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2013年5月

2013/05/31

リネア・デル・ソーレ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

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イタリアの赤ワイン。
モンテプルチアーノはここ数年、飲むようになった品種だ。
穏やかな味のワインだが、少々軽い気も。度数も12%と低めなのだが、もうちょっと濃い方がいいな。
ま、値段を考えると仕方ないんだろうけど。

2013/05/30

「J・エドガー」

本日の映画

J・エドガー Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
movie-29 「J・エドガー」 J.Edgar  2011年米

DIR:クリント・イーストウッド
CAST:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・ディンチ
STORY:FBIの前身である捜査局の長官代行となった若き日のフーバーは、片腕のトルソンと秘書のヘレンだけを信頼し、次第に権力を増していく・・・

☆☆☆初代FBI長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯を描く。

昔FBIのドラマもあったし、なんか格好いいイメージなのだけど、FBI初代長官のフーバーってこんな人だったのか!
人の弱みを握って恐喝するわ、人の手柄は横取りするわ、権力に固執するわ、反共主義者で人種差別主義者で・・・
で、マザコンで、ゲイ・・・
うーむ、マザコン、ゲイはともかくとして、フーバーのいいところなど一つも描かれていない映画なのである。こんな人物が50年もFBI長官の座に居座っていたとは恐い。

伝記映画といえば、影の部分もあるけれど、光のあたった部分を多く描くものだと思っていたが、さすがイーストウッド。そんなフツーの映画にはしなかったところがおもしろい。いや、フーバー自体はホントやなやつなんだけど。
科学捜査の基礎を作り、FBIという秩序ある組織を作ったというところはさらりと流して、フーバーの人となりをじっくり描いたところがポイントで、見る前と大きく印象が異なる映画であった。

フーバーを演じるのはディカプリオ。いつまでたってもあの童顔だから、どうも大人の役がしっくりこず、最近は首をかしげてばかりだが、この映画ではぎりぎりOKというところ。ただ、老け役はさすがに厳しいなあ。もうちょっと誰かいなかったのかと考えてみたが、思いつかない。
N・ワッツは好演。

ほんのちょい役でリー・トンプソンが出ていたが、年取った。悲しい・・・

いやー、それにしても、イーストウッド、多彩な映画を撮るもんですね。

2013/05/29

サッポロ ヱビス プレミアムブラック

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今は各社黒ビールも出しているので何がなんだかわからなくなってきたが・・・
黒ビールも日本にじわじわと浸透しつつあるのかな?
これはどうやら、エビス ザ・ブラックにリニューアル製品らしい。

注いでみると、それほど濃いわけではない。
飲んでみると、かすかな焦げ味。香りもほんのりロースト香。意外にすっきりした黒ビールで、黒はちょっとという人にもよさそう。
好みとしてはもうちょっとどっしりした黒の方がいいけど、悪くはないですね。

2013/05/28

新宿:淡路島と喰らえ 新宿東口靖国通り店

土曜日、仕事を終えて美術展を2つはしごしたら、もう6時過ぎ。
ということで夜も外食することに。
特にあてはなかったのだが、同居人が行ってみようと言い出した淡路島の食材を使った居酒屋にて飲むことにした。

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まずはビールで乾杯。ノドが乾いていてあっという間に飲む。
お通しはアジフライ、玉ねぎぞえ。大きなお通しだな(笑)。そして、さすがは淡路島。玉ねぎである。
ということで、二杯目のお酒は玉ねぎ焼酎(淡路のひだまり)の水割りにし、三杯目はロックを飲んだ。ロックの方がいいですね。かすかに玉ねぎの香り・・・

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玉葱の溶岩焼き。玉ねぎが甘い。

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鯛のきもあえ。それほど肝感はなし。こういうの、お酒にあう。

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淡路牛のメンチカツ。ここにも大量の玉ねぎ!ソースがしっかりとした味で、なかなかよろしい。

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鯛と野菜の湯葉あんかけ。ホントは鱧のあんかけが食べたかったのだが残念なことに売り切れ。ということで急遽これを選択したのだが、鯛もおいしいな。

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しめはたこ飯。鯛飯とどっちにしようかとずっと悩んだ末にたこをチョイス。30分くらいかかるといっていたが、20分くらいで届く。ん?と思ったら案の定ちょっと蒸らしが足りなかったか。リゾット状態。それはそれでいいけれど。

というわけで、玉ねぎ、鯛、たこを堪能。
今度行ったら鯛飯にしてみますか。

東京都新宿区歌舞伎町1-6-2 T-Wing B1

2013/05/27

【アントニオ・ロペス展】

art-23 【アントニオ・ロペス展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

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現代スペイン・リアリズムの巨匠、アントニオ・ロペス展に行って参りました。
この展覧会、当初は行く予定がなかったのだが・・・
今年の夏、スペインに行くということと、昔見たビクトル・エリセ監督の「マルメロの陽光」の画家がこの人だったと聞いて俄然興味がわいた次第。

故郷
ラ・マンチャ地方の町に生まれたロペス。13歳で叔父のすすめによりマドリードの美術アカデミーで学ぶことになったロペスの若い頃の絵は、故郷をモチーフとしたもの。
単純に故郷を描いた作品かと思うと、細部を見るとどこか変・・・シュールレアリズム、キュビズムの影響があるからなんですね。

家族
身近な家族を題材に多く描いたロペス。
ブロンズ像の娘マリアがかわいい。鉛筆で描いたマリアの絵も、繊細で素敵。
ちょっと変というと、「夕食」という作品。描いている途中でやめちゃったというもので、奥さんの描く位置を変えようとして、描いている途中でやめたので二重になっているんである。
どうせならちゃんと描けばよかったのでは?と思うが、独特なこだわりなのかも。

植物
映画の中で描かれている「マルメロの木」が登場。天候不順で描くのを断念、未完成に終わった作品であるが、決してこの人、想像で描いたりはしないんですね。未完成な作品がいかに多いことか!
マルメロ、ブドウ、バラ、スミレなど、思ったより美しい絵なのだった。

