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2013年7月

2013/07/30

カルロス・ルイス・サフォン『天使のゲーム』上・下

本日の本

天使のゲーム (上) (集英社文庫)天使のゲーム (下) (集英社文庫)
book-31 『天使のゲーム』上・下 カルロス・ルイス・サフォン著 集英社文庫

STORY:1917年バルセロナ。新聞社の雑用係をしていたダニエルは短編小説を書く機会を与えられ作家としてデビュー。やがて独立しあこがれていた塔の館に移り住んで執筆する彼に、1年間自分のために執筆するかわりに高額の報酬と望むものを与えるというオファーが・・・

☆☆☆忘れられた本の墓場シリーズ2作目。

いいですねぇ、あいかわらず。この忘れられた本の墓場という設定にワクワクする。
センペーレと息子書店という古書店もまた登場して、1作目の直後のお話かと思ったら・・・あらら、こちらの方が時代設定は古かった。

2作目も、早くページをめくりたい!と思う本で、読み始めてすぐにどっぷりとこの世界にはまったのだが・・・

おや?主人公ダニエルに奇妙なオファーをする謎の人物が登場するとトーンダウン。
というか、どうもこの人物が出てくるとふとページをめくる手がとまってしまうのだった。
どうもこのテーマがねぇ。
ドイツのあの有名な戯曲なんですね。
とすると、ハッピーな結末ではないだろうと思えて・・・

ミステリーとして読むと、確かに次々人が死んで、主人公が疑われという展開で、どうなるんだろう?と思わせるのだけど、結局のところ、ストンと落ちる結末ではなくて、落ち着かなかった。というのが狙いなんだろうけれど、ミステリーとしてはきっちり落として欲しかった・・・
いや、これミステリーって範疇にとじこめちゃいけない小説なんでしょうね。

恩人ビダルやその妻となるクリスティーナなど魅力的な人物はいろいろと登場するが、一番印象になったのは、押しかけアシスタントになるイサベッラ。生き生きとして描かれている。
そのイサベッラがあの人だったとは!
ラスト近くでへーって思いましたね。なるほどこういうつながりか。

3作目は、1作目と2作目とどうつながっていくのか、楽しみ。

※次回更新は8月10日となる予定です。

2013/07/29

「バイオハザードⅣ アフターライフ」

本日の映画

バイオハザードIV アフターライフ [DVD]
movie-43 「バイオハザードⅣ アフターライフ」 Resident Evil:Afterlife 2010年米

DIR:ポール・W・S・アンダーソン
CAST:ミラ・ジョヴォヴィッチ、キム・コーツ、ショーン・ロバーツ、ウェントワース・ミラー、シエンナ・ギロリー、中島美嘉
STORY:東京の地下施設で密かにカツ等を続けるアンブレラ社に潜入後、アラスカ、そしてロサンジェルスに向かったアリスは、無数のアンデッドに包囲された刑務所に生存者がいることを知り、中に入っていくが・・・

☆☆☆バイオハザード第4弾。
3作目で(これは劇場鑑賞)そろそろ終わりかねー、でもまだまだ続くって感じだったしねーと思っていたら、ちゃんとできて、5作目もとっくに公開された。

ワタクシ的にはそろそろいいかなと思っていたので、こちらもだいぶたってからの鑑賞。映画館には行かず。

冒頭、渋谷でいきなりアンデッドの中島美嘉が登場して、おっ、日本が舞台になるのかと思いきや・・・
それでおしまい。
東京の地下に基地があるといっても別に東京じゃなくても関係ないしね。

で、いきなりアラスカに飛んだと思ったら、そこもあっさり終わって、ロスに向かう。
舞台は刑務所。

とくれば、ウェントワース・ミラーですか(笑)。
「プリズン・ブレイク」じゃん(笑)

刑務所のまわりにはアンデッドだらけ。
ってことで、やっぱりバイオハザードねって思ったものの、数はたくさんいるものの、どうでもいい扱いで、主眼はミラのアクション。
これはなかなか見応えありますね。
ちょい、「マトリックス」入ってますが。

アリ・ラーター演じるクレアのみならず、シエンナ・ギロリー演じるあのジルまでも登場(ラストのみ)してうれしくなるけれど、また続くって感じでもどかしいなあ。

なんだかんだいっても次作も見ますけれど。

2013/07/28

渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』

本日の本

置かれた場所で咲きなさい
book-30 『置かれた場所で咲きなさい』(kindle版) 渡辺和子著 幻冬舎

昨年のベストセラー。
筆者は、ノートルダム清心理事長のシスター。
シスターということもあって、随所にキリスト教的なお話が出てきて、ミッション系の中高に通ったものの、クリスチャンというわけではないワタクシ的には、やや、ん?と思うところがなくはなかったが、全体的にはわかりやすく、非常に蘊蓄のある言葉が書かれている。
いちいちなるほどねと思う。でも、意外に難しいことなんじゃないだろうか。
例えば、タイトルになっている置かれた場所で咲くということ。
きっと自分だったら、置かれた場所が不本意な場所だったら、文句を言い、嘆き、不機嫌になり・・・

シスターは人一倍苦労してきた方。
陸軍教育総監の娘として生まれ、2.26事件の時に目の前で父親が射殺され、その後修道女になり、36歳という若さでノートルダム清心女子大の学長となっているが、苦労の連続だったようだ。
だからこそ、人々の心にしみいる言葉が出てくるんでしょうね。

落ち込んだ時、何かがうまく行かない時・・・
そんな時にまた読んでみたい。

2013/07/27

サントリー 琥珀の寛ぎ

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琥珀の・・・というと同じサントリーの琥珀の贅沢を思い出す。
寛ぎはビールですけどね。ファミリーマート限定。

注いでみると、琥珀色(っていうくらいだから・・・)。
飲んでみると、確かにビールの味わいはする。それなりの苦味もあるし。
ただ、思ったよりコクはなかったかな。ホップの香りはしなかったし・・・
アンバービールのイメージから考えるとインパクトは弱いかも。

2013/07/26

オルフィラ ソーヴィニヨン・ブラン

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大好きなアルゼンチンワイン。
といっても、いつも飲むのは赤で、白はめずらしい。
オルフィラは以前赤は飲んだことがあって、結構気に入ったワインだったが白はどうか。

