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2014/05/02

【ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展】

art-25 【ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

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松濤美術館を見終え、昼食をはさんでBunkamuraに移動。
ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション展(えらく長いな(笑))を見て参りました。
この美術館、今まで知らなかったのだけど、ミラノのスカラ座近くにある邸宅美術館とのこと。
莫大な財産を受け継いだミラノの貴族ジャン・ジャコモ・ボルディ・ペッツォーリが蒐集した美術品が元となっており、彼の遺言に基づき邸宅美術館として公開され、戦争の爆撃によって甚大な被害を被るも再建された・・・
この美術館の映像を見たが、なかなか素敵な美術館。ミラノに行ったら是非行かなきゃ。

第1章 ボルディ・ペッツォーリ・コレクション
「ジャン・ジャコモ・ボルディ・ペッツォーリの肖像」からスタート。立派なおひげ!
描いたのはベルティーニで、この美術館の初代館長となった画家。
美術館の武器の間から、甲冑、武器、盾などの展示もあった。

第2章 ロンバルディア・コレクション
ソラーリオ「洗礼者聖ヨハネ」、「アレクサンドリアの聖カタリナ」。カタリナの象徴としてよく描かれる車輪がほんの破片しか描かれておらず、解説がなかったらカタリナとわからなかったかも・・・
ダ・ヴィンチ工房で作られたという「盾をもつ戦士」はとても小さなブロンズ像であるが、どういう瞬間を切り取ったものかはよくわからないのだけど、小さいのに表情が豊か。

第3章 タペストリーと14・15世紀イタリア絵画コレクション
大きなタペストリーが2枚。さすがに色が少々あせてはいるけれど、重厚。が、これはやはりこういう会場じゃなくて邸宅で見た方がよさそう。
聖カタリナが多いな・・・「聖アグネスとアレクサンドリアの聖カタリナのいる聖母子」は、ちゃんと子羊と車輪が描かれていた。
「アレクサンドリアの聖カタリナ」と「アルテミジア」は対になるように展示されていた。どちらもいいけれど、好みは「アルテミジア」。
バスティアーニの「聖母子、奏楽の天使、聖三位一体」は、天使がちょっと怖い(筋肉質なんだもん)。

第4章 「黄金の間」コレクション
チラシに使われている「貴婦人の肖像」はこちらに展示されていた。この頃、流行していたプロフィール(横顔)であるが、細かいところまできっちりと描きこまれていて、確かに美しい絵。
「死せるキリストへの哀悼」は、そう言われなければボッティチェッリとはわからない。人物の重なり(配置)、色遣い、描き方。どれをとってもそうは思えないような。サヴォナローラの影響によるものとのことで、あの優美なボッティチェッリはいずこに・・・

第5章 15・16世紀の美術と時計コレクション
クラナッハは好きなのでよかったのだが、一番印象に残ったのは若き日のラファエロが描いたと言われている十字架。美しい。
時計のコレクションも見事。動かしてくれたらもっとよかったのだけど(無理か)。

第6章 ヴェネツィア美術および17世紀以降の美術コレクション
ティントレットやティツィアーノに帰属という作品があったが、テッツィアーノ帰属作品はちょっとのっぺりした印象。この絵の下には別の絵が描かれているらしいけれど。
カナレットのカプリッチョは組み合わせがおもしろい(一番向こうにサンピエトロ大聖堂のような建物も見える)。
ティエポロの「美徳と高潔の寓意」は下絵?躍動感のある絵である。
モルテーニはこの美術館の創設にあたって助言をした画家とのことだが、「レベッカ」はイギリスの小説アイヴァンホーの登場人物らしい。まっすぐなまなざしが印象的。

ゆったりした時間が過ごせる展覧会。
作品は地味めですが、まだの方は是非どうぞ。


※次回更新は5月6日の予定です。

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