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2014年2月

2014/02/28

恵比寿:千疋屋 アトレ恵比寿店

山種美術館に行った後、前々から入ってみたかったアトレの中の千疋屋に入ってみた。
フルーツがおいしそう・・・

ランチセットはA~Cの三種類。
Aはパスタ、Bはサンドイッチ、Cはカレーで週替わり。
本日はBのサンドイッチをチョイス。

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今週は生ハムとバジルのサンドとフルーツサンド。
生ハムの方はバジルがアクセント。そして、さすが千疋屋!フルーツサンドおいしいなあ。あまり甘くないのがいい。
セットにはサラダもついてくる。

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飲み物はコーヒー、紅茶、フルーツティーから選べるが、せっかくなのでフルーツティーで。たぶんハイビスカスとローズかな?どっちも普段は苦手なのだが、これはおいしかった。置いておくうちにどんどん酸っぱくなってきたので、最後は蜂蜜を入れてみた。

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デザートもあり。

以上、1050円でなかなかよろしかったです。
パフェとかフルーツ菓子とかは高級だけど、これならワタクシでも大丈夫(笑)

カレーも気になりますね。

東京都渋谷区恵比寿南1-5-5
アトレ恵比寿3010

2014/02/27

【Kawaii日本美術展】

art-13 【Kawaii日本美術展】 山種美術館

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山種美術館で開催されているかわいい日本美術展に行って参りました。
昨年、府中美術館で【かわいい江戸絵画展】を見に行ってとてもよかったのだけど、今回の展覧会は江戸絵画だけでないし、また切り口も違っておもしろそう・・・

10時すぎに行ったのだが、思いの外混んでてびっくり!
平日では今まで行った中で一番混んでたかも・・・

まずは伊藤若冲の「伏見人形図」からスタート。
ちょっと仙厓っぽい。並んで歩く姿がとってもユーモラス。

第1章 描かれた子ども
子どもの絵といっても一概にかわいいとはいえないのだけど・・・
「唐子遊び図」は無心に琴碁書画をたしなむ子供たちがけなげではあるけれど、かわいいかというと?だし、小出楢重の「子供立像」は、はっきりとした絵でインパクトはあるが、かわいいという範疇ではない気が。
一番いいなと思ったのは、上村松園の「折鶴」。無心につるを折る子供がかわいい。
川端龍子の「百子図」もいいですね。ちょっとメルヘンチックなできあがり。

第2章 生きもの大集合
やはり、かわいいといったら動物でしょう!このパートが一番充実してましたね。
犬、猫、うさぎ、鳥、鹿、ネズミ、虎、木菟・・・いろいろな動物が登場。
一番の見物は静岡県立美術館からきている伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」。
大きな作品で、バラエティに富んだ動物が描かれる。有名な枡目描き屏風で、いや実に細かい。遠くから見ると枡目とはわからない。ユニークな画法である。
生き物といったら、竹内栖鳳、そして、奥村土牛もいいですね。
昨年、竹内栖鳳展でたくさん見たけれど、やっぱりいいな。「鴨雛」のかわいさと言ったら!産毛の細かさもすごい。「みみづく」もかわいいけれど。
土牛の兎も2枚並んでいた。
アンゴラうさぎもふさふさでかわいいし、芥子の花と描かれた黒っぽい兎もかわいい。
昨年府中美術館で見た猿の狙仙こと、森狙仙の猿もまたまた楽しく見たのだが、猿といえば、「藤袋草紙絵巻」がおもしろかった。物語も絵も。
山口華揚も好きな画家です。

第3章 小さい・ほのぼの・ユーモラス
かわいいといってもいろいろな意味があるもので・・・
バラエティーに富んだ絵がいろいろ。
栖鳳の小品、「達磨」なんてのもいいですね。干し柿も。
先日ばっちりみたきた東海道五拾三次も2枚。凧が画面をはみ出ている掛川と、強風で飛んでいく傘を追いかける姿がユーモラスな四日市の2枚だった。
第2展示室に移って・・・
結城素明のパリを描いた2枚がおもしろい。日本画とパリの組み合わせ、新鮮。
そして、週間新潮の表紙絵やわらべ歌の絵で同じみの谷内六郎が4枚。なんかほっとする絵。日本だなあと。
対して、熊谷守一は非常にデザイン的で現代的。

こんな切り口の展覧会もおもしろいですね。
3月2日で終了です。

2014/02/26

【葛飾応為 吉原格子先之図展】

art-12 【葛飾応為 吉原格子先之図展】 太田記念美術館

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葛飾応為の肉筆画が見られるということで行って参りました。
今日は最終日。ギリギリセーフ。

実は、応為のことはあまり知られていない。
北斎の三女である応為、生没年は不明だし、わかっている作品は10点ちょっとしかないという。
署名がないこと、肉筆画だということも原因なのか、まだまだ研究が進んでいない。
北斎の晩年の作とされている物の中にも混じっている可能性もあるし、今後研究が進めばもっとわかってくるに違いない。

先月、大浮世絵展に行ったのが、残念ながらメナード美術館蔵の「春夜美人図」の展示期間は終わってしまい悔しい思いをしたので、これは是非見たいなと思っていた。
秋にくるボストン美術館蔵の「三曲合奏図」は絶対見よう!

この展覧会の副題にもなっているけれど、まさに光と影の美、なのである。
明るい遊郭の中と、外から見る人々のシルエットの光と影のコントラストがくっきりと出て、なんとも魅力的。

今回はこの作品と、応為が画を描いた「女重宝記」のみだったが、他の作品も見たいなあ是非。

以上が第1章。
2章以降は駆け足で。

Ⅱ 葛飾派の洋風表現
北斎は西洋の影響を受けており、一派の作品にもそうした影響は見られるらしい。
並んだ中では、北斎の「諸国名橋一覧」が一番モダンに見える。
昇亭北寿の作品は、色が明るい。

Ⅲ 夜と美人
ずばりこのテーマの絵を集めているが、一番好きなのは歌川広重「雪月花の内 月の夕部」。月を描かずして月を表現。情緒あふれる作品。
歌川国貞(三代歌川豊国)もあったが、広重の方が好きかも。

Ⅳ 夜の風景
国芳の作品もよかったが、広重の名所江戸百景が2枚あったのがうれしい。このシリーズ、いつかは全部並べて見てみたい。

Ⅴ 江戸の影
影が美しい絵を集めている。
菊川英山「当風三美人」がおもしろい。影と光のコントラストというのもあるが、向こうの障子に映る興じる人々と、手前の3人の女性とのコントラストも。

Ⅵ 閃光をとらえた絵師たち
歌川豊国の「両国花火之図」。花火じゃなくて、橋の上に集まる人々(ぎっしり!)を描きたかったんじゃないだろうか。この橋、大丈夫?と思えるくらいの人である。

Ⅶ 新時代の表現
光線画の小林清親の作品が4枚。応為の作品と通ずるところがありますね。
清親以外で気に入ったのが、お弟子さんの井上安治(今まで見たことあったかな?記憶なし)。缶詰の製造販売をしていたお店を描いた「銀座商店夜景」の光と影が美しい。

※この展覧会は本日で終了です。

2014/02/25

リラックマ タンブラーマグ

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ローソン秋のリラックマフェアでもらったティーマグが破損の恐れありとのことで、送れば代替品をもらえるということだったので、年末にようやく宅配で送った。

1月末より順次発送ということだったが、なかなか届かない。
まあでも送ったのが遅かったし、仕方ないか、なんてな話をしていたところ、届きました!