香りはよし。
味はすっきり。アルゼンチンワイン、赤は結構濃いのが多いけれど、白は軽いのかな?
というよりは、ソーヴィニヨン・ブラン単体で作ってるからなんでしょうね。
他の品種も飲んでみなければ。

2013/07/25

「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」

本日の映画

スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ [Blu-ray]
movie-42 「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」  The Ides Of March   2011年米

DIR:ジョージ・クルーニー
CAST:ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド
STORY:民主党予備選の最有力候補モリスの選挙キャンペーンを受け持つスティーブンは、ライバル陣営から引き抜きの打診を受ける。そんな中、彼は選挙スタッフのインターン、モリーと親密な関係になるが・・・

☆☆☆原作は、実際に選挙キャンペーンスタッフを務めたウィリモンという人物の戯曲とか。

いやー、G・クルーニーって実に硬派な映画を作るな~
プレイボーイぶりを見るともっとちゃらい映画撮りそうなのに(失礼)。
この映画では、クルーニー、役者としてもなかなか。
けれど、もっと凄いのはR・ゴズリングなんですね。

ワタクシ、ゴズリングはちょっと苦手なのだけど、うまいのはうまい。
理想に燃えていたまっすぐな若者が、だまされ、裏切られ、挫折を経験し、やがて復活する・・・すっかり、ずるさと冷徹さを身につけて・・・
その変貌ぶりが恐ろしい。
うー、政治って恐いなあ、汚いなあ。
ラストのスティーブンの表情、ぞっとしますね。

ホフマンにジアマッティ、M・トメイ、J・ライトとくせ者を揃えるあたりも、クルーニーさすが。

虚々実々の政治の駆け引きを最後まで堪能した映画でありました。
政治がテーマの映画ってちょっと苦手だったんだけれど、これはおもしろい。

2013/07/24

カルロス・ルイス・サフォン『風の影』上・下

本日の本

風の影 (上) (集英社文庫)風の影 (下) (集英社文庫)
book-29 『風の影』上・下 カルロス・ルイス・サフォン著 集英社文庫

STORY:1945年バルセロナ。古書店の息子ダニエルは父に連れられて訪れた「忘れられた本の墓場」で一冊の本と出会い、その作者の過去を追うが、ダニエルの身に危険が迫る。

☆☆☆☆スペインのミステリ。

いや、ミステリというカテゴリーにくくれる本ではない。あらゆる要素が詰まった、ともかくおもしろい本なんである。

この本の存在は、出た当時評判がよかったので、知ってはいたが、その時は縁がなくて・・・
今年、スペイン、それもこの本の舞台となっているバルセロナに行くので、ふと読んでみようと思い立った。

読み始めるととまらないし、すーっと物語に入っていける。最後は一気読みだった。

まず、「忘れられた本の墓場」という設定が、本好きとしてはうれしい。こんなところに行ってみたいもの。本だらけなんて幸せだろうなあ。

過去と現在がシンクロしながら物語は進んでいくのだが、次々と場面は転換する。
少年の成長物語であり、恋愛物語であり、冒険物語であり・・・
裏切りあり、友情あり、謎の人物あり・・・
スペインに暗い影を落とした内戦についても書かれている(なんたる悲劇!)。

たくさんの糸が次第に1本の糸へと収束していく展開が思いっきりツボ。
いやはや、うなりましたね。

登場人物もみな魅力的なのだけど(嫌な奴は徹底的に嫌な奴に描かれているがそこがまたいい)、内戦で失脚しホームレスとなってしまったフェルミン(ダニエルの父のお店で働くことになる)が特にいい。

とってもおもしろかったものだから、ただいま、2作目の「天使のゲーム」を読んでるところであります。

2013/07/23

マルデンス・ブルー

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ベルギーのビールで業務スーパーで見つけた。
ベルギーのだと日本でのビールにあたらないものも多いけど、これはちゃんとビール。

注いでみると、黄金色できめこまやかな泡。
飲んでみると、思ったより薄い味かなと思ったが、最後の苦味がちゃんと効いていた。
コクがあるタイプとは言えないけれど、これはこれでアリ。

2013/07/22

「華麗なるアリバイ」

本日の映画

アガサ・クリスティー 華麗なるアリバイ [DVD]
movie-41 「華麗なるアリバイ」 Le Grand Alibi 2007年仏

DIR:パスカル・ボニゼール
CAST:ミュウ=ミュウ、ランベール・ウィルソン、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、エマニュエル・リヴァ
STORY:上院議員夫妻が親しい友人を招いて催されたパーティ。過去・現在とゲストの女性たちと関係を持っていた精神科医ピエールの登場で緊張感が走る。昼下がり、プールの脇で倒れたピエールと銃を持った妻が発見されて・・・

☆☆☆アガサ・クリスティー『ホロー荘の殺人』の映画化。

A・クリスティーは大好きなので、テレビドラマ、映画、常に見てきた。
フランス映画でも結構作られていて、でもなんとなく微妙な気がいつもしていたけれど(フランスの田舎とイギリスの田舎じゃなやっぱり違うし、雰囲気もね・・・心理ドラマはフランス映画にあうとは思うけれど)、パスせず見ることに。

この原作はもっとも有名な作品群には入らないと思うけれど、ワタクシ的には非常によく覚えている作品で、この映画も、もちろん見始めてすぐこの人が犯人と指さしてしまった(笑)
なるほどねっていうミスリードで(他にもこういうのあるよね)、はじめて読んだ時はほおーっと思ったものだけど、何しろ全部わかっちゃってるもんだから、あとはいかに人間ドラマを楽しむかってことになる。

で、この映画だが、展開は結構ダラダラで、事件もなかなか起きず、探偵役もいないので(原作はポワロが登場)、なんとなく事件が終わってしまうという(笑)
クリスティだと知らなければ、かなり微妙・・・

ミュウ=ミュウがすっかり年取ったのに驚いたのと、E・リヴァがちょい役で出演していたのにもびっくり。そうそう、ランベール・ウィルソンも年取ってました・・・

2013/07/21

国分寺:梨花苑

毎年行っている焼き肉やさんへ、今年も両親と。
去年は9月にずれ込んでしまったけれど、今年は旅行前に滑り込み。

6時に入店したが、あっという間に満席。ここ、いつも混んでるなあ。

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頼んだのは、キムチ盛り合わせ、タン塩、野菜焼き、カハロセット(カルビ、ハラミ、ロース)、サムギョプサル、海鮮チヂミ、父親のピビン麺(ハーフ)。
飲み物は、ワタクシが生ビールと赤ワイン(ヴァン・ド・ペイ)、同居人が生ビールと黒霧島ロック、父親が黒霧島の水割り、母親が赤ワイン。

やっぱり去年とほぼ同じもの頼んじゃったな。
まあでも好きなものなんでいいか。

また来年も!

