「それでも恋するバルセロナ」
本日の映画
movie-61 「それでも恋するバルセロナ」 Vicky Cristina Barcelona 2008年米スペイン
DIR:ウディ・アレン
CAST:ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、レベッカ・ホール、クリス・メッシーナ
STORY:互いの恋愛観は全く正反対だが親友同士のヴィッキーとクリスティーナはバカンスにバルセロナへとやってきた。自由奔放なクリスティーナはたちまち色男の画家アントニオに一目惚れ、一方堅物のヴィッキーも次第にアントニオに惹かれはじめるが・・・
☆☆☆W・アレンのロマンティック・コメディ。
とうか・・・ロマンティックというよりもっと濃いコメディですね。
今回は自らの出演はないけれど、この内容だと出番は考えにくいか。
アレンと組むのはこの作品で三度目(多分)のS・ヨハンソンは、らしい役柄。自由奔放、何事にも(もちろん恋愛にも)積極的な女性。ちょっとはすっぱな感じ。一方、親友のヴィッキーは、まじめで堅物、これまた超まじめな青年と婚約しており、冒険心ゼロ。地味。
ところがところが・・・
スペインという場所がそうさせたのか、思わぬ方向へと恋愛模様が発展。
この展開は、アレン映画らしい。
ここで登場するのが、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞したペネロペ・クルス。アントニオの元妻の役なのだが、激情型で、はじめの登場場面から圧倒される。スカーレットもレベッカも吹っ飛んでしまうくらい。
H・バルデムも相当濃いキャラだけれど、ペネロペには負ける。
ホントは、S・ヨハンソンのために撮った映画だったのかもしれないけれど、すっかりペネロペの映画になっちゃってましたね。
4人の恋愛模様はどうなるか・・・
結局はそうなのね、という結末で、とてもシニカル。これまた、アレンらしい。
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