マドリード
なんといってもポスターになっている「グラン・ビア」。いや、これ写真と見まごうリアルさである。6時30分というデジタル時計が表示されているが、なんと、8年もの間、夏のこの時間にイーゼルを立てて描いたという。ここまでこだわるとは!是非この場所に立ってみなければ・・・
その他、主に高い位置から描いたマドリードの風景画が何枚もあったが、どれも遠くから見るほどリアル。近くに寄ってみると、部分部分は案外きちんと描いてなかったりするのだが・・・
そして、どの作品も人はまったく描かれておらず、不思議な静けさが感じられる。

静物
身近な物というと、静物画も多く描いているようだ。
リアルなようで、不思議な絵も多い。やはりシュールレアリズムの影響だろうか。

室内
なんでこんなもの描いてるんでしょうか。
トイレとかバスルームとか、あまりにリアルすぎて・・・汚さまでも忠実に描いていて、こんなところをさらけ出してしまっていいのかと思うくらい。
描いているところの写真もあったのだが、「新しい冷蔵庫」など、扉をあけっぱなしにして描いたようで、このこだわりはいったい・・・
「食器棚」は実に不思議。ろうそくだのランプだのが浮いていたり、奥さんの胸像も浮いていたり。うーん、不思議。

人体
彫刻作品も多く手がけているロペス。子どもたち(孫たち)の頭などはかわいらしいのだが、絵と同じくリアリズムを追求しているようで、妙に生々しくもある。

ソフィア王妃芸術センター所蔵の作品が多かったが、今年の夏行っても貸し出し中ですね。ま、見たからいいけど。

この展覧会、行ってホントによかった。おすすめです。

2013/05/26

【レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の肖像展】

art-22 【レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の肖像展】 東京都美術館

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昨日、仕事帰りに東京都美術館で開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチ展に行って参りました。
入口のところに並んでいるというわけではなかったけれど、中は混み混み。素描など小さい作品が多いので、近づいてじっくり見る人が多いためどうしても混んでしまうんですね。

今回の展覧会は、ミラノのアンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵の油彩画、素描、手稿が出品されており、この図書館・絵画館のコレクションが日本に公開されるのははじめてとのこと。

Ⅰ アンブロジアーナ図書館・絵画館
ヴェスピーノの「岩窟の聖母」からスタート。ダ・ヴィンチの2つの作品のうち、ロンドンにある方の模写とのことだが、ダ・ヴィンチの絵には描かれているものが描かれていない。ということで、ダ・ヴィンチ作品では後から描き足されたのか?とも。ダ・ヴィンチのより固い感じを受ける絵だった。
「悔悛の聖ヒエロニムス」、「貴婦人の肖像」と油彩が続いたところで、延々と続くのは素描である。意外と色が薄かったり見えにくいのもあって、鑑賞するのが大変。
気に入った作品は、「ホロフェルネスの頭を持つユディット」(イタリアの人はこのテーマが好きなのではないかと)。

Ⅱ レオナルド 思考の迷宮
この展覧会の宣伝では油彩画がクローズアップされていたけれど、このセクションがメインといってもいいのではないだろうか。
アンブロジアーナはダ・ヴィンチのアトランティコ手稿(1118枚の紙葉からなる)を所蔵しており、今回は22枚が出展されている。
人物のデッサン、幾何学的デッサン、建築に関するもの、機械や装置のデッサン、そして、ダ・ヴィンチが熱心に研究していた人体飛行に関するデッサン。どれも興味深い。
ダ・ヴィンチの頭の中はどうなってたのかなあ。芸術的な才能だけでなく、科学的・数学的な才能もあって、ホント天才だ。
混んでいて見るのが大変だったが、見ていて飽きない。もっともっと見てみたい。

この後のコーナーはまた素描が続いて、なぜかデューラーのもあったりして、?だったりするが、ダ・ヴィンチのやさしげな素描「女性の横顔と眼の習作」などもあった。

Ⅲ レオナルドとレオナルデスキ
いよいよ、ダ・ヴィンチの油彩画「音楽家の肖像」が登場。
モデルはダ・ヴィンチの友人の音楽家ミリオロッティと言われていて、この人の頭部のデッサンはアトランティコ手稿の中にもあった。
髪の毛や持っている楽譜の描写が細かく、ダ・ヴィンチらしいと思うが、この絵がダ・ヴィンチの作品かどうかについては諸説あったらしい。
エスカレーターのところに、背景が描かれた「洗礼者聖ヨハネ」が掛けられていたので、これパロディ?などと話ながら通ったのだが、レオナルド派の画家の作品だった。レオナルド派の方がより女性っぽく描かれているような気がした。
「幼子イエスと子羊」、「聖家族と洗礼者聖ヨハネ」もお馴染みのテーマだが、なかなかよろしい。
最後はまた素描。
イエスがどこにいるのかわからない(まだ来てない?)「カナの婚礼」とか、ちょっと変わったテーマの「日本における殉教者」(どうみても日本には見えないが)などが心に残った作品。

混んでいると見るのがちょい大変だけれど、ダ・ヴィンチの手稿は見応えあり。是非!
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四ッ谷:稲草園

本日、勤務日。
仕事を終えてさて何食べよう?土曜はもともとやっているお店が少ないので選択肢が少なく、入ったことのないお店も無くなってきたのでうろうろしてしまったが・・・

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15年以上前、開店してわりとすぐに1回だけ入ったことのある、アジア料理のお店、稲草園に入店。中、こんなだったっけ?確か、地下の席だったような・・・でも、地下は厨房だけなのかな、今は(貸し切りに出来るスペースがあるらしいとネットで見たがホント?どっから下に行くんだろ?)。

メニューを見ると、タイのようなベトナムのような、それ以外もあるような・・・アジア料理いろいろといったところだろうか。

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ワタクシのタイ風焼きそば(バッタイ)。結構な量。でもがんばった!
酸味と甘味のバランスがよい。

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同居人のクエディオナム(豚肉入り汁そば)。これはさらにすごいボリューム!

