岩根圀和『物語 スペインの歴史 人物編』
本日の本
book-27 『物語 スペインの歴史 人物編』 岩根圀和著 中公新書
スペイン本は続いてます・・・
歴史本ではあるが、人物にスポットライトをあてた本。
登場するのはエル・シド、ファナ女王、聖職者ラス・カラス、セルバンテス、ゴヤ、ガウディ。
この中で知らなかったのはラス・カラス。今まで聞いたことなかった、と思う。そして、残念ながらあまり興味は持てず。
エル・シドは前に、チャールストン・ヘストン&ソフィア・ローレン主演の映画を見て知っていたのだが、映画で描かれたより、野蛮な人だったのか・・・映画ではちょっと美化されていたかもしれない。
女王ファナは、絵でみたことがあって、まさに凶人。悲劇的な人ではある。
セルバンテスは、へえ、こういう人だったのかと。こんな人が、ドン・キホーテを書いたというのが不思議な気がする。
ゴヤは、激動の人生を送ったといえるが、意外に頑固でポリシーを曲げない人だったようで・・・今度プラドでじっくり見てこよう。
ガウディは最近、本を読んだところだけれど、相当な変人(笑)
じゃないと、あんなおもしろい建築はできないですな。
この本、結構おもしろかったです。
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