「モディリアーニ 真実の愛」
本日の映画
movie-20 「モディリアーニ 真実の愛」 Modigliani 2004年米独仏伊英ルーマニア
DIR:ミック・デイヴィス
CAST:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、イポリット・ジラルド、オミッド・ジャリリ、エヴァ・ヘルツィゴヴァ、ウド・キア、ランス・ヘンリクセン
STORY:1919年モンパルナス。肺の病と貧困に苦しむ異端児モディリアーニは妻ジャンヌに献身的に支えられていた。ライバルのピカソに勝つために、また多額の賞金を得ようと美術コンテストへの参加を決意するモディリアーニだったが・・・
☆☆☆悲運の天才画家モディリアーニを描く物語。
モディリアーニを描いた映画というと、なんといってもジェラール・フィリップ主演の「モンパルナスの灯」である。あのイメージが強くて、アンディ・ガルシアってどうなんだろうと思っていた。なんかぎらついた雰囲気があるから。
実際は、モディリアーニはイタリア人だったから、ラテン系ということではA・ガルシアの方がイメージが近いのかも(写真見たら結構ごつい感じで、そうするとジェラール・フィリップは線が細い感じだったから違うのか)。
ガルシア、画家っぽいかどうかさておいて、演技的にはなかなかの熱演で、病気、貧困、薬物、大量飲酒から生活がすさんで身をほろぼしていくさまが痛々しい。
だが、ドラマとしては相当もたついた展開で、途中退屈になってしまうし、幻想的な場面もあまり効果的ではない。
それにモディリアーニの最後ってあんなじゃないよね?思ってた展開じゃなかったので、そこもがっかり・・・
ユトリロ、コクトー、ガルトルード・スタイン、ピカソとの関係はおもしろいけれど、この映画ではピカソ、すごい悪く描かれている。で、見た目が、彦麻呂(笑)。出てくるたびに、スミマセン、笑ってしまった。
結論。
ホントはイメージ違ったとしても、やっぱり「モンパルナスの灯」の方が好きですね、ワタクシは。
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