川口マーン惠美『ベルリン物語』
本日の本
book-16 『ベルリン物語』 川口マーン惠美著 平凡社新書
1870年代のドイツ帝国建国の時から1990年ドイツ再統一までのベルリンの歴史をまとめた本である。
著者はシュトゥットガルト在住の女性。
この本、とても勉強になりましたね。
たった120年の間の出来事といっても、ドイツはこの間激動の時代をくぐり抜けてきたわけで、なんと濃密なこと。
個人的には、鉄血宰相ビスマルクの素顔が紹介されているのがおもしろかったが、ドイツといえば、避けて通れないのは、やはり、ヒトラー~冷戦~ベルリンの壁の時代で、読んでいてなかなかにつらい。
ベルリンの壁崩壊後、念願の再統一がかなったわけだが、東西の経済格差、財政難、外国人問題と、たくさんの問題を抱えている。
それでも、ドイツはEUの中心国として立派に再生しているのだから、素晴らしい!
この著者の『ドイツ料理万歳!』も読んでみたい。
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