酒井順子『女流阿房列車』
本日の本
酒井さんのエッセイは好き。ちょっと毒がある感じが。
そして、鉄道エッセイも好き。宮脇さんの本、大好きだったなあ。
いわゆる鉄子じゃないと思うけど、潜在的な鉄子くらいなものかな。
ということで、この本はツボ。
酒井さん自らがたてた計画ではなくて(乗り鉄専門とのこと)、マニアの編集者が作った超マニアックな計画にのっとっての旅。
東京メトロ一日完全制覇、東海道五十三次ならぬ、乗り継ぎ。こだまだけに乗って行く旅、鈍行列車に24時間乗る・・・意外とハードそう。
馬鹿馬鹿しいといってしまえばそうだし、暇人しかできないよねーとも言われそうだし。
でも、これが楽しいんでしょうねぇ。
すきあらばくーくー寝てしまい、絶景も見逃してしまう酒井さんだけれど、楽しいんだろうなあ。
残念ながら、まだ内田百閒の阿房列車は読んだことがなくて、これは是非とも読んでみないと。
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