東京都国分寺市南町3-15-4

2013/07/20

府中:うなぎ押田(7回目)

府中:うなぎ押田(7回目)

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今年もやって参りました!うなぎの季節。
もちろん、今年も同じお店である。
あさって丑の日だから、混んでるかもと思ったが、着いたらちょうど一卓あいていてすんなり入ることができた。駐車場も一台分あいていて、ラッキー!

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頼んだのは、いつものとおり。
うな重(竹)、2700円。
これは去年と同じ価格。もっと上がっているに違いないと思ったがキープしていてよかった。

味は相変わらずいいですね~
おいしい。
うなぎ、ふっくら。甘めのタレがよくあう。

来年も食べられますように・・・

東京都府中市北山町3-24-2

2013/07/19

岩根圀和『物語 スペインの歴史』

本日の本

物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)
book-28 『物語 スペインの歴史』 岩根圀和著 中公新書

後から出版された人物編を先に読んでしまったのだが、これがおもしろかったので、歴史本の方も読んでみた。
これもおもしろい。

歴史本というと、ただただ時系列にまじめにかかれていると時として退屈なのだが、エピソードを絞って物語として書いているので、ぐぐっと引きこまれるのだ。
確かに、筆者が言うように、偏りはあるのだけれど、全体を読めば、スペインの歴史がおおまかにわかるようにはなっている。
それより、一つ一つのエピソードが掘り下げて書いてあるので、非常によく頭に入った。

一番興味深かったのは、無敵艦隊の話だが、本当はイギリスに勝てる実力があったのに、主に司令官が無能だったために(偶然の要素も重なってはいるが)、惨憺たる結果に終わったということ。

人物編にも出てきたセルバンテスが、こちらの本にもしばしば登場して、伝記読まなくてもいいね(笑)

2013/07/18

横浜:崎陽軒中華食堂

前に横浜美術館に行った際には、地下街ポルタでサンマーメンを食べたのだが、そのお店のすぐ近くに崎陽軒本店があり、今度はここで食べたい!と思っていた。

で、ようやくチャンスが訪れたわけだけど、本店はちょっとお値段が高いので、リーズナブルな隣の中華食堂の方で食べることに。

シウマイ(なぜか崎陽軒ではシュウマイじゃなくてシウマイ)定食をオーダー。
シウマイ、春巻き、スープ、サラダ、ご飯の他に、メインは4種類から選ぶことができる(八宝菜、海老のチリソース炒め、牛肉とピーマンの細切り炒め、酢豚)。
ワタクシは八宝菜、同居人は酢豚をチョイス。

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おお、結構な量ですね。
メインが思ったより量がある。
八宝菜は、ふくろたけをはじめ野菜が多いやさしい味、酢豚はかなりケチャップが濃いタイプ。

いやー、シウマイが6個もついてるのがうれしい。いつもシウマイ弁当(それも炒飯弁当だったり、いろいろおかずが入ってるの)を買うと2個しかついてないから、これだけ食べられれば大満足!暖かいのもうれしい。

列が長くて一瞬ひるんだけれど、案外回転が早くてそれほど待たずに済んだのもうれしい。店員さんもきびきびしてたし、なかなかいいお店です。

横浜市西区高島2-16-B1 横浜駅東口地下街ポルタ

2013/07/17

【プーシキン美術館展】

art-30 【プーシキン美術館展】 横浜美術館

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大震災の影響で一旦中止になった展覧会。
しかし、完全に中止になったわけではなくて、今回ついにきてくれた!これは行かなければならないでしょう。

プーシキン美術館展は、8年前に都美術館で開催されており、これも行っているのだが、また全然違う作品がきている(当たり前か。何せ70万点も所蔵しているそうだから)。

家からは横浜美術館は遠い。がんばって早起きをして、なんとか10時10分に到着。
みなとみらいの駅に降りたってまずびっくり!こんなところにビルが!前にきたときは空き地だったのだが・・・(つい最近できたらしい)
そして、ウーム。長蛇の列ができている。入場制限しているとのことで、しばらく待ってようやく入場。中でまたチケット売り場に並ぶ。ふー。

そして、会場に入ると人、人、人・・・
さすがに休日、混んでました。

第1章 17-18世紀 古典主義、ロココ
古典主義のプッサンの絵は「アモリびとをを打ち破るヨシュア」。非常に躍動感にあふれた絵である。
クロード・ロランの「アポロとマルシュアスのいる風景」。アポロと竪琴の競争をして負けたマルシュアスが木にくくりつけられ、皮をはがされようとしている(!)というギリシャ神話のお話なのだが、あたりは牧歌的な風景が描かれていて(ロランらしい)、その対比が恐い。
ブーシェの「ユピテルとカリスト」。ディアナの従者に恋をしたユピテル(まったくもう(笑))がディアナに変身して言い寄ろうとしている絵で、なんとも優美でロココ的。これいいなあ。
グルーズの「手紙を持つ少女」は、先日見てきた【夏目漱石の美術世界展】のグルーズの絵に描かれた少女とそっくり!てちょっとびっくり。
そして、大好きな、ユベール・ロベール。廃墟のロベールらしく、遺跡が描かれているのだが、向こうにはなぜかピラミッド。おもしろい。

