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2013/01/02

【美術にぶるっ!展】

art-1 【美術にぶるっ!展】 東京国立近代美術館

1301021
東京国立近代美術館は開館60年を迎えたそうで、その記念としてこの展覧会が開催されている。

10年ぶりにリニューアルされた4階から2階までが第一部。
普段は、少しずつしか見られない、有名どころをどどーんと見せてくれる。ふー、この第一部を見るだけでも2時間近くかかりますぞ。もうおなかいっぱいという感じだが、めったにない機会なので、気合いを入れて?鑑賞。

第Ⅰ部 MOMATコレクション スペシャル

展示室は13まであって、細かく書いていくのも大変なので、印象に残った作品や、好きな作品をピックアップしていくことにしたい。

展示室1 ハイライト
豪華、1点をのぞいてすべて重要文化財。
インパクトがあるのは萬鉄五郎のゴーギャンみたいな「裸体美人」。好きなのは、川合玉堂の「行く春」。桜がはらはらと舞い落ちるのが素敵。

展示室2 はじめの一歩
安井曾太郎の「金蓉」がいい。よく見るとアンバランスなのだけど色がぱっと目に入ってくる。
松本俊介もあった。松本俊介展はどうやら行きそびれてしまいそう・・・

展示室3 人を表す1
なんといっても麗子でしょう!何度も見てるんだけれど、何度見てもいいなあ。
藤田嗣治の絵の中の猫もかわいい。

展示室4 人を表す2
こちらは彫刻。高村光太郎の「手」が力強い。

展示室5 風景を画く
佐伯祐三とか、梅原龍三郎とかは定番だが、へー、こんなものも持ってたのねというのが、木村荘八の墨東綺譚の挿絵。
岸田劉生の麗子にあてたはがきはほのぼの、かわいらしい。
劉生といえば、とても気に入っている作品「道路と土手と塀」の展示もちゃんとありましたね。

展示室6 前衛の登場
おお!ここに。萬鉄五郎の「もたれて立つ人」。これ、この色からしてインパクトがあるのだが、なんか好きなんだなあ。古賀春江の「海」との並び、素敵。

展示室7 戦争の世紀に1
トーンが暗くなる。靉光の絵、もうちょっと見てみたい。

展示室8 戦争の世紀に2
藤田嗣治の2枚が圧巻。目をそむけたくなるような迫力。
最後に岡本太郎の絵があるのは、戦争からの夜明けを意味するのだろうか。明るい。

展示室9 写真
写真はあまり・・・なのだけど、昔の生活がかいみえるところはおもしろい。

展示室10 日本画
今まで、日本画だけを展示する部屋はなかったんだそう(そうだっけ?)
重要文化財に指定された上村松園の「母子」、いいですねぇ。ワタクシ、松園が大好きってわけじゃないのだけど、これは好き。
去年見たな、福田平八郎の「雨」。とってもモダン。
速水御舟の「茶碗と果実」、渋い。

展示室11 疑うこととと信じること1
だんだん、苦手な分野に入ってきたが・・・
今ブームの草間彌生、やっぱり点々だ(笑)
好き嫌いは別として、インパクトは大きい。

展示室12 疑うことと信じること2
さらに理解が難しくなってくるが(笑)。高松次郎の「遠近法の椅子とテーブル」、これ着想がおもしろい。

展示室13 海外作品とMOMAT
ここには海外作品も結構あるんですね。
ピカソ、アンリ・ルソー、ココシュカ、ブラック、タンギー、エルンスト、ポロックなどなど、結構好みの作品もおおいが、中でもパウル・クレーがいいですね。

その他
田中功起の映像作品は、Eテレの2355で時々見ているが、今回13分強の作品を通しで見てしまった。意味があるような無意味なような・・・やっぱりシュール。

第2部 実験場1950s
まさに実験的な展示である。
この美術館ができた1950年代は、戦争の爪痕がまだまだ残る中、芸術のみならず、日本という国がどこに行くのかまだ定まっていなかった時代だったのだろうと思うのだが、そんな時代の絵画、デザイン、写真、文学、雑誌、彫刻、映像などなどがどうクロスし、発展していったかを展示しようという(多分ね)、実験的な試みである。実にユニークだが、少々難解でもある。
まずは原爆から始まるというところも驚きなのだが、気味の悪い河原温の連作を通りぬけると、昔々の暮らしの手帖が飾られていたり(昔から変わらないんですね、この雑誌)、また岡本太郎に遭遇したり・・・(なかでもお気に入りは「重工業」。)
そんな中、ハッと目に飛び込んできたのが、東山魁夷の「道」で、心が洗われるよう。
まだまだ貧しかった時代に、絵画や彫刻、映像はどんどんモダンに・・・というよりアバンギャルドになっていっているところがおもしろい・・・というか、なんかギャップがありすぎる。
この時代にはまだ生まれていないので、わかりづらいところはあるのだけど、わからなくはない。
映像作品がかなりたくさんあって、これを全部じっくり見ている時間がないのが残念だった。

いやはや、実に盛りだくさんな展覧会でありました。
展覧会は1月14日までです。

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