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2013/10/18

バルドゥイン・グロラー『探偵ダゴベルトの功績と冒険』

本日の本

探偵ダゴベルトの功績と冒険 (創元推理文庫)
book-38 『探偵ダゴベルトの功績と冒険』  バルドゥイン・グロラー著  創元推理文庫

STORY:20世紀初頭。ウィーンの素人探偵ダゴベルトは毎週、友人との晩餐後、社交界でおこる様々な事件とその顛末を語る。

☆☆☆短編集。

ダゴベルト?作者の名前も難しいしと思ったら、オーストリア産のミステリーだそうで。オーストリアのってあまり読んだことない(はず)。

はじめは、探偵役のダゴベルトが使徒ペテロ風のおじさん?
と思ってうーむと思ったのだが、いや、なかなかおもしろかった。だんだんとダゴベルトが好きになったし。

とっても優雅なんですね。
第一世界大戦前のウィーン、それも上流(貴族)社会が舞台。
それなりに深刻な事件もあったりするが、ダゴベルトがスキャンダルにならないよう、穏便に解決するという結末のお話が多くて、それでいいのか!と思わなくもないけれど、粋なはからいもあり、やるね、ゴダベルト!

ダゴベルトも大金持ちで働かなくともいい身分。
で、ひまなつれづれにアマチュア探偵をやっているという、実にうらやましい身分なのも、なんとなくのんびりムードが漂ったりして、あまり殺伐としていないところが、よろしい。
現代的なミステリーを読む合間にはこんな古風なミステリーもいいもんですね。

この作家ははじめて読むんだよなと思ったら・・・
なんと、『探偵小説傑作集』に収録されていたのか。昔々読んだはずだが、まったく記憶にない・・・

残り9編も是非出してほしいな。

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