「愛の泉」
本日の映画
movie-24 「愛の泉」 Three Coins In The Fountain 1954年米
DIR:ジーン・ネグレスコ
CAST:ドロシー・マクガイア、ジーン・ピータース、ロッサノ・ブラッツィ、マギー・マクナマラ、クリフトン・ウェッブ、ルイ・ジュールダン
STORY:ローマのアメリカ大使館に勤めるアニタが帰国することになり、代わりにやってきたマリア。アメリカ人作家シャドウェルの秘書をしているフランセスも含めアパートに同居する3人の恋の行方は・・・
☆☆☆ローマを舞台としたロマンティックコメディ。
なんとまあ、60年前の映画。
この当時は気軽に外国に旅行に行けるような時代じゃなかったから、きっと観光映画的な意味合いがあったんだろうなあ・・・
実際、いろいろな観光名所を紹介してくれて、あそうそう、ここも行ったよねー、あそこもよかったよねーと思いつつ見た。驚くべきは、観光スポットに全然人がいないこと。昔はそんなに観光客がいなかったのか、あるいは単に人払いしたのか・・・
ストーリーは単純で、3人のアメリカ娘の恋模様を描いているのだけど、どうみてもこりゃハッピーエンドだよねと思いつつ見ていると、やっぱり思った通りのハッピーエンドになるという(笑)。いや、それでいいんだけど。
三者三様の恋模様だけれど、一番よかったのは、2人よりちょっと年上のフランセスのエピソードかな。大人な感じで。D・マクガイアが素敵。
逆に、一番うーむと思ったのは、マリアのエピソード。
金持ちの伯爵を射止めるために、徹底的に相手をリサーチ、趣味、好みに完璧にあわせようとする手段がいやらしいったら。そこまでするか!
まあ、演じるのが、カマトト女優のM・マクナマラってこともあるんだけど(「月蒼くして」の時もちょっとひいた)、なんかねぇ。女性には嫌われそうだ。
相手役のルイ・ジュールダンは格好良かった。今まであまり好きじゃなかったのだけど、案外いいなと見直したりして。
古いロマンティックコメディ、安心して見られていいですね。
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