリペ2世。絵で思い出すのはマルガリータ王女・・・
そうそう、マリー・アントワネットもそうだし、かのナポレオンもハプスブルク家と関わりがあったのだった。

といったところだが、最初から最後まで、よくもまあこんなにドラマがあるものだと(笑)。
戦争、政略結婚、血族結婚、狂気、魔術、革命、処刑・・・
あらゆるドラマが詰まった歴史で、いやはやおもしろい。どのエピソードも濃いこと!

一枚の絵に描かれた人物に焦点をあてながら歴史を語るスタイル、なかなかよいと思う。
そのうちブルボン家のも読んでみよう。

2012/06/11

ミラドール・セレクション ピノ・ノワール

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ピノ・ノワールといってもフランスのワインではなくてチリである。
ピノ、大好きなのだけど、当たりはずれも大きいので難しい。さてこれはどうか。

かなり若い感じ。
けれど若干の甘みがあってちょっとバランスが崩れそうながら、ギリギリ保っている。まずまずじゃないかと思う。

まあでもブルゴーニュとは違うんだな。

2012/06/10

「恋とニュースのつくり方」

本日の映画

恋とニュースのつくり方 [Blu-ray]
movie-35 「恋とニュースのつくり方」 Morning Glory 2010年米

DIR:ロジャー・ミッシェル
CAST:レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード、ダイアン・キートン、パトリック・ウィルソン、ジェフ・ゴールドブラム
STORY:失業したTVプロデューサーのベッキーはニューヨークのローカル局に拾われるが、任されたのは低視聴率で局のお荷物番組デイブレイク。伝説の報道キャスター、マイクをキャスターに起用するが、番組がはじまってみると、マイクはプライドばかり高くて指示には従わず、お局キャスター、コリーンとも喧嘩ばかり。打ち切りを宣告されたベッキーは・・・

☆☆☆恋に仕事にがんばる女性プロデューサーを描いたロマコメ。

元気印R・マクアダムスにぴったりの映画ですね。
こういう役、とってもいいと思う。

時には落ち込むことはあるけれど、仕事一直線、恋には少々奥手だけどがんばる女の子。
この映画でも、絶対無理ということを持ち前のパワーで成し遂げる。

我が儘し放題、プライドばかり高くて周囲になじもうとしないマイクに手を焼き、お局キャスターとの中の悪さにうんざりし(この二人のいがみあいがおもしろい)、打ち切りを宣言されても決してめげない!超ポジティブ。

ようやくマイクともうち解けたと思いきや・・・
失望して局を去りかけたベッキーを引き留めたのは・・・
ほほえましいエピソードでしめくくられ、ハッピーエンド。めでたしめでたし。
こういう映画はベタでもこうじゃなくちゃね。

R・マクアダムスがはつらつと演じていていいのだが、H・フォードもD・キートンも楽しそうでよい。H・フォードは、全体的にはやな奴なんだけど、お茶目な一面も見せるし、D・キートンはくすっと笑わせてくれるし。

こういうハッピーな映画、時々無性に見たくなりますね。


【ホノルル美術館所蔵 北斎展】(後期)

art-29 【ホノルル美術館所蔵 北斎展】(後期) 三井記念美術館

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前期も行った北斎展の後期に先日行って参りました。
半分だけじゃね。

詳細は前期の感想を見て頂くとして簡単に後期の感想を。

まずは富嶽三十六景。
どこに富士山がいるのかなあと探すような作品が好きで、そういう意味では前期の方が好きな作品が多かったのだが、今回でいえば「深川万年橋下」なんかがいいですね。橋の下にちらっと富士山が見える。
前期に出ていた「凱風快晴」と対になるような作品「山下白雨」は同じ場所での展示。この2つでは「山下白雨」の方が好き。稲妻がポイント。

百人一首うはかゑときは、歌に沿った画もあるが、まったく違う画もあり(解釈が斬新!)。
できれば全部に解説をつけてほしかったですね。スペースの問題なんでしょうか。

諸国瀧廻りも楽しみなシリーズだが、よくよく見ると滝というより、木の根っこのような画もあり。斬新なデザインである。

北斎漫画はやっぱり楽しい。
全編通してみてみたい。

シリーズもの以外では「遊亀」がいい。3匹の亀の内、一匹は蓑亀で、3匹のバランスが絶妙。なぜか気に入ってしまった。

後期は17日まで。是非!

2012/06/08

沖島博美『旅名人ブックス45 プラハ歴史散歩』

本日の本

旅名人フ゛ックス45 フ゜ラハ歴史散歩 第5版 (旅名人ブックス)
book-20 『旅名人ブックス45 プラハ歴史散歩』 文:沖島博美 写真:武田和秀、朝倉利恵 日経BP企画

旅名人ブックス3冊目はプラハ。
チェコを読んだところで、さらに特化したプラハ。

うーん、いろいろ行きたいところが出てきてしまって困るなあ。
そうそう、ビアホールも是非行って、がんがんビールも飲みたいし(笑)。あれこれ飲み比べしたいですね。
前回行った際は、ホントにダイジェスト版で、あっという間に去ってしまったという感じだったからじっくりゆっくり回りたいと思います。ってほどの滞在時間じゃないけれど・・・

ムハ(ミュシャ)ミュージアムは是非行こう!

