東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』
本日の本
book-38 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉著 小学館
STORY:国立署の女性刑事、宝生麗子は大金持ちのお嬢さま。正体を隠して警察で働くお嬢さまは、推理に行き詰まると生意気な執事、影山に事件の内容を話して聞かせる。すると影山は・・・
☆☆☆大ベストセラーのミステリー短編集。
本はだいぶ前に買ってあったのだが、ずっと置きっぱなしだった。
そうこうしているうちに、文庫になったと聞いてこりゃいかんと、ようやく読んだ次第。
これ、基本、安楽椅子探偵ものなのであった。
お嬢さま刑事麗子が、現場で捜査した結果を、家に帰って執事に話す。
と、話を聞いただけでたちどころに解決してしまうのである、執事が。
正直なところ、謎自体は難しいものではなくて、なーんだというものも多くて、ミステリーとしてはまあごくごくフツーかなと思う。軽いし。
でも、この軽さがいいんですね。サクサク読めちゃう。
そもそも、お嬢さま刑事に、慇懃無礼な執事、上司の勘違いボンボン警部という非現実的な設定からして、ユーモアミステリなので・・・
コミカルなやりとりを楽しめばいいわけである。
登場人物のズレ具合にニヤニヤクスクス。
なんか、あっという間に読めちゃって、すぐに忘れちゃいそうだけれど、おもしろいものはおもしろい。続編も読みたい。
映画は微妙かな。そもそもテレビドラマも見てないし。
ただ、読んでて、なんか櫻井翔の顔が浮かんできてしまって困りました。。。
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