【非日常からの呼び声展】
art-34 【非日常からの呼び声展】 国立西洋美術館
カロ展の先に別の展覧会があった。
作家、平野啓一郎氏が選ぶ西洋美術館の名品である。
ワタクシ、平野さんの本は一冊も読んだことがなく・・・
どういったチョイスをするのかまったく想像がつかなかった。
あ、でも今度本も読んでみようかな。
6つのカテゴリーに分かれる。
Ⅰ 幻視
ここは好きな絵ばかりだった。
マックス・クリンガーの「手袋」、ロラン、モロー、ムンク、ルドン。
意外と趣味があうかも・・・
Ⅱ 妄想
デューラーの「メランコリア」、ゴヤはかなり難解。
テニールスの「聖アントニウスの誘惑」はよくよく見ると不可解で不気味。
Ⅲ 死
死といっても表現はいろいろ。
悪魔、骸骨・・・
Ⅳ エロティシズム
サロメが2枚。これらだけでなく、どうも自分が考えていたエロティシズムとは違うような。
Ⅴ 彼方への眼差し
「ゴリアテの首を持つデヴィデ」・・怖い。これって、信仰という範疇に入るのだろうか?
Ⅵ 非日常の宿り
ハンマースホイの絵は人が描かれていても、冷たい感じがあるのが非日常か?
ムンクの「接吻」は溶けそうな感じがおもしろいが、非日常?
とまあ、人の感性はいろいろなので、はてな?と思うキャプションもあったものの、見慣れている絵が違って見えるという、おもしろい企画だった。
またゆっくり常設展を見てみたいものですね。
そして、違う方をゲストキュレターに迎えてまたこういう企画やってほしいですね。
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