第2章 19世紀前半 新古典主義、ロマン主義、自然主義
パッと眼に入ってくるのは、アングルの「聖杯の前の聖母」。聖母の顔がいかにもアングル好み。
オリエンタル趣味の絵画が何枚かあったが、目立つのはやはりジェロームだろうか。この時代、こうした絵が(ちょっと妖しげ)はやったのでしょうか。
ドラロッシュの「エドワード4世の息子たち」は、【夏目漱石の美術世界展】でもパネル展示されていたが(題名も構図も違う)、同じ題材ならばやはりミレイの方が好きかなあ。
ドラクロワの「難破して」は、ルーヴルにある「ドン・ジュリアンの難破」の続編にあたる絵だそうで、人々の苦しみと絶望が伝わってくる暗い色調の絵。
最後の方で、ミレーの「薪を集める女たち」が展示されており、同じように暗いトーンとはいっても、こちらはなんとなくホッとしたのだった。

第3章 19世紀後半 印象主義、ポスト印象主義
映像コーナーの次にある部屋だということもあるし(たまっていた人がどっとなだれ込む)、一番人気のコーナーということもあって、ここは激混み。遅々として列は進まないのだった。
映像コーナーの次は別のコーナーにした方がいいんじゃ?
まずはマネからスタートなのだけど、次にモネ、ルノワールと続くものだから、あんまり人は見ていない(笑)。実際、書きかけか?という印象もあるほどの絵で若干微妙。
モネは、奥さんカミーユが描かれている「陽だまりのライラック」という作品なのだが、光が多きな点で描かれていて、まあ印象派的といえばそうだか、ワタクシ的にはちょっと微妙。
そして、今回の一押し!ルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」が次に。全体がピンクで柔らかな印象だけれど、ワタクシ的には次の「セーヌの水浴」の方が好み(ってひねくれ者ですか?)。
ドガ、ロートレックと続いて、セザンヌ。何枚かある庭師をモデルとして「パイプをくわえた男」。キュビズムの走り的な絵。水浴の絵もありましたね。
ゴッホの「医師レーの肖像」は背景の色が強烈。耳切事件のあとの治療をしてくれた医師を描いた絵なのだそうだけど、医師は気に入らずすぐに売ってしまったとか。持ってればねぇ。
強烈なゴーギャン2作品のあと、大好きなドニが一枚。

第4章 20世紀 フォーヴィズム、キュビスム、エコール・ド・パリ
マティスからスタート。「青い水差し」はそれほどマティス的ではなかったけれど、「カラー、アイリス、ミモザ」は強烈な色の配置で目に鮮やか。
ピカソはカラーの違う三枚が。青の時代のもいいのだけれど、まだまだ原型をとどめていたキュビズムのはじまりの時代の「扇子を持つ女」がよかった。
妙に太いアンリ・ルソーの絵や、赤みの強いシャガールやら印象的な作品はいろいろあったが、ラストのレジェが力強くて強烈な印象だった。

王朝・貴族のコレクション、モロゾフやシチューキンといった富豪の商人たちのコレクションなどから成り立つ、プーシキン美術館のフランス芸術。まだまだいい作品を持っていそうで、また来て欲しいですね。
作品数はそれほど多くはないけれど、フランス絵画が好きな方は是非!

2013/07/16

【〈遊ぶ〉シュルレアリスム展】

art-29 【〈遊ぶ〉シュルレアリスム展】 損保ジャパン東郷青児美術館

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先日始まったばかりのシュルレアリスム展に行って参りました。
意外なほどの人のいり!日本ってそんなにシュルレアリスムは人気があるとは思っていなかったのだけど、案外ファンが多いということだろうか。

第1室 友人たちの集い
シュルレアリストたちの交遊をまずは写真にて紹介。結構豪華な顔ぶれである。
いろいろ実験的な美術を試していた中で、お互いに何を描いているか見ずに部分部分を描いていって、一つの作品にするという試みがおもしろかった。思いもかけない作品が出来るもんですね。
デュシャンの「ひげをそったL.H.O.O.Q」にはくすっ。ひげをそった、っていうのは、つまりモナリザそのものじゃないですか!

第2室 オブジェと言葉の遊び
こちらにはデュシャンの「L.H.O.O.Q」が。モナリザにヒゲを描いただけなのに、なんでこんなにおもしろいんだろう。元々モナリザは中性的なところがあるから意外に似合うのだ。
マン・レイの作品がたくさんあったのだが、うーむ、結構だじゃれ的作品が多いんですね。言葉の遊びというか、だじゃれ(笑)ちょっと脱力しそうな作品たちである。

第3室 コラージュと偶然の出会い
コラージュというのもなかなかに楽しいもの。へーっていう作品ができあがるもので。これ、ちょっとやってみたい。
ヤン・シュヴァンクマイエルの作品がいくつかあったのだが、ワタクシ、映画監督としてしか知らなかったので、新鮮だった。

第4室 写真の超現実
写真より絵の方が好きなのだけれど・・・
ここでもマン・レイの作品がたくさん。
一番気に入ったのは、マン・レイのではないけれど、ノートルダムのガーゴイルかも。

第5室 人体とメタモルフォーズ
ここは好きな画家がたくさんのコーナー。
ピカソ、マグリット、ダリ、ミロ、キリコ・・・
全部日本にある作品なのだけれど、意外に持ってるんですね、日本も。
マグリットとキリコが特に気に入った作品。

第6室 不思議な風景
ここでも、キリコがいいですね。「イタリア広場」。奇妙でなんか寂しくて・・・

第7室 驚異を自然のコレクション
マグリット、エルンスト。
マグリットの版画集がとってもよかった。まさにシュール!で、一体何?と考えてしまうのだけれど、どの作品もおもしろい。一番気に入ったのは、りんごの絵。
デルヴォーも1枚。へーこれも日本にあるのか。姫路市立美術館と、徳島県立美術館すごいぞ。
不思議ワールド全開のデルヴォーである。
エルンストもたくさんあったのだが、若干苦手かも。

不思議な世界を楽しみたい方は是非!

2013/07/15

新宿:和幸 ミロード新宿店

土曜日、損保ジャパン東郷青児美術館に行く前に昼食をということで新宿におりたったのだが・・・
なんのプランもなく、とりあえず、ミロードに向かった。

ところが、どこも混み混みでうんざり。
唯一、それほど並ばすに済みそうということで、和幸へ。
女子好みのお店が並ぶ中、肉のお店はあまり好まれないかな?

