「ヒッチコック」
本日の映画
movie-56 「ヒッチコック」 Hitchcock 2012年米
DIR:サーシャ・ガヴァジ
CAST:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、トニ・コレット、ダニー・ヒューストン、ジェシカ・ビール、マイケル・スタールバーグ、ジェームズ・ダーシー、マイケル・ウィンコット
STORY:「北北西に進路を取れ」が評判となる中、次作の企画探しにとりかかったヒッチコックは、実在の殺人鬼エド・ゲインをモデルとした小説の『サイコ』の映画化することにする。しかし、内容からして映画会社は出資を拒否、自宅を担保に制作に乗り出すが・・・
☆☆☆飛行機で見た映画第3弾。
ワタクシ、ヒッチコックの大ファンで、ごく初期の作品を除いては全部見ている。
伝記も読んだし、この背景は知っていたが、A・ホプキンスがどうヒッチコックを演じるだとうという興味があって見てみた。
ホプキンス、特殊メイクをほどこして、かなり似せているものの、やっぱり違う。いや当然か。ヒッチコックみたいな人って他にいないもの。でも、なんか雰囲気が似ていて、だんだん本人みたいにみえてくるから不思議。
アルマ役のH・ミレンも同様。実際のアルマは相当小柄な人だったはずだが、H・ミレンは小柄じゃないし。でも、やっぱり似てる気がしてくる。
二人の演技力のたまものなんでしょうね。
どちらかというと、H・ミレンに軍配をあげたいけれど。
ヒッチコックのブロンド好き、セクハラというかパワハラというか、気に入った女優に対する偏執的ともいえる執着、恐妻家、徹底した作品へのこだわり・・・
そうそう、って思いながら見ていたけれど、フツーに考えたら、相当ヤバイ人だな(笑)
でも、だからこそ、あれだけの作品を生み出せたわけで、その影には必ず妻アルマがいたというわけ。
実在の俳優に扮するS・ヨハンソン、J・ビール、J・ダーシーなどもすごく似てる人もあればそれほどでもない人もいるけれど、いずれも好演。
秘書役のT・コレットもおもしろい。
ただ、残念だったのは、エド・ゲインの幻影をヒッチが見る場面。
あれ、なくてもよかったんじゃないかなあ。
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