【竹内栖鳳展】
art-47 【竹内栖鳳展】 山種美術館
このところ風邪をひいて体調不良でなかなか美術館にも行けなかったが、もうすぐ終わってしまうので慌てて行って参りました。
10時2分ほど前に到着し、気合い?十分(笑)
まず出迎えてくれるのは、「斑猫」。これを見るためにこの展覧会に行ったといっても過言ではない・・・
というのは大げさだけれど、すきだなあ、この絵。
毛並み、美しい色の目、仕草。ホント、かわいらしい。
なんでも、栖鳳が旅先で出会って、絵と引き替えにもらい受けた猫だそうで、確かに、この猫だったら描きたいと思うかも。
-第1章- 先人たちに学ぶ
栖鳳がはじめに学んだ画家は円山四条派の画家だとのことで、その関連の展示。
この中で迫力があったのは、円山応挙の「龍金起雲図」。第2章の栖鳳の龍の画は影響が感じられた。
伝・長沢芦雪の「唐子遊び図」はほのぼのとした雰囲気が好き。
-第2章- 竹内栖鳳の画業
栖鳳というと、ワタクシ的には動物画のイメージなのだけど、それだけではなくて風景画もあるし静物画もある。色紙一二ヶ月は、カレンダーにしてほしいくらいで、前期後期入れ替えだったのだが、できれば全部見たかったなあ。
ま、でもやっぱり動物の絵がいいですね。
外遊した際に実際に見たらしく、「虎・獅子図」は迫力のある絵に仕上がっている。
「飼われたる猿と兎」なんかも好きだが、「雨霽」もいい。大きな屏風なのだけど、ゴイサギと柳の配置が絶妙。
「蛙と蜻蛉」も構図がいいですね。
もう一つ「緑池」の蛙も好き。
-第3章- 栖鳳をとりまく人々
栖鳳の弟子や影響を受けた画家の作品の中に、栖鳳の絵もまじえた展示。
ぱっと目に入ってくるのは西村五雲の「白熊」。インパクトあり。
第2会場にうつって、目に入ってきたのは、栖鳳の「絵になる展示」。こんな絵もあるんですね。この絵からはやった同じ柄の着物も展示されてました。
心が穏やかになる展覧会です。
25日まで。
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