入口が狭いし、中はちょっと暗いしで、入りづらい感じがするけれど、フツーにおいしいです。
また夜も行ってみようかな。ボリュームに気をつけて・・・

東京都新宿区四谷1-7

2013/05/24

紅山雪夫『添乗員ヒミツの参考書 魅惑のスペイン』

本日の本

添乗員ヒミツの参考書―魅惑のスペイン (新潮文庫)
book-18 『添乗員ヒミツの参考書 魅惑のスペイン』 紅山雪夫著  新潮文庫

紅山さんの本はあれこれ読んでいるのだが、これはまだ読んでいなかった。
今年の夏の旅行はスペインなので、さて読んでみようかと思った次第。
旅行まであと約2ヶ月半。勉強しないとね。

スペインへの旅行といっても、マドリードとバルセロナだけなのだけど、まずは全体的に勉強。

どこかに旅行に行く際は、歴史を学んでおいた方がいいと思うのだが、この本はダイジェストで教えてくれるのがよろしい。
昨年はブタペスト・ウィーン・プラハを巡ったので、ハプスブルク家の歴史を学んで出かけたので、スペインの歴史もその部分だけは知っていたのだが、それ以外の歴史をざざっと。

また、マドリードからちょっと足をのばし、トレドに行ってみようと計画しているが、この本のとおりまわるとよさそう。この部分だけでも持っていきたい。


2013/05/23

エコスル ソーヴィニヨン・セミヨン

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ペットボトルの500CCのワイン。
料理に使おうと購入し、あまったので当然飲みます!

エコスル、前に赤を買って、まあこの値段だったらまずまずだなと思ったのだけど、この白は今一歩かなあ。さっぱりすぎるんである(ワタクシの好みでいうとですが)。
やっぱり、安い白は難しいですね。

2013/05/22

「ラビット・ホール」

本日の映画

ラビット・ホール [Blu-ray]
movie-28 「ラビット・ホール」 Rabbit Hole 2010年米

DIR:ジョン・キャメロン・ミッチェル
CAST:ニコール・キッドマン、アーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト、タミー・ブランチャード、マイルズ・テラー、ジャンカルロ・エスポジート、ジョン・テニー、サンドラ・オー
STORY:コーベット夫妻は、一人息子が交通事故で亡くなって以来、次第に溝ができていく。妻ベッカは偶然息子を轢いた少年を見かけ、思わず尾行してしまう。

☆☆☆悲しみはやがて・・・

ピュリツァー賞受賞の戯曲を映画化したもの。原作のデヴィッド・リンゼイ=アベアーが脚色も担当している。

幸せだった家族は、一人息子の死をきっかけに崩壊。
妻は、怒りを次第に増幅させ、周囲ももてあましてしまう。
対して、夫は感傷に浸り、幸せだった過去ばかりふり返ってしまう。
悲しみは違う方向へと行き、次第に溝ができていく。

なんかなー、見ていて痛いというかつらすぎるドラマだ。
N・キッドマンのお芝居はとても繊細で、とぎすまされていて、とがったガラスのような、針のような。うまいなあ。

もうぎりぎり、つらいなというところで、夫も妻も次第に立ち直って、ラストには希望も出てくる。
再生のドラマとして、なかなかいい作品だと思う。

2013/05/21

キリン 澄みきり

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先日発売された新ジャンル。

注いでみると色は薄めだが、泡は結構もつ。
飲んでみると、ぐぐーっと苦味がくるのだが、すーっとひく。最後は味がなくなる。

こういうのは、夏向きかな。暑い時に、ぐぐっと飲むのにいいかもしれない。

2013/05/20

町田:ブロンコビリー多摩境店&コストコ

約4ヶ月ぶりのコストコ。お正月の旅行帰りに寄って以来。
今回もあれこれ買いましたよ~
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で、コストコで買い物をしたあとの昼食はコストコのすぐそばにあるブロンコビリーにて。入るのははじめて。
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炭火焼ジューシーがんこハンバーグランチを注文。このメニューはサラダバー(デザートもあり)、ご飯またはパン、スープがついている。

サラダバーでとったサラダ。
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セットのスープ。
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というところで、のちほど切り分けるのでとでっかいナイフとフォークが置かれていった。
ハンバーグ。ワタクシは200グラム、同居人は250。
ジュージューいう鉄板が登場し、店員さんが俵型のハンバーグを半分に切り分けてくれる。油がはねるのでナプキンをと言われたが、ホントに飛ぶ。一つめは岩塩で、2つめは和風ソース(醤油と玉ねぎ)でいただく。岩塩がなかなかよろしい。
そして、ワタクシパンをチョイス。同居人は大かまどごはん。
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デザートもとってきました。杏仁豆腐とゼリー。フルーツもあったけれど、パス。
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なかなかにおいしいな、このお店。

東京都町田市小山ヶ丘3丁目2番2

2013/05/19

【「もののあはれ」と日本の美展】

art-21 【「もののあはれ」と日本の美展】 サントリー美術館

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国立新美術館で、【貴婦人と一角獣展】を見て、お昼を食べたあと、サントリー美術館へ移動。
「もののあはれ」と日本の美展を見て参りました。

「もののあはれ」という言葉は人生の機微や、四季の自然の移ろいなどにふれた時に感ずる、優美で繊細なしみじみとした情趣を意味する、とのこと。
これって日本に特有の情趣だよねと思ったが、本居宣長はこの「もののあはれ」が日本文学の本質であり、「もののあはれ」を知ることこそが人生を深く享受することにつながると言ったという。

なるほどねと思いつつ、鑑賞したわけであるが・・・
ワタクシ、古典文学は教科書くらいの知識しかなくて、もうちょい勉強が必要だったかなあ。

蒔絵箱とか、花鳥図屏風とか、要所要所気に入った作品も結構あって、特に第6章~8章は好みのものが多かったのだが、前半がちょい難しかった。

最終章(8章)は近現代の作品で、ここが一番なじみのあるコーナー。
広重とか、鏑木清方とか。
けれど、「もののあはれ」とは一番遠かったような・・・

サントリー美術館はいろいろといい作品を持っているので、機会があればどんどん見たいと思うけれど、それなりに知識も必要だなと痛感しました・・・

2013/05/18

【貴婦人と一角獣展】

art-20 【貴婦人と一角獣展】 国立新美術館

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パリ、フランス国立クリュニー中世美術館の6連作のタピスリー「貴婦人と一角獣」がすべて来日!
「貴婦人と一角獣」、実はパリで3度見ているのである。
むかーし、行ったときは単にクリュニー中世美術館と言っていた気がするが、そのうち国立中世美術館になり・・・で、フランス国立クリュニー中世美術館に落ち着いたのかな?ガイドブックの記載がってことでしょうけど。

