カレル・チャペック『スペイン旅行記』
本日の本
book-22 『スペイン旅行記』 カレル・チャペック ちくま文庫
チェコの作家カレル・チャペックの旅行記コレクションの1冊、『スペイン旅行記』をスペインに行く前にと思って読んだ(昨年は『チェコスロヴァキアめぐり』を)。
チャペックのエッセイはユーモアたっぷりで(時に毒もあるけれど)好き。イラストもいいんですよね。
チャペックがスペインを旅行したのは今から80年以上も前。
けれど、意外にかわってないんですね。
スペイン旅行はチャペックにとって楽しかったのか、文章からは高揚感が伝わってくる。
プラド美術館・・・特にゴヤの絵には感動したようだし、闘牛については、闘牛士がイマイチだったのか、もう二度と見たくないと言いつつ、うまい闘牛士だったら見たいと言い、フラメンコには魅了され・・・
今読んでも決して古さを感じさせない旅行記。
チャペック氏の知識の広さ、深さにも感心しました。
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