ティーマグ、残念だったけど、このタンブラーの方がかわいいかも。
気に入ったけど、たぶん使えないな。飾っときます。

2014/02/24

上野:バニュルス 上野駅店

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東京都立美術館へ行った後の昼食。
上野ではいつもお昼ご飯に悩むのだが、まだ一回も入ったことのないスペインバルのお店に入ってみることに。ホントは夜に行きたいところだけど。

定番のパエリア、タパスランチなどもあったが、暖かそう!ということで選んだのはオジャ(スペイン風雑炊)ランチ。この日は寒かったので。

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まずはサラダが到着。
このセットは、サラダかスープを選べて、この日のスープはクラムチャウダーだった模様。

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そしてオジャ。
あちちっ。不用意に口に入れて舌をやけどしてしまった・・・
具は、鶏肉、豆2種、菜の花、あとは魚介も少々入ってたかな?
味はわりと濃いめ。
いやー、でも暖まりますね。

残念ながら、この日はまだ会合があったのでお酒は我慢。
ワイン飲みたかったなあ。
やっぱり夜来た方がよさそう。

東京都台東区上野7-1-1アトレ上野1F

2014/02/23

【世紀の日本画展】

art-11 【世紀の日本画展】 東京都美術館

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都美術館で開催されている、日本美術院再興100年特別展・世紀の日本画(前期)に行って参りました。
行ったのは、19日で、第三水曜日ということは、65歳以上の方が無料の日。
というわけで、混み混み。
そして、年齢層が高いよ(笑)ワタクシが若く見えるくらい。

第1章 名作で巡る日本美術院の歩み
重要文化財の狩野芳崖「不動明王」からスタート。
怖い形相かと思いきや、案外ユーモラス。
菱田春草の「四季山水」いいですね。前後期で巻替えがあるようなので、後期も楽しみにしよう。
下村観山「弱法師」。沈む太陽についつい目がいく。
安田靫彦「飛鳥の春の額田王」はよく見る絵なので、額田王ってこうだったんだなあと勝手に思い込んでいた。
前だ青邨「京名所八題」は墨の感じがいい。
奥村土牛「閑日」も好きな作品の一つ。ちょっと不思議な構図だけれど、猫がかわいい!

第2章 院展再興の時代-大正期の名作
下村観山「白狐」も好き。よくよく見ると、いろいろな植物が描かれているのも見所。
同じく「天心岡倉先生画稿」。これはよく特徴がとらえられていますね。
川端龍子「佳人好在」。人が描かれていないのが不思議。屋の庭の色が美しい。
第1章にもあったが平櫛田中の作品も。うちの近くに平櫛田中の館があるのだけれど、まだ行ったことがない。今度行ってみよう。

第3章 歴史をつなぐ、信仰を尊ぶ
安田靫彦「卑弥呼」。背景は阿蘇山のようで、九州だったという説なんですね。
小林古径「竹取物語」。色鮮やかな絵巻物。
小山硬「天草(礼拝)」。ごつごつとした絵。
平山郁夫の作品もあったが、これは好みにあわず。

第4章 花。鳥。そして命を見つめて
横山大観「紅葉」はとっても紅葉が鮮やか。
小茂田青樹「虫魚画巻」。蜘蛛の巣は速水御舟をちょっと連想した。

第5章 風景の中で
速水御舟の「洛北修学院村」がすばらしい。ブルーと緑がきれい。この頃、御舟は群青にこっていたらしい。
小松均の「雪の最上川」は大きな作品。描き方がかなり特徴的なのだけど、気に入った。
宮廻正明「天写田」はバリ島の棚田を描いたとのこと。のどかな感じ。

第6章 幻想の世界
中村岳稜「婉膩水韻」はかなり不思議な感じ。
この章で一番気に入ったのは岩橋英遠「神々とファラオ」だが、上にはファラオ、下にはらくだの隊列が描かれており、これまた不思議な絵。

第7章 人のすがた
安田靫彦の「風神雷神」は、フツー描かれる風神雷神とはかなり様子が違う。人間に近く、優しい感じに描かれている。
速水御舟「京の舞妓」は着物の青が印象的なのだが、よくよく見るとかなり細かい絵である。
堅山南風「大観先生」は、ずっとそばにいたお弟子さんだけあって、かなりのリアルさ。
ラストは小倉遊亀の「怪」。優しい絵である。とても和む。

たくさんのいい絵を見ました。
後期も是非見に行きたいと思います。

前期は25日まで。


2014/02/22

多摩:武蔵野餃子房 ぐりーんうぉーく多摩店&コストコ

今月末でコストコ会員証の期限が切れるので、行くことにした。
あの地震の直前に会員になり、多摩境店がしばらく閉まっていたこともあって2年延長になっていたので、はじめての更新となる。

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その前に昼食。
ぐりーんうぉーくという、大型ショッピングモール内の中華のお店である。
すんなり入店できて、注文したのは、武蔵野ラーメンと餃子のセット。
餃子房というからには餃子が名物かと思ったので。

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ラーメンは澄んだスープでやや甘めだが、わりとあっさり。チャーシューは分厚い。
まあ、なんというか、コメントしづらい、ごくごくフツーのラーメン。
餃子も同じ(笑)

そして、コストコへ。
前回は、入間だったので、なんとなく違和感。
同じつくりとはいっても、並びは多少違うから。

本日もたくさん買いました!
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2014/02/21

椎名誠『さらば新宿赤マント』

本日の本

さらば新宿赤マント
book-6 『さらば新宿赤マント』 椎名誠著  文藝春秋

週間文春で23年にわたって連載されてきた赤マントシリーズ、最後の本である。
まだまだ続きそうだったこの連載、なんで終わっちゃったのかなあ。寂しすぎる・・・
最近はサンデー毎日のなまこのからえばりという連載もあり、若干ダブりもあったから、難しくなったのか・・・

このシリーズは、全部単行本で買ってきたわけだけど、最後のこの本、いつも厚め。
ということで、少し柔らかい表紙となっていた。

内容はというと、あいかわらずのシーナ節で、話題もいろいろ(雑多)。
旅に行ったかと思えば、本の話や映画の話になり、世の中を真剣に論じてみたり憂えてみたり、大好きなSFや科学の話などもあり。