何度も見てるし、パスしようかなあとも思ったのだけど、結構詳しい解説がついているらしいと聞いて行ってみることにした。
いや、これは行ってよかった。

現地では当然解説はフランス語なわけで(英語も少々あったか?)、簡単な解説はわかっても、詳しい解説、ましてや歴史的なことになると、そこまで熱心に読む余裕がなくて・・・
それに、今回じっくり見てみて、細部までは見てなかったんだなあと。

大きさもいろいろだったし、横型、縦型とあり・・・
6枚のうち、5枚は五感を表しているが、最後の1枚「我が唯一の望み」が本当に意味することはわかっていないという。第六感?いや違う気がする・・・

今回あらためてじっくり見てみると、色鮮やかな千花文様(ミルフルール)は細かくて、かなりの種類の植物が描かれているんですね。そして、樹木は4種類。2種類しか描かれていないのもあったが(「視覚」)、オレンジ、松、柊、ナラなのであった。むむ、これにも意味がありそうだが、さらにいろいろな種類が描かれているのは、動物たち。
鶏だけでも相当な種類がいるが、犬、狐、羊、山羊、猿、豹、ジェネットなど。
中でも兎は一番描かれていて(これがかわいい!)、あ、ここにも、あそこにも、と見つけるのは楽しいし、何の象徴なのかと考えると、なかなかに意味深い。

必ず描かれているのは、一角獣と貴婦人と獅子なわけだが、1枚1枚表情も違うし、あれこれと想像はふくらむ。謎が多いところも神秘的でよろしい。

デジタルシアターでの6枚の比較や、動物や植物の解説を見てから、また6枚のタピスリーを見ると、さらに新しい発見もあったりして、これは飽きないです。

6枚そろっての来日は、美術館の改装に伴うもので、今後こんなチャンスはあまりないでしょう。是非!

パリに行ったら、また見にいっちゃうかも・・・


2013/05/17

「イルカと少年」

本日の映画

イルカと少年 3D & 2D ブルーレイセット(2枚組) [Blu-ray]
movie-27 「イルカと少年」 Dolphin Tale  2011年米

DIR:チャールズ・マーティン・スミス
CAST:ハリー・コニック・Jr、モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド、ネイサン・ギャンブル、クリス・クリストファーソン
STORY:少年ソーヤーは浜辺で怪我を負ったイルカに出会う。尾びれを失ったイルカをなんとか助けようと・・・

☆☆☆☆日本未公開のハートフルドラマ。

はじめにぱっと目に入ってきたクレジットは、監督。
へー、チャールズ・マーティン・スミスなんですね。いくつか監督作はあったみたいだけど、どれも未見(多分)。俳優としては、「アメリカン・グラフィティ」にはじまり、「ネバー・クライ・ウルフ」(これ好き)、そしてなんといっても「アンタッチャブル」かな。
ふーん、こんな映画を撮るとはね。

これがなかなかいいんですよ。
なんで未公開なのかなってくらい。
キャストもなかなかいいし。若干地味だからかな。

イルカというと「フリッパー」を思い出すけれど、こちらは実話の映画化で、尾びれを失ったイルカに人口尾びれを作ってやり、ハリケーンで大きな損失を被って閉館に追い込まれそうになった水族館を、インターネットを通じて救おうとする少年の物語。

きちんと?わかりやすく物語は進行していって、みんなが救われるという安心の展開で、さらに内向的だった少年が明るくなったり、少女との淡い恋もあったり、戦争で負傷した従兄弟の復活もあったりと、サブストーリーも充実していて、とても前向きな映画。
純粋に感動できる映画だと思う。

こういう映画があるから、未公開映画も発掘しよう!という気になりますね。

2013/05/16

椎名誠『世界どこでもずんがずんが旅』

本日の本

世界どこでもずんがずんが旅 (角川文庫)
book-17 『世界どこでもずんがずんが旅』 椎名誠著  角川文庫

東京新聞等に連載していた旅エッセイをまとめたもの。
文庫になったので読んでみた。

どれも読んだことのあるエピソードだけれど、テーマ別にまとめるとまた新鮮で。
しかし、あらためて読んでみると、シーナ氏の旅、辺境が多いなあ。逆にフツーにベタな観光地って似合わない気がする。

どんなに過酷でも、どんなに不便でも、きっちり楽しんでしまうシーナ氏はさすが。やはり好奇心旺盛だからなんでしょうね。

これからもいろいろな所に行ってほしい。そして、楽しい旅エッセイを書いてほしいですね。

週間文春連載の「風まかせ赤マント」終わっちゃったようで。なんで?残念・・・

2013/05/15

ジャンジャン トライアングル・ドール・ルージュ

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ラングドック・ルーションの赤ワイン。フランス最大のワイナリーとか。

注いでみるとやや薄いルビー色。
飲んでみると、味は軽い。ライトボディ。
サンソー、カリニャン、グルナッシュととても南仏らしいワインだが、もう少しコクが欲しいところだ。

さらりと飲みたい時にいいですけどね。

2013/05/14

「人生はビギナーズ」

本日の映画

人生はビギナーズ [DVD]
movie-26 「人生はビギナーズ」 Beginners 2010年米

DIR:マイク・ミルズ
CAST:ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、ゴラン・ヴィシュニック
STORY:オリヴァーは父から突如ゲイであることを告白される。ショックを受けたオリヴァーだったが、癌と宣告されながらも新たな人生を築き始めた父に感化され、次第に前向きになっていく。

