「口紅殺人事件」
本日の映画
movie-16 「口紅殺人事件」 While The City Sleeps 1956年米
DIR:フリッツ・ラング
CAST:ダナ・アンドリュース、ロンダ・フレミング、ジョージ・サンダース、ハワード・ダフ、アイダ・ルピノ、ヴィンセント・プライス、ジョン・ドリュー・バリモア、トーマス・ミッチェル、メエ・マーシュ
STORY:アパート住まいの独身女性を襲った後、口紅で落書きを残す連続殺人が発生。新聞社の新しい社長は、スクープ記事をものにした記者を出世させるとして、競わせる。
☆☆☆フリッツ・ラング監督のサスペンス・・・
かと思いきや・・・
サスペンスもあることはあるのだけれど、どちらかというと3人の記者の誰が勝ち抜くかという、サラリーマンの出世競争のお話なのであった。
あ、誰が勝つか最後までわからないところは十分サスペンスか。
まあしかし、殺人事件自体は、淡々と進み・・・
犯人もあっけなく捕まってしまう。
主人公が恋人をおとりに使うのはひどいなあ。一方主人公はその間、別の女性と飲んでたりして。しょうもない。
絶体絶命かと思いきや、別の部屋の女性(それなりに重要な役の女性)を襲うくだりは、なかなかうまいと思いましたが。
犯人ははじめから顔を出しているので、ネタばらししてもいいと思うが、この犯人役はジョン・ドリュー・バリモア。なんとドリューのお父さん。変質的な雰囲気が怖い。
バリモア家はいろいろあって、ドリューのおじいさんはアル中で死亡、お父さんも浮浪者まで落ちぶれるという・・・ドリューは立ち直ってよかった、よかった。
と話はそれてしまったけれど、豪華なキャストで結構見応えのある映画でした。
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