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頼んだのは、ワタクシが向日葵。
夏期限定メニューで、カレーコロッケと海老フライと一口ヒレカツ。
女子向けなのか、茶碗蒸しもついていた。
カレーコロッケはわりと中はゆるいので、ちょい食べにくい。
まあしかし、ここは安定した味でいいですね。
揚げ物は決して得意じゃないのだが、油ぎれがよろしくて食べやすい。

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同居人はロースカツ定食。
ロースもたまにはいいけれど、自分で頼むとどうしてもヒレになっちゃいますね。

たまにはカツのお店もいいもんです。

新宿区西新宿1ー1ー3 小田急新宿ミロード内 8F

2013/07/14

【谷文晁展】

art-28 【谷文晁展】 サントリー美術館

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午前中、ファインバーグ・コレクションを見て、その後昼食を食べた後、サントリー美術館に移動、鑑賞したのが谷文晁展。
谷文晁、ファインバーグ・コレクション展にも2点出ていたが、いろいろな展覧会で見かけるものの、あまりよく知らず・・・
まとめて見られるいいチャンス!
ということで行ってみた。

序章 様式のカオス
文晁は狩野派、円山四条派、土佐派、そして洋画も学んで、いろいろな作風の画を描いたという。
確かに!バラエティに富んでいる。滝を描いた3枚の画を較べてみても同じ画家とは思えないほど。模写は、洋画風だし、正直、この序章では??となったのであった。

第1章 画業のはじまり
文晁は10歳で加藤文麗に弟子入り、17,8歳には、渡辺玄対に師事したとのことで、この2人の作品も並んでいたが、13歳の時の文晁の画もあった。画家に対してうまいねというのはなんだが(笑)、さすがである。
この章では、山水画が多かったが、微妙に作風が異なっていて、その違いがおもしろい。

第2章 松平定信と『集古十種』 旅と写生
文晁は、白河藩主で老中の松平定信に認められ、巡視に同行し、たくさんのスケッチ的な絵を残している。また、全国の古文化財の調査の記録本『集古十種』(全85巻)にも関わっていて、これもいいんですね。できれば全部見てみたい。
元々旅好きだったとのことだけれど、旅における風景画はたくさんあるようで、この章は、ワタクシ的には一番ツボであった。

第3章 文晁と「石山寺縁起絵巻」
松平定信は、過去に失われた作品の復元も行っている。
「石山寺縁起絵巻」は1300年代に7巻本として企画されたものの、6巻目と7巻目は詞書のみできていて絵はなかったため、定信が文晁に命じて補完させたという。
サントリー美術館にあるのは模本だが、今回は石山寺所蔵のもの(重要文化財)もきていて、なかなか貴重な機会である。
私意を入れることを禁じられたとのことだが、文晁らしさは十分出ているのではないだろうか。
荒れた海をいく馬の画は、とてもダイナミック!
ストーリーはちゃんと知っていた方がいいとは思うが、これも全部見てみたいものだ。

第4章 文晁をめぐるネットワーク 蒹葭堂・抱一・南畝・京伝
幅広いネットワークを持っていたという文晁。
蒹葭堂を文晁が描いた画は、とてもユーモラス。
酒井抱一とは特に親しかったようで、抱一らと描いた三幅の掛け軸は上品な味わいでよかった。
養子、実子、弟も画家で、作品が並んでいたが、実は一番気に入ったのははじめの奥さんの画。
最後に、文晁の「富士山図屏風」があったが、これはなかなか静かだが堂々とした富士山ですばらしい。山の中では富士山が一番好きだったらしい。

今まであまり知らなかった文晁がよーくわかった展覧会。充実してます。
是非!

2013/07/13

【ファインバーグ・コレクション展】

art-27 【ファインバーグ・コレクション展】 江戸東京博物館

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ずっと行きたかった展覧会。終了まぎわに行って参りました。

ファインバーグ・コレクションとは、アメリカの化学者であり実業家であるファインバーグ夫妻が蒐集した主に江戸絵画のコレクション。まとまって見られるのはこれが初めてとのことで、見逃せませんね。

ファインバーグ夫妻が一代で集めたものとのことで、いやーすごいですね。
素晴らしいコレクション。

第1章 日本美のふるさと 琳派
まずは、俵屋宗達の「虎図」がお出迎え。日本の虎ってなんでこんなかわいく描かれるでしょうねぇ。猫みたい。これ、特にかわいらしい。
酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」(夫妻は花鳥図が好きなのかも。他にもありました)。さすがに12枚並んでいると圧巻。どの月もいいな。ここまででかかっていて、思い出せない鳥がいたりして、できれば、何の花か、何の鳥(虫)を書いておいていただけるとうれしかったのだが・・・(賛などは解説がついていてわかりやすかった。いつも読めないことが多いので)
テレビでもやっていた、鈴木其一の「群鶴図屏風」。平面的に見えるけれど、近づいてみると、足や鶴の羽はかなり細かい。其一の他の作品、小襖絵もよかった。

第2章 中国文化へのあこがれ 文人画
池大雅も与謝蕪村も好きな画家。
大きな屏風絵、池大雅の「孟嘉落帽・東坡戴笠図屏風」はユーモラスでおもしろい。おおらかさがいい。
池大雅の妻、池玉瀾の作品もあった。これもなかなか。
与謝蕪村の「寒林山水図屏風」、「竹斎訪隠図屏風」、どちらがいいかなあ。どちらも捨てがたい。
谷文晁(この日の午後はサントリー美術館へ移動してじっくり見てきたのだが)は2点。落款が大きくてびっくり!バランスが面白い画。

第3章 写生と装飾の融合 円山四条派
鮮やかでパッと目に飛び込んでくるのが、応挙の「孔雀牡丹図」。「鯉亀図風炉先屏風」の方が好きだけど。
好きといえば、今年、府中市美術館でたくさん見た森狙仙の「滝に松樹遊猿図」。この人の猿の絵、毛並みが細かいこと!かわいい猿で好き。
竹内栖鳳の「死んだ鶴図」は西洋画の影響を受けている作品だが、ちょっとリアルすぎる。