うまへた絵の沢野ひとしのイラストや、南伸坊氏の装丁も大好きで、あーあ、ホント残念だな。

去り際もシーナ氏らしいですね。

2014/02/20

サリーチェ・サレンティーノ レ・アンティーケ・ムーラ

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イタリア、サレント半島(靴のかかとの部分ですね)のワイン。

ラベルに描いてあるのはもしや??
と思ったら、やっぱりアルベロベッロの絵だった。

注いでみると、結構濃い色。
味も果実味もありながら割合濃厚でおいしい。
これ2日たってもへたれず、おいしかったです。

2014/02/19

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」

本日の映画

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 3D & 2D ブルーレイセット(3枚組) [Blu-ray]
movie-10 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」  Harry Potter And The Deathly Hallows :PartⅡ 2011年英米

DIR:デヴィッド・イェーツ
CAST:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、トム・フェルトン、レイフ・ファインズ、ブレンダン・グリーソン、リチャード・グリフィス、ジョン・ハート、ジェイソン・アイザックス、ビル・ナントン、デヴィッド・シューリス、ジュリー・ウォルターズ
STORY:ヴォルデモートを倒すべく分霊箱を破壊するための旅に出たハリーたち3人は、数々の困難にもめげず一つずつ破壊に成功していった。そして、残った分霊箱は・・・

☆☆☆☆ハリー・ポッターシリーズ8作目・・・というか7作目のパート2である。

ああ、とうとう終わってしまいましたね。長かったような短かったような。
しかし、3人ともすっかり大人になってしまって、1作目と比較すると別人!
もうちょっと早いペースで映画化してもよかったなという気も。

マギー・スミス演じるマクゴガナル先生や、ロンのお母さん(ジュリー・ウォルターズ)の強烈なパンチ、そして、意外や意外、ネビルの大活躍など、見所はたくさんなのだけど、なんといっても、スネイプ先生の秘密が悲しかったなあ。
スネイプ先生、はじめから敵なんだか味方なんだかわからなくて、やなやつって感じもしてたのだけど、密かにファンだったんですね。うーん、やっぱり最後までよかったな。アラン・リックマンが演じてたからこそって気もするけれど。

他、この映画はイギリスの名優がたくさん出ていて、この面々を見るだけでも楽しかったのだった。

なんか終わっちゃって寂しいなあ。
ラスト、19年後だったか(それにしちゃあまり老けてないけど)が写った時、泣けてきちゃいました。

2014/02/18

コリン・ホルト・ソーヤー『年寄り工場の秘密』

本日の本

年寄り工場の秘密 (創元推理文庫)
book-5 『年寄り工場の秘密』 コリン・ホルト・ソーヤー著 創元推理文庫

STORY:近くに出来た老人ホームに引っ越してしまったトッツィから幽霊の正体を暴いて欲しいと依頼されたアンジェラとキャレドニアは、その老人ホームに体験入所する。あっさりその謎を解いたものの、転落死を遂げた入居者が・・・

☆☆☆海の上のカムデン騒動記7冊目。

久々に出たこのシリーズ。
前作が出たのは2009年末だったから4年ぶりに出たことになる。
前作で、作者の生死不明ということだったから、もう続きはないんじゃないかと心配していたのだが・・・
よかった!元気に執筆活動中らしい。

あいかわらず、元気いっぱい、好奇心いっぱいの、カムデンの名物探偵(気取り)のおばあちゃんコンビ、アンジェラとキャレドニアは健在。
1作目からすると確実に年をとってるはずなのだけど、元気度は増している模様。

近所の老人ホームまでわざわざ体験入所しにいったり、ピザ屋やペットショップまで捜査?に行ったり・・・ゴミ漁りまでしたり。

いやはや、こんな老人ホーム生活だったら楽しいかも???

今回の謎自体もわりと早い段階でわかってしまうのだが・・・
ほら、あの動物が出てきたり、あの人がああいう行動していることからして、きっとそれに違いないと(書けなくてもどかしい)。

探偵のまねごとをしているといっても、天才的な推理を発揮するわけでなくて、結構回り道をしながらようやく正解にたどりつく二人だけど、このドタバタぶりが楽しい。

このシリーズも残すところあと一冊だそうで・・・
楽しみだけど、残念だな。

2014/02/17

アドベンチャー テンプラニーリョ

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先日、立川のダイソーでワインが売っているのを発見して(うわさには聞いていたが)びっくり!さすがに100円ではなくて、フルボトルだと315円(4種類)と420円(2種類)。
このときは、それから居酒屋に行こうとしていて買うことはできなかったのだが、その後、同居人がたまたま近くに行ったからということで、315円の赤と白を一本ずつ買ってきてくれた。

まずは赤を飲むことに。
ラベル、牛さんがついててかわいいですね。いかにもスペインっぽい。

注いでみると、色はかなり薄め。
飲んでみると、かなり軽め。というか、度数が12%と低めなのでアルコール感があまりないのか。いや、やっぱりさっぱり系ですね。

あ、でもこの値段ですからね。
この値段ならまあよしとしますか。

2014/02/16

【シャガール展】

art-10 【シャガール展】 静岡市美術館

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静岡にいちご狩りに行った帰りに、静岡市美術館で開催されているシャガール展に行って参りました。
というより、この展覧会に行きたいが為に、今年のいちご狩りを静岡にしたんですね。
東京にはこない展覧会なので・・・

今回の展覧会は、油彩画のみならず、天井画やステンドグラス等も下絵やスケッチで紹介しり、舞台衣装、陶芸、タピスリーなどの展示もあり、バラエティに富んでいる。

第1章:祝祭の空間-色彩の交響
まずは、パリのオペラ座の天井画の紹介。何度もパリに行っているのに、時間がなかったり、混んでいたりで、まだ見学できていないオペラ座の中(見学したのは入り口のところだけ)。何が描かれているのかちゃんとわかっていなかったのだが(人が飛んでるな、くらいの認識)、今回たくさんの下絵を見て、よーくわかった。有名なオペラやバレエの場面が描かれていたんですねぇ(ちょっとわかりづらいのもあり)。パパゲーノがシュールすぎる・・・白鳥も・・・
いやでも、これ、本物見たら美しいだろうなあ。是非行かねば。
続いて、バレエ「ダフニスとクロエ」、「火の鳥」の衣装デザインや舞台装飾の下絵などが。「ダフニスとクロエ」の舞台装置、いいなあ。舞台にとっても映える。
ワタクシ、バレエやオペラは舞台装置にしろ、衣装にしろ、古典的な方が好きなのだけど、シャガールならいいな。
「ダフニスとクロエ」の版画集からも6枚が展示されていたが、これ、全部見てみたい。
シャガールといえば、サーカス・・・
ということで、サーカス関連もいくつかあった。タピスリーもあったが、これは2年ほど前に松濤美術館で開催された【シャガールのタピスリー展】で、おそらく見たもの。シャガールの世界がとてもよく再現されていると思う。

