【飛騨の天空展】
art-9 【飛騨の天空展】 東京国立博物館
円空の仏像を見てきました。
今回の展覧会は、飛騨の千光寺を中心に高山市にある100体を展示するもの。
円空は12万体の仏像を創る願掛けをし、10万体創ったと言われる。ただし、現存しているのは5000体あまり。
いやはや、5000体でもすごい数ですよね。
円空仏、味があるなあ。
ゴツゴツしてるのだけど、顔がどれも柔和で見ているだけで和む(不動明王だってそんなに恐くない)。今回も大いに和んで参りました。
顔の作りはかなりシンプルでラフなのだけど、どれ一つとして同じお顔はないわけで。
「三十三観音立像」もそれぞれ違うお顔。
どれも笑っている(ように見える)中で、怒った顔が一つ。
ポスターにもなっている「両面宿儺座像」の2つの顔のうち小さい方。これはちょっと異質。
とっても大きな作品もある。
「金剛力士(仁王)立像 吽形」である。見上げるくらいに大きな仏像だが、生えている木に直接彫ったそう。いやーダイナミック。
妙に気に入ったのが、「千手観音菩薩立像」。
荒削りな手がついているわけだけど、体とは別に彫られくっつけられたとのこと。
足元に僧侶がいるのはなぜなんでしょうね。
「十一面観音菩薩立像」も好き。
心穏やかになれる円空仏を是非!
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