「月蒼くして」
本日の映画
movie-47 「月蒼くして」 The Moon Is Blue 1953年米
DIR:オットー・プレミンジャー
CAST:ウィリアム・ホールデン、マギー・マクナマラ、ドーン・アダムス、デヴィッド・ニーヴン
STORY:エンパイア・ステートビルの展望台で出会ったドンとパティ。ドンの上着のボタンがとれたことから、ドンのアパートに行くことになった2人。ドンが外出中にやってきた元恋人女シンシアに続いてやってきた、シンシアの父親デイヴィッドはパティが気に入ってしまう・・・
☆☆☆ヒュー・ハーバートの戯曲の映画化。
オットー・プレミンジャー監督作品としても、W・ホールデン、D・ニーヴン出演映画としても、それほど有名な映画ではないと思う。
そんな映画をなぜ観ようと思ったか?
それは、昔々、祖父が映画館で観たらしく、パンフを持っていてそれを見たからなんである。
WOWOWって古いのもやってくれていいですね。
ドン、偶然知り合ったパティ、ドンの元恋人のシンシア、シンシアの父親の四角関係を描く、ロマンティックコメディで、戯曲らしくアパートの一室だけでほぼストーリーは進行。この会話が楽しい。
今は映画の中の会話も相当きわどかったり、ラブシーンもかなり大胆でも許されるが、この当時は厳しかったらしい。今となっては全然OKなセリフも公開当時は刺激的だったのかも??
主演のM・マクナマラの役柄がとても変わった女の子でエキセントリック。つかみどころがなくて、彼女に翻弄される2人がおかしい。
しかし、もっとおもしろかったのは、D・ニーヴン扮する、若い女の子に鼻の下をのばすお金持ちのおじさん。他の俳優がやると嫌な感じになりそうなところ、さすが、D・ニーヴン、品を崩さずダンディにさらりと演じる。W・ホールデンよりD・ニーヴンの方に軍配。
今ではきっと注目する人はいないと思うけど、ちょっと洒落たコメディにできあがっている。たわいもない話ではあるけれど。
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