第2章:精神の光-祈りの造形
シャガールは宗教建築のための壁画、ステンドグラスも多く制作している。題材は旧約聖書からとられたものが多い(シャガールは東欧系ユダヤ人であり、ユダヤ人の精神的支柱は旧約聖書であったとのこと)。
残念ながら、イスラエルの12氏族について全く知識がなくて、イスラエルの医療センターシナゴーグ、ステンドグラスのための下絵は見てもよくわからなかったのだが・・・
旧約聖書が主題となった作品はわかりやすい。
アダムとイブから、アブラハム、ヤコブ、ノア、モーセ、ダヴィデ・・・
といっても、シャガールだから、厳粛な雰囲気は希薄で、幻想的で不思議な雰囲気が漂う。人、飛んでるし(笑)。すみません、なぜか、モーセの絵を見ると笑っちゃうんですね。おもしろい。
第2章の途中で映像コーナーがあって、オペラ座、ランスの大聖堂、ニース大学等が紹介されているが、きれい。まだ行ってないところ、是非行かなきゃ・・・
メッス大聖堂内の薔薇窓が飾られていたが、青色が美しい。

第3章:南仏での安息-晩年の境地
晩年をコート・ダジュールで過ごしたシャガール。
明るく、暖かく、穏やかな南仏の気候風土に影響されてか、シャガールの絵も明るい。
「サン=ポールのアトリエ」の他数点、背景にサン=ポールの景色が描かれていた。
「花」はルドンの花を連想させるような作品だが(これにも下に街が描かれているが)、青の中の赤がアクセントになっていて目をひく。
陶芸や彫刻もあったが、しっかりとシャガールの世界観が投影されていて、おもしろかった。

シャガール、やっぱりいいなあ。
ちょっと遠いですが、是非どうぞ。


2014/02/15

いちご狩り(静岡)

2月の恒例行事いちご狩り。一昨年、昨年と泊まりがけだったが今年は日帰りで。
2月は風邪をひいたり体調が悪かったりすることが多いのだが、今年もしっかり風邪をひいてまだ治りかけの状態。いちごを食べて風邪予防!と思ってたのに、先にひいちゃあね・・・

普段と同じ時間に起床し、だらだらと8時すぎに出発。
ガソリンを入れ、いつものコンビニで朝ご飯を買う。ワタクシはワッフル1個と軽め(これには理由が)。

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東名に入って、早々、海老名サービスエリアで休憩。ここで是非食べたいものがあったのだ。
先日見たももクロChanDVDの中に、しおりんとあーりんが東名のSAでいろいろと食べまくるという「玉井サービスエリア」というのがあり、海老名であーりんが買って車の中で食べてたポークもち(ソーセージに餅が巻いてある)おいしそうだったのだ。同居人が、しおりんが食べていたあじの唐揚げも食べようと言い、ちょと食べ過ぎではないか?と思ったのだが、案外あじが小さかったのでそれも1つ購入(いくつか味があったがオーソドックスに醤油で)。
車に乗り込んで、ポークもちを一口食べたところで、仕事の電話がかかってきて中断、終わった時にはだいぶ冷めてしまってちょっと残念だったが、両方ともおいしくいただいた。唐揚げは、なんか秘密があるのかなあ。頭も骨を柔らかくてばりばりと全部いけちゃうのである。今度は違う味のを食べてみよう。

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富士川SAエリアでも休憩し、清水へと向かう。
今年のいちご狩りは清水である。
いちご海岸通りを行くと、おや?休園のところが多い。
そういえば、だいぶ前にやはり木曜に行ったら、やっていないところが多く、金、土、日に向けて養生しているに違いない、これは木曜は避けた方がいいのでは?と思ったのだったっけ。
ということをすっかり忘れていた。ぐるっとまわって、あいているところに行ってみたら、もう今日は終わってしまったとのこと。むむむ、もう12時をまわっていたので、朝一でこなくてはいけなかったか・・・
意気消沈し、もう一軒あいてるように見えたところへ行ってみる。ほっ、よかった。やっていた。
斜面をぐんぐん登って(結構息が切れる)先客2人がいるハウスに案内される。
いちごは豊富にあって、しかも大きいものばかり。はじめから大きいのばかり狙って食べる。十分甘いので、コンデンスミルクは不要な気がしたが、せっかくもらったので途中からつけてみる。
時間は無制限と言われていたけれど、大きいのばかり食べていたこともあって割とすぐにおなかいっぱいに。
ハウスを出ると、向こうに海が見えた。確かにずいぶん高いところまで上がってきていたのだった。
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おみやげにいちごを買いたかったのだが、この農家では売っておらず、先ほどふられたところにまた戻る。
「いちご狩りですか?」と聞かれたが、あれ?さっきはダメだったけれど、今はできるの?
と、そのとき、観光バスがきて、どどっと人が入ってきたので、慌てていちごとジャムを購入、すばやく去る。

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1時は近かったが、お昼の前に三保の松原へ行ってみることに。世界遺産になった記念にということで。
砂浜を降りていくとあったのは羽衣の松。なかなか立派。
と思ったら、平成22年秋に世代交代が行われて三代目の松になったとのこと。
二代目は確かに弱ってしまってましたね。
さて、富士山は・・・と見ると、見事に何も見えず。残念・・・

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気を取り直して、お昼ご飯を食べに、エスパルスドリームプラザへと向かう。
何度かきたことのある清水すし横町である。入り口のメニューを検討した結果、前も入ったことのある魚がし鮨に入ることにした。お店の中はだいぶ変わっていて、タッチパネル方式になり、注文品はベルトに乗って目の前まで流れてきて、後ろがちょっとせり上がって、テーブルに滑り落ちてくる仕組み。おもしろい!かに汁が滑り落ちてきたときは慌ててとめたけど(笑)
注文したのは、駿河近海こぼし(かに汁付き)。大好きな生しらすと桜エビがホントにこぼれてる!穴子一本握りがのってるのもうれしい。

おなかいっぱいになった後は、みやげ横丁でおみやげを買って、続いて向かうのは静岡市美術館。
そもそも、今年のいちご狩りを静岡にしようと思ったのは、ここでシャガール展を見たかったから。東京には巡回しない展覧会なので・・・

静岡駅地下の駐車場に車を止めて美術館へ。
なかなかいい展覧会だった(この展覧会については明日UP予定)。

同じビルの地下に入っている本屋さんで本の雑誌を買い(同居人が勤め先近くの本屋が閉店して買えないというので)、東静岡駅前の商業施設ビルの中のABCMartで同居人が雪ぐつを購入。何もこんなところで買わなくていいのでは??結果的には、翌日大雪になったので買っておいてよかったのだけど。

すっかり日が暮れたところで、帰ることに。
新東名に入ってみようということで行ったのだが、標識がわかりづらく迷ってしまい、だいぶ時間をロス。
新東名は東名よりはちょっとすいている気もするが、道幅は狭い感じ。
そして、往きでも思っていたのだが、なんとまあトラックだらけ!翌日、雪ということで、この日に動いた車が多かったのかもしれない。
駿河湾沼津SAで最後のおみやげを買い、一気に東京へと戻る。

翌日、と翌々日分の食料、そして夕食を調達し帰宅。10時半だった。

ドライバーさん、お疲れ様!

