ジル・チャーチル『カオスの商人』
本日の本
book-39 『カオスの商人』 ジル・チャーチル著 創元推理文庫
STORY:クリスマス間近。ジェーンはクッキー・パーティやら聖歌の集いやらの準備で大わらわの上に、恋人メルの母親までやってくる!そんな中勝手に押しかけてきた嫌われ者のレポーターが隣の屋根から落ちて死んでしまう。
☆☆☆主婦探偵ジェーンシリーズ第10弾。
この本から訳者さんが代わったんですね。9作目まで担当した浅羽莢子さんが亡くなられたため。あ、でも、まったく違和感ないですね。今までどおりすーっと入っていくことができたから。
9作目を読んでからずいぶん時間がたってしまったけれど(このあともう2作が翻訳されている)、あいかわらずのシリーズ。
ジェーンはいつも大忙しで、やっぱり余計なことまで引き受けてしまうし、子供たちはいろいろ問題を起こすし、義母のセルマは相変わらず意地悪だし(今回ジェーンがちょっぴり逆襲)、さらに恋人メルの母親まで登場。これがまた義母に劣らず意地が悪い(笑)。ジェーンを悩ます要素がまたまた増えたわけで、これは今後も続くのかな?
なんでそんなにご近所に殺人事件が??
ということは置いておいて・・・
今回も、刑事のメルをおいといて、親友シェリイと事件解決にあたる?ジェーン。
この2人の会話が特におもしろいんですね。素敵な友達関係。
なんか、どーでもいいことしゃべってる風で、次第に核心に近づいていくジェーンとシェリイ。
最後はバタバタっと解決してしまったけれど、いや、久々、このシリーズを楽しんだ(なんで、コンスタントに読んでなかったんだろう)。
続けて2冊読もう!
※次回更新は10月28日の予定です。
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