第4章 大胆な発想と型破りな造形 奇想派
伊藤若冲の「菊図」と「松図」。どちらも大胆な筆さばき。勢いを感じる画。「松図」の方が好きかな。
葛蛇玉の「鯉図」は、水の流れに逆らうよう大きな鯉の姿が迫力。
曾我蕭白の作品では、「宇治川合戦図屏風」がド迫力。2人の武将が鮮やかに描かれているのだが、イメージする蕭白とはちょっと違う。「大黒天の餅つき図」はさらりと描かれた感じがいい。
長沢蘆雪の「拾得・一笑・布袋図」はぷぷっと笑ってしまうようなおかしみのある画。

第5章 都市生活の美化、理想化 浮世絵
このコーナーは、ワタクシのイメージする浮世絵とはちょっと違ったのだが・・・
ラストの葛飾北斎の「源頼政の鵺退治図」は気に入った。想像力を刺激される。亡くなる少し前の作品とのことだが、さすが。

ファインバーグ・コレクション、ワタクシ好みの作品が多く、楽しめました。
残念ながら、15日で終了ですのが、是非!

見終わって、7階のレストランで、深川ぶっかけめしを食べました。
胃にやさしいお食事です。
1307132


2013/07/12

「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」

本日の映画

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [DVD]
movie-40 「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」  Johnny English Reborn   2011年英
DIR:オリヴァー・パーカー
CAST:ローワン・アトキンソン、ジリアン・アンダーソン、ドミニク・ウェスト、ロザムンド・パイク
STORY:大きな失態で、チベットの僧院に引きこもっていた諜報機関MI7のスパイ、イングリッシュ。久々にお呼びがかかり、中国首相の暗殺計画を阻止すべく、新人スパイとともに香港に向かうが・・・
☆☆☆スパイパロディ。

見始めて気づいたのだが、一作目、まだ見てなかったよ~
でも、見てなくても全然平気。多分、見ていても、そんなに覚えてなかったかも、こういう映画だから。

ワタクシ、Mr.ビーンは大好きで、昔よく見ていたのだけど、声を出すと変な感じ。ビーンがしゃべったよって感じで(笑)

まあ、この映画もビーンの延長で、そこかしこにビーン的な笑いが散りばめられているわけだけど、プラス、思いっきりスパイ映画(主に007)をパロってるので、大笑いというより、どちらかというと苦笑い。

ビーンだと、短いので(映画もあったが)、クフフと笑っておしまいだったのだが、長尺だと、同じギャグが重なるとちょっと飽きちゃうかなーというところはある。
掃除婦に化けたスパイのギャグは最後まで笑ったけど。あれはロッテ・レーニャのパロディですよね?

本家007に出ていたロザムンド・パイクを使ったり、局長役で「X-ファイル」のスカリーことジリアン・アンダーソンがまじめに出演してたり、いかにも悪そうなD・ウエストがらしい役を演じていたりとキャストはなかなか。

ちょっとくどくなりかけたところもあるけれど、パロディが好きな方は結構楽しめるのではないかと思う。

2013/07/11

岩根圀和『物語 スペインの歴史 人物編』

本日の本

物語 スペインの歴史 人物篇―エル・シドからガウディまで (中公新書)
book-27 『物語 スペインの歴史 人物編』 岩根圀和著 中公新書

スペイン本は続いてます・・・

歴史本ではあるが、人物にスポットライトをあてた本。
登場するのはエル・シド、ファナ女王、聖職者ラス・カラス、セルバンテス、ゴヤ、ガウディ。

この中で知らなかったのはラス・カラス。今まで聞いたことなかった、と思う。そして、残念ながらあまり興味は持てず。

エル・シドは前に、チャールストン・ヘストン&ソフィア・ローレン主演の映画を見て知っていたのだが、映画で描かれたより、野蛮な人だったのか・・・映画ではちょっと美化されていたかもしれない。

女王ファナは、絵でみたことがあって、まさに凶人。悲劇的な人ではある。

セルバンテスは、へえ、こういう人だったのかと。こんな人が、ドン・キホーテを書いたというのが不思議な気がする。

ゴヤは、激動の人生を送ったといえるが、意外に頑固でポリシーを曲げない人だったようで・・・今度プラドでじっくり見てこよう。

ガウディは最近、本を読んだところだけれど、相当な変人(笑)
じゃないと、あんなおもしろい建築はできないですな。

この本、結構おもしろかったです。


2013/07/10

カラブリア ロッソ カンティーナ・エノトリア

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イタリアは、カラブリア州の赤ワイン。カラブリアってのは、つま先の部分ですね。
古代には、カラブリアはエノトリアと言ったそうで、そういう名前なんですね、このワイン。

注いでみると、色は赤茶で、あまりおいしそうには見えなかったのだが・・・
悪くはなかった。
一口目渋かったのだが、フルーツっぽい香りがして、意外に爽やかなワイン。
これだと、料理のじゃまをせず、どんどん飲めちゃいますね。

2013/07/09

「SUPER 8」

本日の映画

SUPER 8/スーパーエイト [Blu-ray]
movie-39 「SUPER 8」 2011年米

DIR:J・J・エイブラムス
CAST:ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ノア・エメリッヒ、ブルース・グリーンウッド
STORY:1979年夏。少年ジョーは仲間と8ミリ映画の撮影中、列車の脱線事故に遭遇。8ミリは偶然、写してはいけないものを写してしまい・・・

☆☆☆SFアドベンチャー。

SFの巨匠(じゃない映画でも巨匠だが、今や)スピルバーグと、スタートレックなどの新鋭、エイブラムスがタッグを組んだ映画。
といっても、どちらかというと、スピルバーグ色が濃厚かなあ。

子どもたちが活躍するという点では「グーニーズ」。あ、ちょっと、関係ないけれど「スタンド・バイ・ミー」も入ってるかな?
宇宙人が襲来するという場面は、「宇宙戦争」。
なんとか宇宙人を逃がそうと子どもたちが奮闘するという点では「E.T.」。
そして、最後は「未知との遭遇」!