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戦利品。

2014/02/14

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」

本日の映画

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 [Blu-ray]
movie-9 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」  Harry Potter And The Deathly Hallows 2010年英米

DIR:デヴィッド・イェーツ
CAST:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ヘレナ・ボナム=カーター、ロビー・コルトレーン、トム・フェルトン、レイフ・ファインズ、ブレンダン・グリーソン、リチャード・グリフィス、ジョン・ハート、ジェイソン・アイザックス、ビル・ナントン、デヴィッド・シューリス、ジュリー・ウォルターズ
STORY:ヴォルデモートの不死の秘密である分霊箱を破壊するための旅に出たハリーたちだったが、次第に3人の絆に亀裂が・・・そんな中、ヴォルデモートの影響力は拡大し、ホグワーツまでが支配下に置かれてしまうのだった。

☆☆☆ハリー・ポッターシリーズ7作目。
というか、7作目のパート1である。最終章は長いため、2部構成となった。
こういうパターン、すごく多いなあ。
ワタクシは続けて見たからいいものの、パート1を見てから2が出るまで待つの、じれったいだろうなあ。

ハリー・ポッターシリーズ、それなりに順調に見ていたのだが、だんだん物語が暗くなってきて、なんとなく間があいてしまった。

そして、死の秘宝もめちゃくちゃダークなお話。
ヴォルデモートの影響が大きくなるにつれ、ハリーと親しい登場人物が死んでしまうし、さあこれからみんなで戦うのね!と思ったら、3人だけで旅に出て、しかも仲違い。
このあとどうなるんだ?というところで、一応仲直りするものの、とらえられてしまい・・・
脱出するも、あの登場人物が犠牲になってしまうのだ。この場面、とっても悲しかったなあ。

お話自体は、思ったとおり、いいところで、あとは続く~
で終わってしまい、消化不良のまま放り出される。うーむ。ま、なんとなくいよいよ最終決戦ねと、盛り上がりかけたところで終わるので、期待は高まりますけれど。

PART2の感想は後日。

2014/02/13

コンドウアキ『リラックマ 4クママンガ4』

本日の本

リラックマ 4クママンガ 4
book-4 『リラックマ 4クママンガ4』 コンドウアキ著  主婦と生活社

昨年末に出た4クママンガの4冊目。
出たのに気づかずようやく購入。

リラックマ生活シリーズみたいに含蓄ある言葉が書かれているわけではないのだけど、癒やしはこちらも十分。
なごむなあ。動きはこちらの方があるし、パラパラマンガもついていた!

次は逃さず買おう!

2014/02/12

トランパル・ティント

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業務スーパーで買った安ーいワイン。
業務スーパーで買うワイン、激安のを買うと正直微妙なのも結構あるのだけど、どうか。

あ、でもここで買ったワインとしてはかなりいいですね。
ほどよい甘みもあって、好みの味。
これならお得感がありますね。

2014/02/11

「完全なる報復」

本日の映画

完全なる報復 Blu-ray Disc
movie-8  「完全なる報復」  Law Abiding Citizen  2009年米

DIR:F・ゲイリー・グレイ
CAST:ジェイミー・フォックス、ジェラルド・バトラー、レスリー・ギブ、ブルース・マクギル、コルム・ミーニイ、ヴィオラ・デイヴィス
STORY:クライドはある日自宅に押し入った暴漢に家族を惨殺されてしまう。犯人の一人は死刑となるが、主犯格は司法取引により軽い罪で済んでしまう。もがき苦しみながら息絶える死刑となった男。すでに出所していた主犯格の男はバラバラ死体となって発見され、クライドは容疑者として逮捕されるが・・・

☆☆☆壮絶な復讐劇。

勝手な想像では、妻子を殺された主人公が、頭を使って冷徹に復讐していく物語・・・
と思ってたのだけど・・・

いやー、怖いよ。
ホラー一歩手前の描写といい、え?この人たちも手にかけちゃうの?とか、素直に最後まで見られなかったのだった・・・

わざと刑務所に入るというところまではよかったんだけどなー(こういう映画、他にもありますね、有名なのでも)。
独房に送り込まれるよう仕向けてやっていたことと言えば・・・

すみません、ここで笑ってしまいましたね。
なんで、こんなことまでやって気づかれないの?
いくらなんでもねぇ。

J・バトラーは、いつも通りぶっ飛んだ演技で(力入りすぎ?)最後までガンガンいくので、見ている方が疲れちゃうなあ。
勝手な想像で、静かな復讐劇を期待してたもので・・・

主人公は明らかに復讐と称して無用な殺人をしていると思うし、検事役のJ・フォックスも正義の人では決してないので、どっちに感情移入していいか困っているうちに、ジ・エンド。
うーん、なんかすっきりしませんでしたね。
おもしろくない映画とは言いませんが。

2014/02/10

マーティン・ウォーカー『黒いダイヤモンド 警察署長ブルーノ』

本日の本

黒いダイヤモンド (警察署長ブルーノ) (創元推理文庫)
book-3 『黒いダイヤモンド 警察署長ブルーノ』 マーティン・ウォーカー著 創元推理文庫

STORY:サン・ドニの警察署長ブルーノは、友人エルキュールから、トリュフ市に粗悪な中国産トリュフが紛れこんでいるので調べて欲しいと頼まれる。その矢先エルキュールは残忍なやり方で殺される。彼はかつて秘密警察官として働いており・・・

☆☆☆警察署長ブルーノシリーズ第3弾。
1作目でファンになって、三冊めを首を長くして待っていた。

まず、この土地柄(フランス南西部の架空の村、サン・ドニが舞台。パリ近郊のサン・ドニにはあらず)がいいんですね。ゆったりとした空気が流れている。
そして、いつもお料理とワインがおいしそうなこと!
主人公ブルーノもお料理はするのだけど、とにかくお料理を作る描写でよだれがたれそう(笑)

さらに、ブルーノがホント、いい人なのだ。
元々この村の人ではないのだけど、うまく村になじんで、なくてはならない存在になっている。
進んで人助けをし(今回は離婚歴のある子持ちの女性にうってつけの職を見つけてあげたり、穴に落ちた子供を助けたり、移民を助けたり・・・)、傷だらけになりながら全力でフットボールをしたり、サンタの扮装をして子供たちを喜ばせたり・・・
とっても好感度が高いのだが、ちょっと女性に対して優柔不断なのがたまにきずかも。
現在の恋人とはなんとなく結婚に踏み切れず、過去の恋人にも一瞬また心を動かされたり、新しい恋の予感?もあったりと。
いやまあいい男だから許そう(笑)

ミステリとしても今回のが一番出来がいいのではないだろうか。
いろいろな要素を詰め込んでいて、一瞬つながらないのだが、ああなるほどねと。
そして、めくらましも用意してあって、ちょっぴり感心。

次はいつ出るかな?

