【鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展】
art-26 【鹿島茂コレクション2 バルビエ×ラブルール展】 練馬区立美術館
先日、午後休みをとって行ってきた展覧会。
古書コレクターの鹿島茂氏のことは、だいぶ前、なんの雑誌だったか忘れたけれど読んで知って、パリの古書店めぐり楽しそうだなあ、そしてコレクションすごいなあと思っていた。
で、昨年1の展覧会(グランヴィルだった)に行こうと考えていたのに、地震で行きそびれ・・・
ようやく今回行ってみたという次第。
ジョルジュ・バルビエは、雑誌の挿絵や挿絵本の他、衣装デザインも手がけた画家。
カラフルな色づかいが目をひく。若干退廃的な香りもしつつ・・・作品によってはアジアンな雰囲気も。
一番楽しかったのは、ファッション誌のイラスト。
大きな虫眼鏡を持って見ている人が何人かいたが、確かにね。細かいのでいいかも。意外に繊細な線。
バルビエと対照的なジャン=エミール・ラブルールはシャープな線描が特徴とのこと。
ワタクシとしてはラブルールの方が好みかな。というわけで、ラブルールの方が作品数は少なかったがじっくりと鑑賞。
シンプルな線だけで描いた「楕円形の鏡」7枚がまず印象に残る。
これは線がそれほど細くはないのだけど、エングレーヴィングの線は細かいのなんの。
それがシャープな印象を与える。
昆虫とか海洋生物を描いたものがこれまたツボ(白蟻はちょっと・・・)。
「歌うカエル」などはユーモアもたっぷり。
ラブルールの作品はもっと見てみたいなあ。
いやはや、しかし、このコレクションはすごいですね。
なんでも、古書にマンションが買えちゃうくらいのお金を使ってるとか・・・(そんなに??)
第3弾も是非行きたいと思います。
つくづくグランヴィルを見損なったのが残念・・・
※この展覧会は明日で終了です。
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