渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』
本日の本
book-30 『置かれた場所で咲きなさい』(kindle版) 渡辺和子著 幻冬舎
昨年のベストセラー。
筆者は、ノートルダム清心理事長のシスター。
シスターということもあって、随所にキリスト教的なお話が出てきて、ミッション系の中高に通ったものの、クリスチャンというわけではないワタクシ的には、やや、ん?と思うところがなくはなかったが、全体的にはわかりやすく、非常に蘊蓄のある言葉が書かれている。
いちいちなるほどねと思う。でも、意外に難しいことなんじゃないだろうか。
例えば、タイトルになっている置かれた場所で咲くということ。
きっと自分だったら、置かれた場所が不本意な場所だったら、文句を言い、嘆き、不機嫌になり・・・
シスターは人一倍苦労してきた方。
陸軍教育総監の娘として生まれ、2.26事件の時に目の前で父親が射殺され、その後修道女になり、36歳という若さでノートルダム清心女子大の学長となっているが、苦労の連続だったようだ。
だからこそ、人々の心にしみいる言葉が出てくるんでしょうね。
落ち込んだ時、何かがうまく行かない時・・・
そんな時にまた読んでみたい。
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