2014/02/09

「コンドル」

本日の映画

コンドル [DVD]
movie-7 「コンドル」  Only Angels Have Wings  1939年米

DIR:ハワード・ホークス
CAST:ケーリー・グラント、ジーン・アーサー、リチャード・バーセルメス、リタ・ヘイワース、トーマス・ミッチェル
STORY:ニューヨークのショーガール、ボニーはエクアドルの港町バランカに立ち寄り、郵便配達を行う航空会社のジェフに強く惹かれ、一週間滞在することにした。翌日新しく雇われてやってきたパイロットは過去に機関士を見殺しにした悪名高い男だった。

☆☆☆古い映画だ・・・

「コンドル」というと、R・レッドフォードとF・ダナウェイのサスペンス映画を思い出すけれど(これも十分古いな、約30年も前の映画だもの)、こちらは70年以上も前の映画。

ケーリー・グラント、若いなあ。二枚目だなあ。
この役柄はクールで格好いい。ちょっととっつきにくくて、キザで、ちょっとイヤミでもあるけれど、いざという時には頼れて頼もしい。
ボニーは惹かれるのもわかるなあ。

でも、この映画、元来が男っぽい映画であるわけですね。
命がけのフライト、友情、憎しみと和解・・・
なぜそこまでして飛ばなければならないのか・・・
というところはやや理解できないところもあるのだけど、そのストイックさがいいのかな~
という映画なところに、女性が入ってくるとそこだけ甘くなってしまって、映画がたるむというか。ボニーがジェフにとった行動など、メロドラマでしょう、それは。

という点がちょっとねと思ったものの、まずまず。
T・ミッチェルや、R・バーセルメスといった脇もよかったですね。

2014/02/08

サッポロ 麦とホップ The gold

1402081
麦とホップがリニューアル。
なぜかゴールドとついた。

ワタクシ的には、麦とホップはあまり・・・なのだけど(赤と黒はまずまずいいけど)、バージョンアップしてどうか?

注いでみると、見た目はビール。
飲んでみると、結構苦みがある。でも、次の瞬間は不思議な薫りがするんですね。
まあ、悪くはないけれど、よくもないという程度。
初代からするとずいぶんよくなってはいますけどね。

2014/02/07

キャンティDOCG ファットリア・モンテッキオ

1402071
キャンティ大好きです。
777円という安さで買ったキャンティ。
一抹の不安はありましたが・・・

濃くはなく、さらりとしたワイン。
いやでも悪くはない。この値段ですからね。
高級感はないけれど、普段に飲むならこれで十分でしょう・・・

と思ったら、なんとねー、翌日以降かなり劣化してしまった。
すぐに飲むべきだったんですね。

2014/02/06

「ローラーガールズ・ダイアリー」

本日の映画

ローラーガールズ・ダイアリー [DVD]
movie-6 「ローラーガールズ・ダイアリー」  Whip It  2009年米

DIR:ドリュー・バリモア
CAST:エレン・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリステン・ウィグ、ドリュー・バリモア、ジュリエット・ルイス、ジミー・ファロン、ダニエル・スターン、ゾーイ・ベル
STORY:高校生ブリスは、ミスコンで優勝することが幸せにつながると信じる母親の言うがままの、退屈な日々を送っていた。ある日、ローラーゲームの存在を知りすっかり魅了されたブリスは、年齢を偽り入団テストに合格、めきめき腕をあげていくが・・・

☆☆☆D・バリモア初監督作品。
D・バリモア、プロデュースは以前からやっているが、監督作はこれがはじめて。
プロデューサーとしてもなかなかと思っていたが、監督業もなかなかである。

正直、ローラーゲームのルールはあまりよくわからないんだけれど(見終わっても大まかなルールしか把握できていない)、そんなことはどうでもよくて、純粋におもしろい映画だった。

母親の言いなりに生きてきた女の子が、未知の世界に足に踏み入れ、成長していく。
というドラマは今までたくさん作られてきたとは思うけれど、ひねりのなさにかえって好感が持てる。
ついつい主人公を応援したくなっちゃう。

自分の価値観を押しつける母親(こういう演技はお手の物・・・のM・G・ハーデン)も決して悪い人でなく、父親(なんか太ちゃったD・スターン)もさりげなく主人公をフォローするし、チームメイトも一癖二癖あるものの、みないい人たちばかり。
敵役の相手チームのスタープレイヤー(懐かしや!ジュリエット・ルイス)もラストには・・・
という具合に、主人公にピンチの場面もあるものの、概ね定石通りに展開しすぎるところができすぎという気もしなくはないけれど、それでもやはりラストは感動してしまった。

E・ペイジはあいかわらずの童顔で、20代ながら10代の役を演じている。
けど、こんな役ばかりだから、この後どうなるかな。あ、このあと出た「インセプション」ではもうちょっと年齢がいった役だったか。

ドリューの次回作にも期待しましょう。

2014/02/05

国分寺:あかちょうちん本店

土曜日、美術館を巡ってすっかり遅くなってしまったので、飲んで帰ることに。
行ったのは、再開発に伴い、北口から移ってきたあかちょうちん本店。
さすが、できたばかりなのでとってもキレイで、イメージと違っていた。

1402051
まずはビールで乾杯!お通しのマカロニサラダとたこわさ。ツーンとくる感じがいい。

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川エビの唐揚げ。昔から川エビ好きなんですよ~

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自家製シューマイ。大きなシューマイ。

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やりいかの酢味噌和え。わけぎがポイント。

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串盛り(5本)。レバー、ハツ、ねぎま、もも、つくね。まあこれはフツー。

2杯目はからり芋の水割り(芋感があっていい。安いのもいい)で終了。

あらま、とっても安上がり。
これはまた是非行きたいですね。

東京都国分寺市南町3-4-18 寺田ビル 1F

2014/02/04

【シャヴァンヌ展】

art-9 【シャヴァンヌ展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

1402041
ラファエル前派展を見終えて渋谷へ移動。
続いて見たのは、シャヴァンヌ展。

シャヴァンヌ?
ってあまり聞き慣れない名前。
フランスでは超有名なのに、日本での知名度は驚くほど低い。
シャヴァンヌの影響を受けた画家は、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、ドニ、ピカソ、マティス。日本では黒田清輝、藤島武二、青木繁など蒼々たるメンバー。