☆☆☆クリストファー・プラマーがアカデミー助演男優賞を受賞した作品。

ワタクシ、「サウンド・オブ・ミュージック」を見て以来のC・プラマーのファン。
なので、この受賞はうれしかったなあ。

ということで、大いに期待して見た作品だったのだが・・・

C・プラマーは、確かにいい。まあでもいつもこんな感じだから、うーむ、功労賞的意味合いもあったのかな。

そして、作品全体としては、ボケボケな印象で、残念ながら最後まで乗り切れなかった。

ゲイであることをカミングアウトして、ふっきれて、残り少ない人生を謳歌する、何事にも積極的な父親。
それに対し、消極的(女性にも)で、いつもいじいじ、今ひとつふっきれない息子。
その息子が父親に感化されて、次第に積極的に、明るくなっていく姿を描く、といえば、じわじわ感動がきそうなところ、あまりに淡々としすぎて、感動がこないのが残念。
ユアン・マクレガーも好演してるとは思うのだけど・・・

ワンちゃんはかわいかったけどね。

2013/05/13

椎名誠『新宿遊牧民』

本日の本

新宿遊牧民 (講談社文庫)
book-16 『新宿遊牧民』 椎名誠著  講談社文庫

シーナ氏の私小説で、「哀愁の町に霧は降るのだ」、「銀座のカラス」以降の集大成と言えようか。
私小説というけれど、ほとんどノンフィクションじゃないのかなあ。

太田トクヤ、海人、西沢、西川、ヒロシなど、同じみの人たちが活躍する。
すでに知ってるエピソードもあり、知らなかったエピソードもあり。
シーナ氏のまわりには人が集まるんですよね。うらやましいくらいに。

いくつになってもバカをやるし(悪い意味ではない)、興味があることにはまっしぐらに突き進むし。だから人が集まるんでしょうねぇ。うらやましい関係である。

これからもこーゆー生き方をするんだろうな。
いいな。

2013/05/12

アサヒ ザ・エクストラ

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セブン&アイホールディングス限定発売のビール。
去年の秋発売されていた製品をようやくゲット。うちからセブンイレブンは行きやすいところにないので、なかなか買うチャンスがなくて・・・

注いでみると、まあフツーのビール色。
飲んでみると、おお、苦味がいいですね。意外としっかりした後味で、アサヒらしくないというか。度数もちょっとだけ高めなんですね(6%)。

ワタクシ、アサヒのビールは評価していないのだけど、これは結構いいと思いました。

2013/05/11

「宇宙人ポール」

本日の映画

宇宙人ポール [Blu-ray]
movie-25 「宇宙人ポール」 Paul 2010年米

DIR:グレッグ・モットーラ
CAST:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、シガニー・ウィーバー
STORY:アメリカのコミックイベントに参加するためイギリスからやってきたグレアムとクライブは、車の事故現場に遭遇、ポールと名乗る宇宙人を車に乗せることに。二人はポールを宇宙に帰してあげようとするが・・・

☆☆☆SFコメディ。

囚われの身だった宇宙人を宇宙に返してあげようと奮闘する物語というと、「E.T.」を連想するのだけど・・・
とんでもない!

ポールは言葉は悪いわ、下品だわ、クスリもやるわ、中身はオッサン(笑)。妙に人間くさい。
そして、ポールを助ける2人は、SFオタクでコミックオタク。妙にずれた人たち。

当然、感動の物語とはいかないわけで・・・
パロディ満載で、爆笑とはいかないけれど、ニヤニヤできる映画(ほめ言葉)。
知らなくても楽しめるとは思うが、一通り有名SF映画は押さえていた方がより楽しめる。一応SFはきちんと押さえているので、意外とツボにはまった。

アメリカのコメディ映画というと、悪のりしすぎてどうもなあと思うことがあるのだが、S・ペッグとN・フロストがイギリス人だからかなのか、これはOK。
この二人のコンビ作「ホット・ファズ」もスルーしちゃってきたけれど、見ないとね。

主人公たちも十分おかしいのだけど、あの超有名監督が声で出演してたり、敵方のボスがあの人ですからねぇ。これもうれしい。

最後はちょっぴり感動できて、いやーおもしろかった。
元ネタがわからなかったのもあったのが少々悔しい・・・

2013/05/10

ヘレン・マクロイ『小鬼の市』

本日の本

小鬼の市 (創元推理文庫)
book-15 『小鬼の市』 ヘレン・マクロイ著 創元推理文庫

STORY:第二次世界大戦下、カリブの島国サンタ・テレサでひょんなことから記者として働くことになったフィリップ・スタークの最初に仕事は前任者の死の調査だった。死者が残した手がかりを元にスタークに危機が迫る。

☆☆☆☆ヘレン・マクロイの著作6冊目。

今まで、ちょぼちょぼとマクロイの著作は読んできたが、作風はいろいろ。この本も、スパイ物+スリラーといったところ。

物語はテンポよく進んでいって、第二次世界大戦時のカリブの状況を知らないとややわかりづらい面はあるものの、それほどは気にならず、サクサクと読み進められる。
映画にしたらよさそうな感じ。

主人公も謎めいているし、ウリサール署長も敵味方はわからないし(ただし、作品紹介で味方ということをネタばらししちゃってるのはどうかと思うが)、その他、登場人物の誰もが怪しく見えて・・・
暗号めいたメッセージとか、ツボでしたね。

犯人は落ち着くところに落ち着いたという感じで、まあそれほど驚きはなかったのだが・・・
いやはや、最後の10ページあまりで、びっくり!
これは予想してなかった。この10ページでぐんと点数があがる。

やっぱり、ヘレン・マクロイおもしろいな。
まだ未読のものも読んでみよう。

2013/05/09

ジェントルマンジェームス

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西友で買ったエール。5月1日発売。500ml。

西友のエールでは、2月にゴールデンエールというのが発売されたらしいのだが(見かけて気もする)、買いそびれ・・・
これはまた5月末に再発売されるそうだから是非ゲットしないと。

