【手の痕跡展】
art-6 【手の痕跡展】 国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催されている【手の痕跡 国立西洋美術館所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描】に行って参りました。
西洋美術館には、ロダン・ブールデルの彫刻が69点あり、素描・版画も22点あるとのこと。今回、国立博物館所蔵の一点を加えて一挙に公開するもの。
外にある数点はいつも見ているのだが、常設展示はあまり見ないし、初めて見る作品も多い。
ロダンとブールデル、どっちが好きかと聞かれると困りますねぇ。
どちらも好き。
第1章 古代やルネサンス彫刻の探求と成果
ロダンは国立美術学校に通わず、ブールデルは堅苦しさから学校を飛び出しており、アカデミックな教育には縁がなかった二人だが、初期の頃は古代彫刻の影響は大きかった模様。
しばしばモチーフとして登場するブールデルの「弓をひくヘラクレス」や「瀕死のケンタウロス」が好きな作品。
第2章 肖像・頭部彫刻
この二人の彫刻で肖像というイメージはあまりなかったのだが、いろいろとあるんですね。
ロダンのロシュフォールや、ユーゴーは本人に似ているのかどうかはわからないけれど、いきいきとしている。
マルセイユの劇場に出ていた日本人女優太田ひさをモデルとした花子の頭部像、ふーんこんなのもあったんですね。
ロダンの「洗礼者ヨハネの首」は恐い・・・
第3章 人体の動勢表現
この章の作品は、まさにロダン、ブールデル!
なんでこんなにねじれてるの?こんな動きはできるの?こんなポーズは可能?
と思ってしまう作品も多数。
手だけの作品だが、ブールデルの「絶望の手」、これいいなあ。
第5章 素描と版画
4章より先に5章の展示が。
ロダンもブールデルもたくさんの素描を残しているそう。
彫刻から受けるイメージとはちょっと違いますね。なんかもっと繊細な感じがする。
ロダンがドライポイントなども制作していたのは、はじめて知った。数は少ないらしいけれど。
第4章 記念碑制作
ロダンは記念碑の制作を頼まれたものの、依頼者に気に入ってもらえなかったり、意見が相違するなどで、なかなか日の目を見なかったらしい。
「カレーの市民」しかり、「バルザック」しかり・・・
ワタクシはなんといっても、「地獄の門」(の中の「考える人」も)が好き。これ、見ていて飽きないんですね。
二人の作品が並ぶことによって、ごつごつしたブールデルと、滑らかなロダンの違いもよくわかったし、すべてを見る機会はなかなかないから貴重な展覧会でありました。
この展覧会は明日で終了です。




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