かくいうワタクシにも、何度となく目にしているはずにスルーしており、記憶にあるのは、つい先日、【モネ展】で見た「貧しき漁夫」のみ。

なぜシャヴァンヌが日本では知られていないかというと、それはシャヴァンヌが壁画家だから。壁画は持ってこられませんものね。
というわけで、あまり目に触れるチャンスがなかったことによるのでありましょう。
今回は、もちろん壁画自体がきているわけではなくて、下絵や壁画完成後に画家が自ら描いた縮小版などで構成されている。

第1章 最初の壁画装飾と初期作品 1850年代
まずはプチ・パレ所蔵の「自画像」(見てるのかな?行ったけど)からスタート。意外にいかめしいお顔。
「アレゴリー」は建築、宗教、文学の寓意である3人の人物が描かれる。この当時はまだまだシャヴァンヌ風にはあらず。一番左が建築、真ん中が宗教というのはわかったのだが、右の人物が文学というのはどうしてわかるんでしょう?
「漁夫」は大原美術館所蔵で、これまたきっと見てるんでしょうけど、やはり記憶なし。
私邸の壁画の下絵がきていたが、なるほど壁画にぴったりな感じはあるけれど、まだまだ社ヴァンヌの特徴は明らかではない。

第2章 公共建築の壁画装飾へ アミアン・ピカルディ美術館 1860年代
「休息」や「労働」など、下絵、習作、縮小版と並んでいるところが興味深い。
はじめの段階では服を着ていなかった人物が、完成版では着ているとか、男性が女性になっているとか、さらに老人が年をとっているとか・・・持ち物が変わっているという人物もいましたね。
この頃には、すっかりシャヴァンヌの作風になっているというか、淡く、色を落とした感じになっている。わざわざ、絵の具を紙に何日かおいて、油を落としてから描いたという。
ヴィニヨン邸の壁画として、「幻想」と「瞑想」と「警戒」。
神秘的な「幻想」もいいのだけど、ワタクシが好きなのは「瞑想」。瞑想する女性が美しい。

第3章 アルカディアの創造 リヨン美術館の壁画装飾へ 1870~80年代
リヨンは今まで2回行ったことがあるのだが、いずれも滞在時間が短く、美術館までまわる余裕はなかった。これは是非行って、壁画を見なければ!
今回の展覧会でも、写真でリヨン美術館の階段の壁画が再現されていて、これは実際見たらいいだろうなあ。この向かい側には、縮小版が並べられていた。3枚は別々のテーマながら並ぶととってもいい感じ。中でも最高傑作の一つと言われる「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」はそれぞれの人物、ミューズに意味があるわけだけど(解説あり)、そんなことを抜きにしても、神話の世界のような夢のような、幻想的で美しい絵である。
「気球」、「伝書鳩」はとても凜々しい絵なのだが、当時のプロイセン軍に対するレジスタンスを描いたものとのこと。
「聖ジュヌビエーブの幼少期」と「聖人のフリーズ」はパンテオンの壁画だそうで、むむむ、三回も行ってるのに記憶にないとは・・・また行かねば!
「プロ・パトリア・ルドゥス」が2枚。もともと1枚だったのが切り離されて別々になっていたのが、久々に並べて展示されることになったらしい。よくよく見ると右側の絵で投げられた槍が、左側の絵の木に刺さっている!古代がテーマかと思いきや、普仏戦争後の国の防備の象徴である槍投げを描いたものらしい。
「女の頭部」はベルト・モリゾの肖像か?とあったが、これは絶対そうじゃないかな。似てる!

第4章 アルカディアの広がり パリ市庁舎の装飾と日本への影響 1890年代
パリ・コミューンで焼失してしまったパリ市庁舎の再建の際、シャヴァンヌは壁画を作成している。今回は、「冬」、「夏」、「慈愛」、「愛国」の習作がきていたが、いずれも落ち着いたいい絵。
珍しくも静物画もあった。それが「メロンや桃などの果物と白い皿のある静物」。シャヴァンヌは背景に静物を描くことはあっても、静物だけというのはほとんど描かなかったらしい。
最後は、影響を受けたとされる黒田清輝の作品。
あ、確かに、「湖畔」なんかも色合いがシャヴァンヌ的のような。
小林萬吾による「貧しき漁夫」(モネ展に出展中)の模写もあった。これも本物が並んでたらよかったのだけど・・・

予想以上に素晴らしい展覧会でした。
今度パリに行ったら、シャヴァンヌを追いかけてみたい・・・

まだの方は是非どうぞ。

2014/02/03

【ラファエル前派展】

art-8 【ラファエル前派展】 森アーツセンターギャラリー

1402031
1月25日に始まったラファエル前派展に行って参りました。

ラファエル前派とは、19世紀半ばのロンドンで、ラファエロを規範とする保守的な美術界に反旗を翻して、それ以前のルネサンス美術に回帰しようと、ミレイ、ロセッティ、ハントの3名を中心に作られたグループのこと。
今回の展覧会は、テート美術館所蔵の作品で構成されている。

1.歴史
会場に入ると、すぐに「オフィーリア」が目に飛び込んでくるのだが・・・
これ以外にもジョン・エヴァレット・ミレイがたくさん並んでいた。ワタクシ、ラファエル前派の中ではミレイが一番好きなのでじっくりと観賞(「マリアナ」好き)。
ミレイの絵はとても細かく描かれているのだが、「オフィーリア」もしかり。
川辺の植物がまあなんと細部まで描きこまれていることか。それぞれに寓意があるらしい。オフィーリアもはかなげで美しい(モデルは後にロセッティの妻となるシダル)。
以前、テート美術館に行った際、この作品が飾ってある部屋が修復中で見られず・・・
日本でようやく見ることができたのだった(これで2回目)。
ミレイの影響を強く受けたというのがアーサー・ヒューズで、鮮やかな色が目にパッと飛び込んできた。
ウィリアム・モリスの「麗しのイズー」もあった。モデルはモリスと結婚することになるジェイン・バーデン。モリスはあまり絵が得意ではなくて(だから違う方面に進んだとか)、この作品はほぼ完成した唯一の油彩画とのこと。

2.宗教
ミレイの「両親の家のキリスト(大工の仕事場)」は、世俗的に描きすぎということで当時非難されたらしい。
ヨハネは毛皮をまとっているし、水の入ったお皿を持っているし、まあよく見ればそうだなとわかるのだけど、確かに普通の家族に見える。
ロセッティの「見よ、我は主のはしためなり(受胎告知)」も異色。天使に羽はないし、マリアも何かに追い詰められたような表情。異様に狭い空間も不思議だ。
同じくロセッティの「ナザレのマリア」は百合、そして鳩というモチーフが描かれてこれまた受胎告知なのだけど、マリアはスコップを持っているのが変・・・
スコットの「大洪水の前夜」。よくよく見ると後ろにノアの箱船が・・・が、全体的には退廃的ムードが漂う。

