「終着駅 トルストイ最後の旅」
本日の映画
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movie-47 「終着駅 トルストイ最後の旅」 The Last Station 2009年独露
DIR:マイケル・ホフマン
CAST:ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー、ジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティ
STORY:文豪トルストイのもとに彼の思想を信奉するトルストイ主義者が集まり、共同生活を送っていた。トルストイは遺産をロシア国民のために使うという遺言にサイン、妻ソフィアと激しく対立してしまう。
☆☆☆トルストイと妻の愛の物語。
といっても、一筋縄ではいかない複雑な夫婦の物語である。
一般的には、トルストイの妻は悪妻ということになっている。ソクラテス、モーツァルトの妻とともに世界三大悪妻なんて言われたりもしているのだが・・・
真実はどうかわからないけれど、この映画を見る限り、そうは思えなかった。
トルストイは晩年、自然主義的思想活動に没頭し、信奉者たちと共同生活を送り、遺産を家族には残さない遺言を残そうとするのである。
それは、十人以上の子供を育て、トルストイの執筆活動を支えてきた妻ソフィアにとって衝撃だったに違いない。
夫、そして夫の信奉者たちとの対立を深め、ついには高齢のトルストイは家出、旅先で死す。
そりゃあね、いきなり夫がこんなこと言い出したら、妻たるもの、怒るでしょう(笑)
凡人にはわからないけど、トルストイの思想ってそんなに崇高なものだったのかしらん。
というわけで、ワタクシ的には、ソフィアの方に感情移入したわけで・・・
いや、この映画も、決して一方的に「悪妻」として描いているわけではなくて、お互いに愛し合いながらも、どうしてもわかりあえない部分があって、トルストイが出て行かざるを得なくなったと描いているのである。
お互いに複雑な感情を抱く夫婦を演じるのは、H・ミレンとC・プラマーのオスカー俳優コンビ。
特に、ヘレン・ミレンの演技は鬼気迫るものがあって、息がつまりそうなほど。
H・ミレン、軽いのりの映画もいけるし(飄々とした演技)、こうした重厚な芝居もいけるし、さすが!
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