このシリーズはホント、写真が豊富でいいな。旅行には重くて持って行けないけど。

2012/06/07

ブルゴーニュ ピノ・ノワール ル・フルール

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復興支援ワインとして買ったワイン(一部義援金となる)。
ピノ・ノワールは大好きなので期待大。

注いでみると、案外色は薄い。
コクはそれほどある方ではなくて(まあピノ・ノワールだし)、やや酸味が。泥臭さはなし。

なんでも、有機肥料を使い、減農薬で作ったぶどうを使用している自然派ワインらしくて、いい葡萄なんでしょうねぇ。

とても飲みやすくて、ピノ・ノワールはあんまり・・・という方でも大丈夫かと。
サラリと飲んでしまいました。

2012/06/06

【ボストン美術館日本美術の至宝展】

art-28 【ボストン美術館日本美術の至宝展】 東京国立博物館平成館

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混んでるの覚悟で行って参りました。
10時すぎに入口に到着したところ、入場まで20分待ち。幸い雨はやんでいたのでよかった・・・
しかし入ってからも混み混み。まあ覚悟してましたけどね。

プロローグ コレクションのはじまり
ボストン美術館の日本美術コレクションはフェノロサ、ビゲロー、そして岡倉天心のコレクションが元となっている。
ということではじめに平櫛田中の岡倉覚三像からはじまる。
近所にある平櫛田中美術館行ってみなきゃ。

仏のかたち 神のすがた
平安~鎌倉時代の仏教美術からはじまる。
今朝NHKBSプレミアムでやってた「馬頭観音菩薩像」が早々登場。截金を用いた装飾、ちょっと細かすぎでよく見られなかったのが残念。なにしろ、混んでるので・・・
力強い「四天王像」などもよかったが、現存する最初期の快慶の仏像だという「弥勒菩薩像」は曲線がよい。

海を渡った二大絵巻
この部屋は激混み。
なので覚悟してみる必要あり。
でも見る価値あるので、是非並んでみたらいいと思う。
まずは「吉備大臣入唐絵巻」の第一巻から第4巻まで。24メートルもあったものが、4巻にわけられてるとのことでそれが全部来日。贅沢!
これ、とってもおもしろい。とってもユーモラス。
吉備真備が空を飛んだり、超能力を使ったり。
少々時間はかかると思うけれども、是非最前列で全部をじっくりと見るといいと思う。
「平治物語絵巻」は緊迫感あり。

静寂と輝き 中世水墨画と初期狩野派
大好きな山水画と花鳥図が並ぶ。
麝香猫、鴛鴦の絵いいですね。
そして、「京名所図等扇面」、まさに名所案内になっていておもしろい。

アメリカ人を魅了した日本のわざ 刀剣と染織
着物はあまり興味がなく、刀剣もさらに興味がないのでささっと通りぬけ。

華ひらく近世絵画
ここまで来ても相当混雑していたけれど、絵巻のところがあまりに混んでいたのでたいしたことないやと思うくらい(決してすいてません!)。
このパートはかなり充実。
まず部屋に入って目に飛び込んでくるのが龍。でも蕭白じゃあない。長谷川等伯の「龍虎図屏風」である。左側が虎、右側が龍。迫力もあるけれどユーモラスでもある。
等伯の子、左近の画もいいですね。
そして、狩野永納の「四季花鳥図屏風」がいい。四季おりおりの花と鳥が描かれているのだけど、つくし、たんぽぽからはじまり、豪華な牡丹、すすき、梅、椿などかなり細かく、見応えがある。
有名な「松島図屏風」も。大胆にデフォルメされていて、抽象画のよう。色も斬新。
若冲も2点きていた。鸚鵡がかわいい!「十六羅漢図」の4幅も若冲らしい大胆さあり。

奇才 曽我蕭白
待ってました蕭白!
だいぶ前に府中市立美術館で蕭白を見て以来大ファンで、これだけの蕭白の作品を持っているとは!(千葉市立美術館でやっていた蕭白ショック!展行けなくてとっても残念)
大胆さと緻密さが同居している蕭白。あらためて思ったのは、案外漫画チックだということ。昔の人には受け入れられていたのかどうか・・・とにかくユニークである。
今回の見ものはなんといっても「雲龍図」。いやはやすごい迫力。つながった絵だとばかり思っていたが、真ん中の胴体のところはないのであった。

相当混雑していて、見るのに時間がかかるので結構疲れましたが、行ったかいあり。
今度の日曜までますます混雑するでしょうけれど、是非!