なかなか豪華。というか少々詰め込みすぎではある。
そして、一歩間違うと自己パクリになってしまいそうで、危険な水域ギリギリなのであった。
新味はないけれど、まずまず安心して見られる。
ノスタルジックな感じで、これって、若い人より、一定年齢以上の人の方が楽しめるのではないでしょうかね。

出演者では、E・ファニングが存在感あり。姉のダコタ・ファニングより個性的でおもしろいかもしれない。

2013/07/08

多摩の恵 明治復刻地ビール

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毎年、この時期に奥多摩に行って帰りに道の駅滝山に寄るのだが、必ず買うのが石川酒造、多摩の恵である。
今年は、レトロな明治復刻地ビールが売れていたのでもちろんゲット!

なんでも明治時代にはあちこちで地ビールが作られたそうで、ここでも作られてたのを再現ってことでしょうか。

注いでみると、アンバー色。
飲んでみると、意外にフルーティ。苦味も結構あるんだけれど、どちらかというと、軽い方にむかってるかな。
その辺でも売ってくれたらね。

2013/07/07

【エミール・クラウスとベルギーの印象派展】

art-26 【エミール・クラウスとベルギーの印象派展】 東京ステーションギャラリー

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エミール・クラウス・・・ルミニスムは、4年ほど前だったか、ベルギー王立美術館コレクション展(損保ジャパン)で、見て以来結構好きで(本家でもたくさん見たけど)、これは是非見なくてはと思っていた展覧会。

残念ながら、東京ステーションギャラリーは、作品リストがなくて・・・
是非作ってほしいなあ。

章立ては次のとおり。
第1章 エミール・クラウスのルミニスム
第2章 ベルギーの印象派:新印象派とルミニスム
第3章 フランスの印象派:ベルギーの印象派の起源
第4章 ベルギーの印象派:日本での受容

いやはや、こんなにまとめてエミール・クラウスが見られるのって貴重ですね。ワタクシ好みの作品がたくさん!
風景画もいいし、お花の絵もいいし。
レイエ川の絵をたくさん描いてるんですね。牛が渡る絵、迫力あり!
人物と風景が画かれている絵は特にタッチが柔らかで、癒されますね。

クラウス以外のベルギー、ルミニスムの画家の作品もなかなかいい。
特にお気に入りは、積み藁の絵(ウェールト)。牧歌的な雰囲気の絵が多いのがツボ。

モネのウォータールー橋の絵と、エミール・クラウスのウォータールの比較もおもしろいが、是に関しては、モネの方がいいかな。

第4章の日本コーナーでは、影響を受けた(実際教えを請うた)画家、児島虎次郎(大原美術館の基礎を作った画家)と太田喜二郎が並んでいたが、今まで気づかなかったけれど、もろ、ルミニスムの影響を受けてたんですねぇ。びっくり。風景画は、日本なのに、まるで外国みたいに見える・・・光が、日本っぽくないのかも。
好みでは、児島虎次郎かな。

印象派が好きな方はきっと気に入ると思います。
是非!

2013/07/06

【夏目漱石の美術世界展】

art-26 【夏目漱石の美術世界展】 東京藝術大学大学美術館

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夏目漱石、ほぼ全部読んではいるのだが、それも昔のこと。
美術への関心が深く、しばしば自著に美術作品が登場している(らしい)。らしいというのは、

そこまで覚えていないから(笑)
そうした本に出てくる美術作品、漱石が好きだった絵画、留学中に見たであろう作品などを集めた展覧会。企画がユニークですね。

序章 「吾輩」が見た漱石と美術
橋口五葉の「吾輩ハ猫デアル」の装丁からスタート。
はじめ、猫があんまりかわいくないと思ったけれど、だんだん見ているうちに、ユーモラスでいいなと思えてきた。橋口五葉は漱石が気に入って、その後たくさんの作品の装幀を手がけているらしい。
朝倉文夫「つるされた猫」がかわいかった。

第1章 漱石文学と西洋美術
漱石は、ロンドン留学中、たくさんの名画を見たことで、西洋美術に熱を入れるようになり、作品にもしばしば登場する。
その登場する美術作品そのものや、類似した作品が、小説とともに展示されていて、わかりやすい。
漱石をよく読んでいたのは、10代の頃で、今ほど美術も知らなかったから、美術作品に関する記述が出てきてもスルーしちゃったんでしょうねぇ。
『坊ちゃん』にはターナーが、『薤露考』にはロセッティやウォーターハウスが、『倫敦塔』にはミレイがという具合。ロセッティの「レディリリス」もよかったのだが、ウォーターハウスの「シャロットの女」の方が好みかな。ちょっと恐いけど。
本当は漱石が本の中で言及しているのはドロラーシュの絵のようだが、それらはパネル展示で、今回きているのはミレイの「ロンドン塔幽閉の王子」。ワタクシはミレイの絵の方が好き。

第2章 漱石文学と古美術
西洋美術より、日本の古美術との関連の方がわかりづらいが、実際に漱石もいろいろと所有はしていたらしく、遺愛品売立目録の展示があった。
俵屋宗達や渡辺崋山の画がよかったが、谷文晁も見たかったなあ(ワタクシが行った時には展示は終わってました)。

第3章 文学作品と美術『草枕』『三四郎』『それから』『門』
『草枕』
「オフィーリア」にも言及されてるんですね。今回は、パネル展示で残念!前、テートに行ったら貸し出し中でとっても残念だった。
若冲の鶴の絵が2点。単純な線の画でおもしろい。
『三四郎』
ウォーターハウスの「人魚」が出てくるとのこと。これもいい。ワタクシもウォーターハウス、結構好きかも。
吉田博、ふじをのヴェニスの絵もよろしい。
『それから』
青木繁「わだつみのいろこの宮」がパネル展示だったのは残念。
プラグィンの作品、力強くていい。もっと見てみたい画家だ。
『門』
酒井抱一が目立った作品か。

第4章 漱石と同時代美術
漱石はしばしば展覧会に出かけ、美術批評を書いている。
意外と好き嫌いがあったようで、時に辛辣なことを書いているのがおかしい。
大観、坂本繁二郎、岸田劉生、青木繁他、なかなか豪華なラインナップ。
劉生、萬鉄五郎の作品がよかった。

