【大野麥風展】
art-33 【大野麥風展】 東京ステーションギャラリー
東京ステーションギャラリーで開催されている展覧会へ。
前回、この美術館に行った際、拾ってきたチラシを見て、是非行こう!と思った展覧会。もともと博物画は好きですし。
行ってみたら、はじめて作品リストがおいてあった。ものすごい小さな字で書いてあったけど(笑)。ま、でも今後も是非おいてほしいな。
チケットがかわいい。
魚の形。こういうチケットいいですね。
第1章 本草学・博物学世界の魚類画
まずは、麥風以外の作品から。
皆さんはじめて聞く名前だったのが、一番印象に残ったのは2001年、39歳で亡くなった杉浦千里。実に細かくリアル。甲殻類が好きだったのかな。
亡くなられた方というのがとても残念。
第2章 画家 大野麥風の船出
魚に行き着くまでの麥風の画。
いろいろだったんですね。
風景画もあるし、動物の画もあるし。これがとってもかわいらしい。リス、もず、ウサギ・・・
おーっと思ったのは「蕃女水浴」。まるでゴーギャン!
第3章 大日本魚類画集
いよいよ、メインの登場!
一見して、版画とは思えないのである。
原画と、摺り見本と、完成品を並べて展示しているコーナーがあったのだが、相当細かく摺りを指示していたようで、意気込みがわかるというもの。
全72点を見たわけだが、大変貴重な機会。
どれが一番よかったかなと振り返ってみたのだが、どれもすばらしくて、この画集ほしいなあ。当時の値段から今に換算してみるととても買えるような値段ではないのだけど。
構図はいろいろだけれど、どの魚も非常に特徴をとらえていて、ただただ感心したのだった。
第4章 清新なる魚類画の高みへ
版画ではない魚の画もいろいろ。これもすばらしい。
最後の淡水魚作品集(1月から12月まで)も素敵だった。
麥風って誰?
といわずに、是非行ってみてください!
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