で、このエールだが、色は濃くウイスキーみたい。
飲んでみると、かなりの苦味。香りはよし。でもって結構すっきりとした味わいで飲みやすいエールかと。
ホントはもっとじるじると飲むつもりだったのに、結構なペースで飲んじゃいました。

2013/05/08

サッポロ エーデルピルス

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先日、コンビニ限定発売されたビール。

エーデルピルスというと、ビアホールでよく飲むのだけれど、へー知らなかった、5年前にも1回発売されたことがあるんですね。
って、この日記を検索してみたら、ちゃんと買って飲んでたよ~(苦笑)むむむ、すっかり忘れてお店でしか飲んだことがないと思ってた・・・

注いでみると、これぞビールという黄金色。
飲んでみると、ぎゅっと苦味がくる。この苦味が好きなんだなあ。結構どっしりしたビールなので、じっくり飲むのがいい。
是非、ずっと発売してほしいなあ。

2013/05/07

末廣酒造 微発泡酒ぷちぷち

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会津旅行の際、末廣酒造を訪ねて、キャラクターのかわいさに買おうかと思ったところ、同居人が地元の西友でも見かけたというので、そこで買うのはやめて、帰ってきてホントに西友で買ったお酒。

日本酒スパークリングって最近いろいろあるけれど、飲むのははじめて。
度数はやはり低めなんですな(8度)。

注いでみるとしゅわしゅわっとくる(当たり前か)。
飲んでみると、ちょっと甘め。だけど甘すぎるということはなくて飲みやすい。あ、でもちゃんと?日本酒の味わいはあります。
微炭酸だから、ぷちぷちとはいかないけれど、ビール代わりにくくっといただきました。

他の日本酒スパークリングも飲んでみようかな。

2013/05/06

会津旅行 2日目

6時半起床。パッと支度して7時きっかりに朝食へ行く。この日は盛りだくさんなのであまりゆっくりはしていられないのである。

同居人は和食にしていたが、ワタクシはパン食。
朝、和食はつらいのである(普段の平日は和食だけど)。

ささっと食べ、ささっと支度し、8時には出発。
はじめの目的地は飯盛山である。

駐車場に車をとめて、階段をひたすら登る。
250円でスロープコンベアもあるが、そんなものは利用しない。中腹から乗るともうちょっと安い料金だったのだが、下でそんなことは言っていなかった・・・言うべきじゃないんだろうか。

ぜいぜい言いながら登って(ちょっと不調で)、白虎隊の墓を遠目に見て、自刃の地を見学。ここから鶴ヶ城が見えるというので探したら、その前にテレビ塔がちょうど見えてしまって感じ悪い。これ、景観そこねてると思うんだけどなあ。

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ローマ市民から送られた記念碑を見つつ、少し下ってさざえ堂へ。
ここは是非行ってみたかったところだった。篠田真由美さんの建築探偵シリーズで出てきて以来。
上りと下りが交差しない構造の建物で国の重要文化財。人数制限があるようだが(すごいみしみしいうからしないと壊れるかも)、幸いまだ早かったのですいていてすんなり入ることができた。おもしろいですねぇ。なるほど、あのミステリのキモもわかった気がしましたね。
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洞穴を見た後、下まで降りてとらぞうというお土産やさんで、リラックマ発見!
鶴ヶ城リラックマと野口英世リラックマをしっかり購入。

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続いて向かったのはお城。
駐車場に向かう途中、ものすごい長蛇の列、いったいなんだ???と思ったら、大河ドラマ館にい並ぶ列だった。いやはや、この人気すごいですねぇ。
そして、駐車場は臨時に拡張されていて(グラウンドを駐車場にしていた)、とめることができたのだけど、お城に向かう人がまたすごい!
で、天守閣に登ろうかと思っていたのだが、チケット売り場でも長蛇の列だったので(そして見上げると上にも人がぎっしり)断念。まあいいか。案外城は小さいのだった。武者走りや鉄門を見学し、そそくさと蔵が並ぶという七日町通りへと向かった(案外遠かった)。

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目的は酒蔵!
まずは鶴乃絵酒造。お母さんと娘さんが創ったという吟醸酒をおみやげに購入、続いて、末廣酒造へ。前日もお酒を飲んだが、ここは吉田類氏が訪ねていたのをテレビで見て行ってみたかったところ。
残念ながら見学は時間があわず(あまり時間をとるわけにいかなかったので)断念、おみやげだけ購入して出る。
ふらふらと歩いていたらちょうど野口英世青春通りにぶち当たり、広場にて銅像の写真をとり、城へと向かった。

途中、鶴ヶ城開館という、大きなお土産やさんに寄ってあれこれ買い(買い物スイッチが入った)、駐車場に戻って会津若松を後にする。

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お昼は、喜多方ラーメンと決めていて、まあでも街中はきっと混んでいるに違いないと、ちょっと郊外のお店に入ろうと思ったのだが・・・
そこも人がいっぱい。仕方なく、街中に車をとめ、観光案内所でラーメンマップをもらって歩き始める。


近くから見ていったがどこも並んでいる。ちらりと見えた、超有名店はかなり並んでいるように見えた。

どこか並んでいないお店はないかと思ったがどうやら並ばないと食べられないことがわかったので、おとなしく並ぶことにする。並んだのは、横浜のラーメン博物館にも出店していたという大安食堂というお店。ざっと15人ほどの列だったのでそれほどは待たずに済んだ。
頼んだのは、オーソドックスに醤油ラーメン(同居人は大盛り)。これは多分正統派。喜多方にしろ、白河にしろ、フツーなラーメンなのがうれしい。

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喜多方といったらラーメンと蔵。
ということで散策。通りかかるとどこもラーメン屋さんは並んでいて、みなさん、そんなに食べにきているのか・・・
で、蔵だが、思ったほどはなくて、大通りにポツポツとあるのみで少々さみしい。その中の一軒、山中煎餅本舗でたまり煎餅のセットを買い、駐車場へと向かう。
途中、超有名店・・・坂内食堂の前を通ったが、もう3時というのに、超超長蛇の列。これじゃあ最後尾の人は5時になっても食べられるのかどうか・・・並んでいる皆さんに敬服である(ワタクシは絶対並びませんねぇ)。