3.風景
ラファエル前派の風景画、なんか不思議だなあと思っていたが、どうやらそれは、近くも遠くもすべてきっちり描きこまれているから、のようだ。
ブラウンの「穀物の収穫」など(家にあるのだが)、はじめあまり好きではなかったのだけど、だんだんいいかもと思うようになってきた。
ダイスの「ペグウェル・ベイ、ケント州」にはドナティ彗星がさりげなく描かれている。解説を読まなければ気づかなかったのだが。ちょっとブーダンを連想させる絵だった。

4.近代生活
ハントの「良心の目覚め」、スタンホープの「過去の追想」など、解説によれば堕落した人間の生き方を救済の必要性を説いた・・・絵といえる。テーマも興味深くはあるが、細かく描かれた背景をじっくりと観賞した。

5.詩的な絵画
ロセッティのシダルの作品が2つあった。こうしてみると、彼女の絵もやはりラファエル前派的であるけれど、シンプル(ごてごてでない)。
シダル、ロセッティと結婚し、死産のあとほどなくアヘン中毒で死亡しており、なんとも不幸。ロセッティはモリスの妻ジェインと親密な関係になってたわけだし。むむむ、ロセッティって!
エドワード・バーン=ジョーンズの絵が登場。三菱一号館でやってたバーン=ジョーンズ展のすばらしさを思い出しつつ・・・
「クララ・フォン・ボルク」「シドニア・フォン・ボルク」、魔女シドニアが怖い。

6.美
ロセッティが7枚も!
ロセッティの絵って、みんな顔が同じってイメージがあったけれど、モデルは何人かいるんですね。ジェーン、シダルetc・・・
ジェインのイメージが強烈で、「プロセルピナ」もそう。くっりした眉、黒髪に赤い唇。
好みからいえば、シダルがモデルの「ベアタ・ベアトリクス」だろうか。ダンテの新生に登場するベアトリーチェになぞらえた絵で、鳥がくわえているのは芥子の花。シダルがアヘンの過剰摂取で亡くなったことを表しているとのこと。光が暖かく美しい絵なのだが、シダルと考えると悲しい絵である。

7.象徴主義
といえば、バーン=ジョーンズ。
「「愛」導かれる巡礼」は、ジョーンズらしい力強さと動きが感じられる作品。なんと20年もかけて完成させたとのこと。
また、まとめてバーン=ジョーンズを見たいものである。

いやはや、ラファエル前派、なかなか濃いなあ。
勉強になりました。
是非どうぞ。

2014/02/02

四ッ谷:嘉賓

1402021
昨日は出勤日。
勤務を終えてさて昼食・・・土曜はどの店をあいてるわけじゃないし、選択肢は限られてくるわけだけど、久々にここで食べることに。夜は時々食べるんだけど、昼はもう10年以上食べてなかったかも・・・

このお店の名物はなんといってもおこげだけれど、ランチメニューにはなし。おいしんだけどな。
もう一つ好きなメニューは、カキソース和えそばで、ランチメニューにはカキソース和えそばはあるにはあるのだけど、おかゆとの組み合わせか炒飯との組み合わせか単品か。
いずれにしても炭水化物オンリーというのはなと思い、五目焼きそばを注文。

1402022
麺は細め、野菜の具は大きめ、味は結構しっかり味でおいしい。

うーん、でもやっぱりカキソース和えそばが食べたいなあ。
今度は是非!

1402023
土曜日はランチ2割引きとお得だからか、2時でもお客さんいっぱいでした。

東京都新宿区四谷1-7 第3鹿倉ビル 2F

【クリーブランド美術館展】

art-7 【クリーブランド美術館展】 国立東京博物館

1402011
アメリカ、オハイオのクリーブランド美術館はアメリカでも日本画のコレクションが充実しているという。昨年、日本ギャラリーが開設されたことを記念しての、日本絵画を中心とした美術展。なかなか行けそうもないから、こうしてきてくれるのは大変うれしい。

第一章 神・仏・人
この章が一番作品数が多かった。特に気に入ったものをピックアップ。
「釈迦如来像」
元あるいは高麗のもの。若冲の画の原本とのことだが、さすが若冲の方がカラフルなものの、これも思った以上に色が残っている。
「二河白道図」
若干見づらいところはあるが、解説の力を借りて鑑賞。往生者の心得を説く画。なるほど、わかりやすい。
「福富草子絵巻」
ユーモラスな物語。こういうのはホント、全部を見てみたい。
「霊昭女図」
髪のほつれ具合など、とても細かい絵。
「雷神図屏風」
これまたユーモラスな雷神。怖い感じはあまりなし。構図がいい。
「群舞図」
障子の向こうに踊る人々の影が映っている。なんか、これ好き。
「大空武左衛門像」
渡辺崋山作。なんと2メートル20センチ以上もあった実在の人物だそう。ホントにこんな大きな人がいたのかな?絵も大きいこと!
「地獄太夫図」
川鍋暁斎作。遊女の着ている着物に地獄図が描かれている。色彩あざやか・・・というよりどぎついくらい。

第二章 花鳥風月
「南瓜図」
南瓜も描かれてはいるがそれほど目立たず・・・引っ張っているのが蟻のような人間のような。おもしろい。
「花鳥図」
花鳥図は好きなカテゴリー。狩野一派の「四季花鳥図屏風」の方がより好みかも。
「龍虎図屏風」
案外、龍も虎もかわいらしい顔。
「松に椿・竹に朝顔図屏風」

第三章 物語世界
「燕子花図屏風」
光琳の方がやっぱり好きかなあ。この作品は、茎の下の方が描かれておらず、雲の上なのか・・・
「蔦の細道図屏風」
常設展示にも同じ図があるとのことで参考写真があったが、ちょっと違うんですね。見ればよかったな。

第四章 近代西洋の人と自然
なぜか、4点だけだが、西洋絵画があった。なぜだ?
アンリ・ルソー、モネ、モリゾ、ピカソ。
この中ではルソーの作品がいかにもルソーらしくていい。いつ見ても不思議だ。
ピカソの絵は18歳の時の作品とのことで、言われないとピカソとわからない。

第五章 山水
中国絵画が何点かきていたが、「松渓観鹿図」がいいなあ。
「蘭亭曲水図」
曽我蕭白作。このごつごつした感じ、強烈な印象。

作品数は決して多くはないですが、思った以上にいい展覧会でした。
まだの方は是非どうぞ。

1402012
昼食後、東照宮ぼたん苑へ。ちょうど見頃でした(1月29日)。

1402013
大規模修復が終わった東照宮も見学。金ぴか!

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