「ヴェニスの商人」
本日の映画
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movie-30 「ヴェニスの商人」 The Merchant Of Venice 2004年米英伊ルクセンブルク
DIR:マイケル・ラドフォード
CAST:アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズ、リン・コリンズ
STORY:貿易商アントニオは親友バッサニーオの結婚資金を借りるための保証人となるが、ユダヤ人の高利貸しシャイロックは、期限内に返済出来ない時には、肉一ポンドをとるという条件をつける。
☆☆☆ご存じシェークスピアの戯曲の映画化。
ヴェニスの商人というと、BBSのドラマや、舞台や、テレビ映画や、なんやかんやといろいろと今まで見ているし、ストーリーはよく知っている。
シェークスピアの戯曲では悲劇より喜劇の方が好きで、この作品も結構好き。
まあしかし、よく知っているから、新味がないとなーと思っていた。
で、この作品は、A・パチーノの独壇場である。
そして、新しい解釈が盛り込まれていてふーんとは思ったのだが、とってもおもしろいかというと、やや退屈(笑)
A・パチーノが大熱演しているのだけれど、少々胃にもたれるというか。
J・アイアンズ、J・ファインズと演技派を揃えているのに、A・パチーノが目立ちすぎてしまい、なんかバランスが悪いのである。
フツーは、シャイロックが悪人として描かれるのだが、この映画ではむしろ迫害される気の毒なユダヤ人として描かれており(そう考えると、元々シェークスピアの戯曲が偏見に満ちているわけだが)、軽妙な喜劇という感じにはならなかった。
まあこういうのもありなんでしょうけどねぇ。
「ジョン・カーター」で勇ましい王女を演じたリン・コリンズは男装が意外と似合いますね。
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