三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4』
本日の本
book-13 『ビブリア古書堂の事件手帖4』 三上延著 メディアワークス文庫
STORY:江戸川乱歩の膨大なコレクションを譲るかわりにある人物が残した金庫を開けてほしいと依頼されたビブリア古書堂の栞子。謎ときをはじめた栞子の前に現れた人物とは・・・
☆☆☆☆シリーズ4作目。
待ってました!待ちに待った4作目である。
1月からテレビドラマがはじまり、見てみたのだが、あまりにイメージが違いすぎて、2回目以降は見るのをやめてしまった。アニメーションにしてくれた方がよかったなあ・・・
今回は、短編ではなくて、全体は1つのお話になっている。
章ごとに出てくる本は違えど、すべて江戸川乱歩の本。これがツボでしたね。
暗号とか、隠しだなとか、ワクワクしながら読んだ。
1作目から徐々にマンネリ化してきたなと思ったところで、ヒットが出たって感じでしょうか。
いや、これ、おもしろかった。今までで一番おもしろかったかも??一気に読んでしまった。
乱歩ネタにワクワクしたというのもあるのだけど、1作目から見え隠れしていた、栞子さんの母親が大々的に登場して、ストーリーが一気に展開するというのもある。
まだミステリアスな部分もあるのだが、この母親、ひどいよなー。希少価値のある本を追い求めて、娘たちを捨てて出て行ってしまったのだから。
それとも、また次作以降、なるほど、と頷けるような理由が明かされるのか・・・
栞子さんと大輔の仲もちょっとだけ進展したし、一癖も二癖もある母親もどうなるのか気になるし・・・
どうやら、この物語も終盤に近づいているようだけど、次作も首を長くして待つことにしましょう。
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