「甘い罠」
本日の映画
movie-37 「甘い罠」 Merci Pour Le Chocolat 2000年仏
DIR:クロード・シャブロル
CAST:イザベル・ユペール、ジャック・デュトロン、アナ・ムグラリス
STORY:離婚した天才ピアニストのアンドレと再婚したミカ。ピアニスト志望のジャンヌは、病院でアンドレの息子と取り違えられかけた話を聞いて、アンドレの家に押しかけて・・・
☆☆☆シャブロル監督のミステリー。
引き続いて好きなシャブロル監督の映画。日本未公開。
この映画も主演はイザベル・ユペール。
ということで、怪しさ満点。登場場面から見ている者の不安をあおる。なんかあるぞと・・・
さすがですな、ユペール。こういう役、ぴったり。
天才ピアニストのアンドレと、ミカと、先妻の息子ギヨーム。
緊張感が漂う家族の中に、入り込んできたのは、アンドレの息子と取り違えられそうになったと聞いて、チャンスとばかりやってきたピアニストの卵ジャンヌ。
この取り違えられ未遂事件が主題になっていくかと思いきや・・・
別の過去の事件が浮き彫りになっていく。
犯人の狙いがイマイチわかりづらかったのだけど、嫉妬なのか、独占欲なのか・・・
これはまた犠牲者が!と思いきや・・・
うーん、ちょっと中途半端な結末だったかな。
いやでも、不安の持続という意味ではよかったのかも。
原作はなんとシャーロット・アームストロングなんですね。『見えない蜘蛛の巣』という。
アームストロングの一番有名な作品というと『毒薬の小瓶』かと思うが、ワタクシ『始まりはギフトショップ』が好き。
また、アームストロングのミステリーも読んでみようかな。
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