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2014/09/17

【印象派のふるさと ノルマンディー展】

art-44 【印象派のふるさと ノルマンディー展】 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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だまし絵展を見終えて新宿に移動、向かったのは9月1日から名称が変わった美術館。なんかやたらと長い名前になったなあ。多分、しばらくは覚えられない(笑)
でも、東郷青児の絵からとられているこのマークは気にいりました。
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今回の展覧会は、フランス、ノルマンディー地方にスポットをあてた展覧会。
ノルマンディー出身の画家もいるし、ノルマンディーを好んで描いた画家もいる。いろいろと楽しめそう。

第1章 ノルマンディーのイメージの創造
ナポレオン戦争後、イギリスの画家たちがノルマンディーへ。とともに、フランス、ロマン主義の画家たちもノルマンディーを目指している。
ターナー他、海の絵ももちろんあるのだけれど、廃墟となった城や修道院、教会の絵もあって、落ち着いた雰囲気でよかった。それぞれサン=ワンドリル修道院を描いたイザベイとブノワの作品が特に気にいった。

第2章 近代風景画の創造
まずル・アーブルまで、続いてオンフルールまで鉄道が開通し、パリからもたくさんの芸術家がノルマンディーへやってきた時代。
ノルマンディーというと、シードル?というイメージがワタクシ的にはあって(なんでもお酒と結びつく・・・わけではないけれど)、デュプールの3枚はそうしたイメージにぴったりの絵。「りんごの木の下で酒を飲む人たち」ってきっと飲んでるのはシードルだよね?「りんごの収穫」はシードルになるんだよね?てな具合。
カミーユ・コローはどちらかというと海より森や木のイメージなのだけど、ノルマンディーもよく訪れていたようで、そうした1枚が「オンフルール」。あくまでも木がメインには見えるけど。
そして、なんといってもブーダン!
オンフルール生まれのブーダンはノルマンディー地方をたくさん描いている。
牛の群れを描いた3枚は習作っぽくてちょっと微妙だったけれど、空や雲の美しい風景画が素晴らしい(今年はよくブーダンを見るなあ)。
クールベも3枚あったが、中では「波」がとても力強くてクールベらしい。
モネ(ブーダンに屋外で描くことを教わった)の「サン=タドレスの断崖」は印象派一歩手前という感じ。

第3章 海辺のレジャー
やがて、ノルマンディーの河口地帯は保養地として発展。上流社会の人々の様子を画家たちは描いている。
やはりここでも出てくるのはブーダンなのだけど、「トゥルーヴィルの海岸にて」が好き。とっても小さい作品なのだけど。
モネも奥さんのカミーユを描いているが、そう印象に残らず(ちょっと画面が暗い)、明るいイタリア人画家コルコスの「別れ」などの方がパッと目にはいってきた。ノルマンディー地方の海というと勝手なイメージでどんより曇って暗い気がしていたけれど、これはイメージを変える絵。

第4章 近代化に対する印象
産業革命を経て、港町として発展するル・アーブルやルーアン。
ワタクシ、ルーアンまではパリから電車で足を伸ばしたので、ルーアンの絵を見るとああこんな感じとわかるのだけど、そこから先は残念ながらまだ行ったことがなく・・・今度フランスに行ったら行かねば!
産業の発展とともに、出現するのが蒸気船や大型の帆船。そうした絵が並ぶ。ブーダンの絵などは崩れていないターナーといった感じ。デュブールの帆船の絵もいい(この人、ブーダンの友人だったらしい)。

第5章 ノルマンディーにおける写真
ここで写真コーナー。
ルーアンの写真を見ると、150年前とあまり印象が変わらないことに驚いた。

第6章 自立する色彩
あまり聞いたことのない画家が続く中で、突如ヴァロットンが2枚!
こんなところでヴァロットンが見られるとは。
オンフルール(をよく訪れていたらしい)を描いた2枚なのだけど、遠くからみたらフツーの風景画かと思いきや、近づくとやはり変!なんじゃこの木は!!影があのヴァロットン展のポスターにもなってる絵っぽいし。やっぱりフツーじゃないね、この人。
ちょっと気にいったのは、アンリ・ド・サン=デリ。色彩がいいな。ちょっとうまへた絵っぽい感じではあるけれど、楽しい絵だ。
ブラックがオンフルールを描いた絵もあったが、さすがキュビズムではなかった・・・

第7章 ラウル・デュフィ
またまた出会ったデュフィ。いいですねぇ。好きです。
ル・アーブル出身のデュフィもまたたくさんノルマンディーを描いた画家。これまた色彩が好きなんですね。パッと明るくなるというか。
とはいえ、晩年、リューマチにかかり不自由になったデュフィはその象徴として、よく黒い貨物船を描いており、今回の作品にもいくつか描き込まれていた。そこだけはちょっと重苦しい。

第8章 オリヴィエ・メリエル
最後は再び写真。
最近撮られた写真もあったが、白黒ということもあってノスタルジックな雰囲気。


この展覧会を見ると、ホント、ノルマンディー地方に行ってみたくなりますよ!

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