「トゥルー・グリット」
本日の映画
movie-13 「トゥルー・グリット」 True Grit 2010年米
DIR:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
CAST:ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、バリー・ペッパー、ヘイリー・スタインフェルド
STORY:少女マティは雇い人のチェイニーに殺された父親の仇討ちをしようと誓うが、チェイニーは法の及ばないネイティブアメリカンの領地に逃げ込んでしまう。マティは大酒飲みの保安官コグバーンに追跡を依頼、やがてテキサスレンジャーも加わるが。
☆☆☆「勇気ある追跡」のリメイク。
「勇気ある追跡」はずいぶんと前に見たので、細かいところは覚えていないのだけど・・・
ジョン・ウェインのアイパッチ姿が印象的。
そうそう、あの映画でジョン・ウェインはアカデミー主演男優賞を受賞したんでしたね。
こちらの映画も、10部門でノミネートされていたけれど受賞ならず。
比較してみると、うーん、やっぱりジョン・ウェインの方がぴたりとはまってたかなあ。格好良かった。
いやでも、へべれけのダメダメ具合は、J・ブリッジスの方がうまいし、リアル。J・ウェインは役者としては大根だったからなあ。それがいいんだけど。
娯楽映画としてみると、やはりオリジナルの方に軍配があがりますね。
監督がコーエン兄弟だからなのか、一直線な映画とはならず、ちょっと屈折してる感じが。
とはいえ、いつもよりはひねりは少なかったけれど。
そして、ラスト。オリジナルはあの結末じゃなかったよね??
むむ、今度、「勇気ある追跡」をまた見てみなくては。
ラスト近く、コグバーンがマティを抱えてひたすら馬で走り、馬が走れなくなったあとも、必死に運んでいく姿、これは格好良かった。酔っ払いのダメ親父とは言わせない(笑)
テキサスレンジャーを演じたマット・デイモンはひげで、なんだかデイモンらしくなく、ぴったりの役だったかというと少々疑問だけど、最後の方には見せ場もあって、まあよし。
しかし、なんといっても印象に残ったのはマティ役のスタインフェルド。
14歳でアカデミー助演女優賞候補となったわけだけど、実質主役は彼女でしょう。
大人たちと互角にわたりあう、芯の強い女の子。貫禄十分。
オリジナルのキム・ダービーはかわいらしい感じだったけれど、こちらのマティの方が強そう。
やっぱり「勇気ある追跡」の方が好きかな~
最近の西部劇の中では(そもそもあまり作られないけれど)いいと思うけど。
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