2012/06/05

アサヒ ダイレクトショット

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先日発売された新ジャンル。
コマーシャルもいかにも夏っぽい!刺激とか爽快といううたい文句も・・・
なんでも、広い注ぎ口がウリみたいなのだが、缶から直接は飲みたくはないのでフツーにグラスに注ぐ。

注いでみると、色は案外濃いのだけど、泡があっという間に消えてしまう。
飲んでみると、少々臭みあう。
つけたような苦味があるけれど、最後に残るのは甘み。
でもあんまり爽快さはなかったなあ。

缶から直接飲むと違うんでしょうかね。

2012/06/04

【芸術家の肖像展】

art-27 【芸術家の肖像展】 三鷹市美術ギャラリー

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先週の新日曜美術館で見て興味を持った展覧会に行ってみた。
19、20世紀の芸術家たちを撮った写真展である。

アングル、ドラクロワ、ドーミエ、ミレー、コロー、セオドール・ルソー、セザンヌ、モネ、マネ、ルノアール、アンリ・ルソー、マティス、ロートレックなどなど・・・

最初の頃の写真はさすがに粗いけれど、20世紀になるとずいぶんと発達したことがわかる。

画家の自画像とはまた違った姿で、写真だから見たままなのだけど、写真といっても様々。

アトリエで描く姿や、屋外で写生をする姿は特に興味深い。
絵を描く姿も様々でおもしろいし、描いている向こうに写っている絵は、これは見たことあるぞいうものがあったり。特に、サージェントの「マダムX」これはわりと最近見たから、おおーっと思いましたね。

かしこまって撮った写真より、自然体で写っている写真の方が見ていて楽しい。
おのずと画家本人の性格も写真にあらわれるようで、この人いい人だなとか、この人難しそうな人だなとか。

なかなかにおもしろい企画です。

2012/06/03

三鷹:つけめんTETSU 三鷹店

三鷹市美術ギャラリーに行く前に寄ったつけ麺やさん。駅の真下にあるお店。

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看板が温泉マークみたい。

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並んでいたので一瞬ひるんだが(我が家は並ぶの大嫌い)、こういうお店は回転が早いはずということで、食券を買って並ぶ。

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そして頼んだのはあつもり。
つけ麺大好きなのだが、麺をしめるとだんだんスープが冷めてしまって残念な感じになるので、あつもりの方がいいのだ。
でも、このお店、冷めたら頼むと焼き石を出してくれるそうだから、フツーのつけ麺でもよかったのかもしれない。

麺はかつおだし汁につかってやってくる。
麺にだしの味がつくわけではないけれど、麺を入れる際に薄まらなくていいという効果が。
スープの具は分厚い豚肉(バラ)、なると、ねぎ、メンマ。

スープはかなり濃い。魚介の味が強くとろみがかなりある。
これくらい濃いと最後まで薄まった感じはしない。
かつおだしで最後割って飲むといいのだろうけれど、濃いので全部飲み干すのは困難な気がした。

うむうむ、でもつけ麺はやっぱり好きだな。

東京都三鷹市下連雀3-46-1 Dila三鷹南口1F

2012/06/02

【鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展】

art-26 【鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展】 練馬区立美術館

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先日、午後休みをとって行ってきた展覧会。

古書コレクターの鹿島茂氏のことは、だいぶ前、なんの雑誌だったか忘れたけれど読んで知って、パリの古書店めぐり楽しそうだなあ、そしてコレクションすごいなあと思っていた。
で、昨年1の展覧会(グランヴィルだった)に行こうと考えていたのに、地震で行きそびれ・・・
ようやく今回行ってみたという次第。

ジョルジュ・バルビエは、雑誌の挿絵や挿絵本の他、衣装デザインも手がけた画家。
カラフルな色づかいが目をひく。若干退廃的な香りもしつつ・・・作品によってはアジアンな雰囲気も。
一番楽しかったのは、ファッション誌のイラスト。
大きな虫眼鏡を持って見ている人が何人かいたが、確かにね。細かいのでいいかも。意外に繊細な線。

バルビエと対照的なジャン=エミール・ラブルールはシャープな線描が特徴とのこと。
ワタクシとしてはラブルールの方が好みかな。というわけで、ラブルールの方が作品数は少なかったがじっくりと鑑賞。
シンプルな線だけで描いた「楕円形の鏡」7枚がまず印象に残る。
これは線がそれほど細くはないのだけど、エングレーヴィングの線は細かいのなんの。
それがシャープな印象を与える。
昆虫とか海洋生物を描いたものがこれまたツボ(白蟻はちょっと・・・)。
「歌うカエル」などはユーモアもたっぷり。
ラブルールの作品はもっと見てみたいなあ。

いやはや、しかし、このコレクションはすごいですね。
なんでも、古書にマンションが買えちゃうくらいのお金を使ってるとか・・・(そんなに??)

第3弾も是非行きたいと思います。
つくづくグランヴィルを見損なったのが残念・・・

※この展覧会は明日で終了です。

2012/06/01

チョコレート・メルロー ザ・ココ

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アフリカの赤ワイン。
結構濃い色してるから、ピノタージュかと思いきやメルロー100だった。

ザ・ココと言っているだけあって、ちゃんとカカオの香りと味がする。
ふーん、おもしろいな、こういうのも。ちょっと料理を選ぶ感じはあるけれど・・・

ただ、しょっちゅうはいいなと思う。
飲んでると目新しさがなくなっちゃって・・・

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