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2013/10/13

【レオナール・フジタ展】

art-38 【レオナール・フジタ展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

1310131
フジタ作品を国内で最も多く所有するポーラ美術館のコレクションを中心とした展覧会。
ポーラも数年前に訪ねたが、そんなに持ってたのか!まあいつもすべてを展示してるわけではないのだろうけれど。

Ⅰ モンパルナスのフジタ 「素晴らしき乳白色」の誕生
フジタの作品の他、フジタが影響を受けたり、親しくしていた画家の作品も展示。
フジタもはじめは、まったくフジタ的ではないんですね。「巴里城門」など、尊敬していたというアンリ・ルソー風だし、「礼拝」の女性の首の長さは、親友モディリアーニ風だったり。
へー、それに、モデルを務めたキキは、元々キスリングのモデルだったんですねぇ。
そして、いよいよ乳白色の登場!土門拳撮影した写真にも写っている、シッカロールがその秘密だったことは最近になってわかったこと。
乳白色といえば、裸婦なのだけど、その中でも猫も描かれているのが個人的には好き。「座る女性と猫」、「タピスリーの裸婦」。両方とも同じ猫かな。毛並みがいいんだな~
女性でもなく猫でもない乳白色の作品もあった。「自画像」であるが、縫い物をしているという自画像。なんかほほえましい絵。フジタ、かなり手先の器用な人だったみたいですね。
異色の作品は、「ピアノと娘」。これはパッと見、フジタとはわからない。第二次世界大戦下のパリで描かれ、日本に持ち帰られたものの、長らく所在不明となっていたという作品。
貴重です。

Ⅱ フジタの子どもたち アトリエのなかの物語
フジタは戦争責任を問われる形で、戦後パリへと戻り、子どもをテーマとした絵画を多く描くようになった。
子どもといっても、かわいらしい子供ではない。
どちらかというと、不気味というか、グロテスク一歩手前というか・・・奈良美智の世界にも通ずるものがある。
ポスターにもなっている「誕生日」。なんとなくアリスのティーパーティーを思い起こすけれど、よくよく見ると変。ちっとも楽しそうじゃあない。窓の向こうからのぞいている子供たち(招待されずにうらめしく思ってる?)の怖いこと・・・
犬やきつねを擬人化した作品の方がよっぽど、人間味があるような。
マケット(家の模型)も展示されていた。いやー、よくできてるな。さすが、器用なだけある。ドールハウスみたい。
この中で、異色なのは「植物のなかの裸婦」。色合いがフジタ的ではない。描かれている植物が南国的でおもしろい。

Ⅲ 小さな職人たち フランスへの讃歌
今回、一番楽しみにしていたのは、〈小さな職人たち〉のシリーズ。15センチ四方という小さなパネルにあらゆる職業の子供たちが描かれている。200点あまりあるらしいが、今回は95点を展示。
いや、やっぱりこれはおもしろい。あいかわらず、子どもはちょっと怖いのだけど、ユーモアがある。定番の職業から、パリならではのもあり、またなるほどねというのもある中で、「うわさ好き」、「癇癪持ち」、「守銭奴」なんてのは職業なのかなあ?
残りの100点あまりも是非見てみたいものだ。
最後は「スペイン扉のためのパネル画」。スペインで手に入れたアンティーク扉のために描いたものとのこと。これもやはり子供がテーマで、気に入った絵もあったにはあったけれど、こんな扉だったらちょっと落ち着かない気もするぞ(笑)

今まで見たことがなかったフジタ作品がたくさんあって、とっても充実。
明日で終了ですが、是非!

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