第5章 親交の画家たち
親交のあった画家にも手厳しく書いているところがまたまたおかしい。
橋口五葉は、中でも特にお気に入りだったのかな。
ワタクシ自身の好みとしては、浅井忠。「収穫」はミレーっぽいような、なんか土っぽい感じがいい。

第6章 漱石自筆も作品
漱石は自らも絵を描くのが好きで、たくさんの作品を残しているらしい(それ、知らなかった)。
が、まあ出来は・・・言わぬが花(笑)
書は素晴らしいのだけど。

第7章 装幀と挿画
ぐるっとまわって、最終章はまた装幀に戻る。
漱石は自分でもいくつか手がけてはいるのだけど、こうして並べてみると、橋口五葉のデザインの方がやっぱりすばらしいですね。

とてもおもしろい展示でした。
漱石を読んでた方がいいけれど、でなくとも大丈夫。
残念ながら、明日でおしまいです。

1307062
見終わって、サンドdeパンダ食べました。

2013/07/05

『漫画 ビブリア古書堂の事件手帖』(kindle版)

本日の本

ビブリア古書堂の事件手帖(1) (アフタヌーンKC)
book-26 『漫画 ビブリア古書堂の事件手帖』(kindle版) 原作:三上延著 漫画:交田綾 講談社アフタヌーン

☆☆☆漫画版ビブリア。

この小説、結構ツボにはまって、いつも買うと一気に読んでしまう。
ストーリーはわかってるんだから、漫画版まで買うことないじゃんと言われそうだが、具体的にビジュアル化したらどうなるんだろうというところに興味があって(テレビドラマはひどかったから)読んでみた。

別の出版社からも出ていて、どっちにしようかと悩んだのだけど、結局こちらに。
ホントは、絵は別の方が好みだったのだけど、評判はこちらの方がいいみたいだったので。

うーん、栞子さんも大輔君もやっぱりイメージ違うなあ。
とはいっても、自分の勝手なイメージなんだけどね。小説の表紙の絵に引きずられてのことかもしれない。

まあでも読み進めるうちに慣れてきて、読んだ話なのに、またまた楽しむことができた。
2冊目もkindleで出たことだし、また買ってみようかな。

2013/07/04

ボルドー・ルージュ ユニオンP・サンテミリオン

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ボルドーワインもピンキリでして・・・

これはどちらかというと、キリに限りなく近いというか。
安い感じなんですね。
おいしくないってわけじゃないのだけど・・・

まあお値段を考えると相応なんでしょうけれどね。

すぐに劣化しちゃったのが残念。

2013/07/03

「魔法にかけられて」

本日の映画

魔法にかけられて [Blu-ray]
movie-38 「魔法にかけられて」  Enchanted 2007年米

DIR:ケヴィン・リマ
CAST:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン、ジェームズ・マースデン、レイチェル・カヴィ、ティモシー・スポール
STORY:魔法の国のプリンセス、ジゼルは運命的に出会ったエドワード王子を結婚することに。しかし、王位をあけわたすことになる女王は、結婚式当日にジゼルを井戸に突き落としてしまう。ジゼルがたどり着いたのは、現代のニューヨークで、途方に暮れたところを助けてくれたのは弁護士ロバート父娘だった。

☆☆☆ディズニーの楽しいファンタジーコメディ。

この映画、ずっと楽しみにしていた映画。
ディズニーのアニメと実写の融合がおもしろそうだし、この映画でブレイクしたエイミー・アダムスがキュートだし。

いや、これ楽しいな。
ディズニー作品を自らおちょくってるところではニヤニヤしてしまいましたね。

ミュージカル風部分も楽しい。
特に、セントラルパークで踊って歌う場面。
ジュリー・アンドリュースのナレーションだけあって、これは「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディ?この場面だけでぐーんと点数アップである。

現実世界ではかなり痛い女の子であるジゼル。
お姫様にしては、エイミー、ちょっと年取ってるかなあとは思ったけれど、似合ってはいる。
相手役、パトリック・デンプシーも、ならではの役。
でも、うーんとはじけちゃってたのは、ジェームズ・マースデン。
そして、さすがの貫禄は、S・サランドン。魔女似合うなあ。恐いなあ。

エイミー・アダムス、結構歌うまいんだ、というのが発見でした。

2013/07/02

外尾悦郎『ガウディの伝言』

本日の本

ガウディの伝言 (光文社新書)
book-25 『ガウディの伝言』 外尾悦郎著 光文社新書

まだまだスペインの勉強は続きます・・・

読んだのは、サグラダ・ファミリア専任彫刻家の外尾悦郎さん。

ワタクシ、1997年の年末にサグラダ・ファミリアを訪れているのだけれど、このときはまだ全然出来ていなかった。中なんてまったくなかったし、まだ生誕の門も完成してなかったんですね。
この時、日本人が彫刻家として働いてるという話を聞いてへーって思った記憶があるが、その後、外尾さんもすっかり有名に。
生誕の門の天使像、じっくり見てこなければ!

さすが、というべきか、ガウディのことをよく理解していて、なるほどねということが多かった。ほとんど設計図が失われてしまっている状態で、ガウディならどうしたかを考えつつ、一つ一つ丹念に彫刻を完成させていく。素晴らしい仕事だ。

あと何百年もかかると言われていたサグラダ・ファミリアもあと10~20年くらいで完成するらしい(多分)。
フランコ時代が終わり、資金難も解決した今、急ピッチで建築が進んでいるようだが、これも外尾さんをはじめとした多くの人たちの、コツコツ丁寧な仕事の積み重ねがあってのこと。

完成した暁にも是非見てみたいが、前に訪れてから16年たってのサグラダ・ファミリアも楽しみ。

2013/07/01

サントリー ザ・ゴールドクラス

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セブンイレブン限定のビール。
ゴールドというだけあって、缶もゴールド。

注いでみると、綺麗な金色。
飲んでみると、一口め、しっかりめな苦味が。とともに、すーっと爽やかな香りがぬけるのだけ

れど、じんわりとまた苦味が残る。

これ、ビールらしいビールでなかなかですね。

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