ラーメン館であれこれお土産を買い、さらに三万石でままどーるを買い(職場のおみやげ、郡山には行ってないけれど、あちこちにショップがあるからいいかということで)、これにて観光終了。本当は猪苗代湖も見物したいところだったが時間切れであった。

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少々渋滞しつつ、高速に乗り、磐梯山サービスエリアにて最終の買い物を済ませ、磐梯山をパチリと写真におさめる。
交通情報を見ると、事故渋滞が何カ所かあるようで相当渋滞している模様。まあでも仕方ない。

那須あたりから本格的に渋滞がはじまるということで、ここで休憩。飲み物とプリッツを買って出発。それからは確かに相当な渋滞であった。
2時間以上たったところで、次第に腰が悲鳴をあげてきたので、かなり並んだものの佐野パーキングエリアへと入る(待ってる間プリッツを食べる)。
館林を過ぎると順調に流れるようになり、川口ジャンクションから外環道へ。大泉に着いたのはもう10時半すぎで、ようやく夕食にありつく(びっくりドンキー)。

そして、家にたどり着いたのは12時を大きくまわった頃だった。
ドライバーさん、ホントにお疲れさまでした!ありがとう。

今回の戦利品。
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(完)

2013/05/05

会津旅行 1日目

待ちに待ったゴールデンウィーク。
今年は会津への旅行。
ワタクシとしてはまったくそんなつもりはなかったのだけど、今年は大河ドラマ「八重の桜」で、会津若松がブームとか。混みそうだなあとちょいと憂鬱。それより、ミーハーに見られないか心配(笑)。

5時半起床、6時出発。
途中コンビニでパンとお茶を買って簡単な朝食をとる。

外環道から東北道へと入り、まずは佐野サービスエリアにて休憩。チーズ入りフランクを食べる。
それからは断続的に渋滞があったが、ぴたっととまることはなかった。続いて那須高原サービスエリアでもう一度休憩。
ここの時点で、おそらく白河(で高速を降りる予定)でお昼になってしまうことが確実だったので、お昼は白河ラーメンにしよう!ということになった。
もし昼過ぎに大内宿の近くまで行ければそばという選択肢もあったのだが、やはり無理であった。

白河で高速を降り、ラーメン屋探し。ガイドブックによれば、とら食堂というお店が元祖らしいのだが、中心地からは離れている。ナビ(スマホの。このせいで電池がぐんぐん減り、車の中で充電しなければならなかった)に従って進むと、とてもラーメン屋があるとは思えなかったのだが、突如あった!
ところが、さすが有名店だけあって、ものすごい人が待っていてあっさり断念。
途中あったお店はすんなり入れそうだったので、そこに決める。手打ち中華・要屋というお店である。

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頼んだのは、ワンタンメン(雲呑が食べたい気分だった)。
おー、なかなかの分量。雲呑もたくさん、チャーシューもたっぷり、メンマも大量。その他、ねぎ、なると、ほうれん草、のりと具が豪華。チャーシューを一枚輸出したものの完食。好みの味で大満足だった。

食後、再びナビをセット、向かうのは大内宿。
途中、道の駅しもごうにて休憩。会津のおみやげがどんなものがあるかをリサーチして出発。
大内宿への向かう山道に入った途端、渋滞。車はのろのろと進む。ようやく到着したときには3時半近くになっていた。

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お日様が出ておらず、山の中なこともあって寒い。上着をかえ、中にセーターを着て、マフラーもしたがどんどん冷えてくる(10度以下だったようだ)。
映画のセットみたいに茅葺き屋根の民家が並ぶ宿で、それぞれはみなおみやげ物やさんだったり、蕎麦やさんだったり。有名な高遠そば(ねぎを箸代わりにして食べるそば)を食べている人がたくさんいた。ねぎは持ち帰ることができるそうで、実際、バッグにさしている人もいたのだった(笑)。

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突き当たって、階段を上っていくと、眺めがよい。ぱちぱちと写真を撮り、また下ってあちこちおみやげ屋さんをひやかす。
みなとやさんで、しんごろう(半つきにした米を丸めて串にさし、じゅうねん(えごま)味噌を塗って焼いたもの)をおやつに食べて休憩。食べたら少し暖かくなってきたものの、さらに冷えて、ついに手袋まで出すことになった。
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見学を終えると4時半。
宿へと向かうことにする。

宿は、大内宿から近い芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテル。
ラウンジでお茶を飲んで待っていると、ほどなく部屋に案内される。
早速お風呂へ。
かなり大きなお風呂だったが、ちょうど混んでいて、特に露天は人がみっしり。
お湯は結構温度が高く、傷口がヒリヒリする。

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夕食は6時から。
ホテルが増築されているため、場所がわかりづらく、夕食場所に行くので少々迷ってしまう。
お料理は豪華!いつもそうだが、全部は食べきれない。
特においしかったのは、磯香鍋(貝のおなべ)、牛ロース陶板焼き、辛子酢みそあえなど。
お酒は、瓶ビールのあとは末廣の生酒。さっぱりといただけておいしい。

お土産やさんでお土産を買って部屋に戻る。
翌日の計画を念入りに?練って、kindleでクッキングパパを読み、またお風呂へ。
今度はすいていてじっくりとつかることができた。

テレビを少々見てから就寝。
(2日目に続く)

2013/05/02

【オディロン・ルドン 夢の起源展】

art-19 【オディロン・ルドン 夢の起源展】 損保ジャパン東郷青児美術館

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昨日、仕事がお休みだったので、ルドン展に行って参りました。
ルドン展というと、昨年、三菱一号館美術館が「グラン・ブーケ」を購入した記念に開催された展覧会に行ったばかりだが、今回は、ボルドー美術館所蔵の作品もきているというので行くことに。

