【ジョルジュ・ルオー I LOVE CIRCUS展】
art-51 【ジョルジュ・ルオー I LOVE CIRCUS展】 パナソニック汐留ミュージアム
仕事帰りに行って参りました。
ルオー展は度々行っているのだけれど、日本未公開作品がたくさんきているということで。
ポンピドゥー、パリ市立近代美術館、カルナヴァレ、モンマルトルや個人蔵の作品もたくさん。
今回は、サーカスに絞っての展示である。
第1章 悲哀-旅まわりのサーカス
少年時代、サーカスに夢中になったルオー。初期の作品の数々。
いわゆるルオー的な作品ばかりではないが、サーカスの寂しさ、もの悲しさは十分表現されている。
自画像がたくさんあったが、すべて日本初公開とのこと。
道化に扮した自画像で、自分を道化に重ね合わせたのだろうか・・・
第2章 喝采-舞台を一巡り
サーカスのいろいろな登場人物をテーマごとに。
道化師、曲馬師、踊り子、呼び込み・・・
色彩豊かでありながら、青を基調としていてやはりもの寂しさを感じる。
この章での最大の見物、というかこの展覧会の最大の見物は、大きな油絵3枚。「小さな家族」、「傷ついた道化師」、「踊り子」。
ルオーというと、あまり大きな絵のイメージはないのだけれど、これらはタピスリーの原画として原寸大に描かれたものとのこと。3枚並ぶと圧巻。
第3章 記憶-光の道化師
晩年の道化師。
お皿に描かれた「アルルカンの顔」など、題名がついていなければ、キリストと間違うほどで、次第にキリストと道化師が一体化していったのかもしれない。
そして、全体的に黄色い絵になっているのが特徴。光をイメージしているのか、神々しい。
サーカスについての資料もたくさん展示されていて、なかなかにユニークな展覧会でありました。
12月16日まで。
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