第1部:幻想のふるさとボルドー
ボルドー生まれのルドンが若い頃に影響を受けた画家等の作品からスタート。
ルドンがはじめに学んだという、スタニスラス・ゴランが3枚。風景画家かな?今では忘れられた画家となってしまっているらしい。
ブレスダンは放浪の版画家で、ルドンはかなり大きな影響を受けたことがわかる。ブレスダンの版画の方が細かくて、かなり近くまで寄ってみないと細部までわからない。繊細な作風、なかなかよい。
そして、植物学者のクラヴォーもルドンに影響を与えた一人。植物の素描が並んでいたが、確かに、ルドンの奇妙なモチーフはこんなところからきているのかも。
黒の画家として有名だったルドンだが、その当時も色彩画は描いていたそうである。主に風景画が並んでいたが、ルドンというとあまり風景画のイメージはなかったので新鮮。

第2部:「黒」の画家
やはり、ルドンというとこのイメージ、黒。
石版画集「夢のなかで」と「エドガー・ポーに」は昨年も見たが、今回は他にもたくさんあった、かなりの充実度。
ルドンに影響を与えた植物学者のクラヴォーの自殺後、創られた石版画集「夢想」はクラヴォーに捧げられているし、「悪の華」や「エドガー・ポーに」もおそらく、本好きだったクラヴォーに触発されたものではないかと思う。クラヴォーの影響はかなり大きい。
ゴヤはスペインから亡命してボルドーに住んだとのことで、「ゴヤ頌」という作品集も。黒という色で共通するものがあるのかも。
ルドンの画は、幻想的というか、奇妙なものが多くて、すべてに意味を求めるのは無理なのだが、いったいなんなんだろう?と思わせるところがいいんですね。解釈は人によって違うだろうし、見る時によっても違うし。
チラシ、チケットになっている「蜘蛛」もこちらに。これはユーモラスで好き。

第3部:色彩のファンタジー
ルドンは、黒をやめて突如色彩の画家へと変わる。
といっても、黒の時代も色彩画は描いていたようだから、突如ということではないのかも。
花を描いた絵は、とても鮮やかで、「青い花瓶の花々」などは、「グラン・ブーケ」の小型版という感じ。
しかし、主題によっては、鮮やかという印象はなくて、幻想的な印象。「オフィーリア」、「オルフェウスの死」。
何枚も描かれた「アポロンの戦車」も不思議な色合い。ルーヴルのドラクロワの絵に影響を受けているとのことだが、あったっけ?
最後の一枚は、未完となった「聖母」。息子が戦争から無事に戻ることを祈って描いたものとのこと。落ち着いた静かな絵でした。

昨年のルドンの展覧会に行かれた方も楽しめると思いますので、是非!

※次回更新は5日となる予定です。

2013/05/01

【奇跡のクラーク・コレクション展】

art-18 【奇跡のクラーク・コレクション展】 三菱一号館美術館

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三菱一号館美術館で開催中の展覧会へ行って参りました。
クラーク美術館は、アメリカ、マサチューセッツ州にある美術館だが、今までまとまった貸し出しはなく、今回増改築に伴う巡回で日本へとやってきた次第。これは貴重な機会ですね。

Ⅰ.印象派への道 コローとバルビゾンの画家たち
コローからスタート。
一枚目のコローはコローらしくない絵だったが、サンタンジェロやポッロメーオ諸島の絵などイタリアの絵は美しい。
ミレーの「羊飼いの少女」は、番をしながら編み物をしている少女の様子が描かれていて、ほのぼのとした感じ。ミレーとしては明るい絵だ。
次の間では船がテーマの絵が3枚。このモネは今ひとつぴんとこず、ブーダンが一番よかったかな。

Ⅱ.光の画家 印象派の画家たち
クラーク夫妻は、印象派、特にルノワールが大好きだったようで、なんと今回もルノワールが22点もきている。
まずはモネ。
モネは大好きで、どれもいいのだが・・・
「エトルタの断崖」の光もいいな。でも一番気に入ったのは、「小川のガチョウ」。これって、ジヴェルニーの家なのだろうか?こんな場所、あったろうか。
ピサロの淡い感じもいいですね。
で、ルノワールだが、あまり印象にない風景画や静物画も。
「日没」は、モネの「印象、日の出」みたいな感じだったが、「ヴェネツィア、総督宮」などは涼しげな色彩で、一瞬別の画家の絵かと。
静物画では「玉ねぎ」がなかなかよろしい。
まあしかし、ルノワールといえば人物画で、どれもよかったのだが・・・
好みからいうと、「劇場の桟敷席」とか「うちわを持つ少女」(日本ぽい)とかだろうか。

Ⅲ.伝統と革新 アカデミズムの画家たちへ
この章はあまりなじみのない絵だった。
ジェロームの「蛇使い」、「奴隷市場」などはこの頃のヨーロッパ人の趣味だろうか、エキゾチックな絵。ブグロー「座る裸婦」もなんとなはなしにオリエンタルな雰囲気が・・・
菊にいろどられたティソのその名も「菊」は、ドレスの黄色といい、菊の色といい、パッと眼には飛び込んでくるものの、なんか落ち着かない絵である。
というわけで、この章はちょっと異質な感じだった。

Ⅳ.光の画家 印象派の画家たち
Ⅱの続きで、ここからは2階に降りる。
シスレー、ピサロと続くのだが、どちらも好きな画家。
風景画が好きなのかも・・・
雨、雪、煙、川、雲などが効果的に描かれている。

Ⅴ.ドガ 個展と印象派をつなぐ画家
馬、踊り子といえばドガ。
「レースの前」の360度全方向から描かれた馬の構図もおもしろいが、踊り子を描いた「稽古場の踊り子たち」もまた構図のおもしろさが際だつ。横長の画面で、左前は大きくあいており、上の方は切れているのだが、その効果か、躍動感があるのだ。

Ⅵ.印象派からポスト印象派へ
ここにもまたルノワールがたくさん。
画面いっぱいに描かれた「芍薬」はゴージャス。
「頭部の習作」はかわいらしく・・・
「縫い物をするマリー=テレーズ・デュラン=リュエル」も好きな作品。
ラストは、大好きなボナール、「犬と女」でしめくくり。ボナールも追いかけている画家の一人なのでうれしい。

とっても充実した展覧会です。
印象派好きな方はこれを逃してはいけません。是非!

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