【台北國立故宮博物院展】
art-41 【台北國立故宮博物院展】 東京国立博物館
国内で美術館(博物館)に行くのは久々。夏の暑い間はお休みしていましたが、また再開。
スタートは、台北の故宮博物院展。
白菜がきていた2週間はとても行く気力がなく・・・
そろそろすいてきたかしらと思って行ったのだけど、結構な混雑。会期末ですもんね。
1 中国皇帝コレクションの淵源
犠尊がかわいい!
動物の形をしたお酒の入れ物・・・らしいのだけど、これ欲しい。
2 徽宗コレクション
青磁の数々、素敵。
上品な青色(思ったより薄い色)で、どれも素晴らしい。
3 北宋士大夫の書
すみません。書はまったくわからないもんで・・・
蘇轍など名前は知ってはいるのだけど、見てもわからない。
というわけで(すごく混んでたってのもあるけれど)飛ばし気味に通り過ぎた。
4 南宋宮廷文化のかがやき
南宋の青磁も展示されていて、これまた素敵。
絵の中では、馬遠、馬麟の杏の絵が好き。
5 元代文人の書画
好みの絵がいろいろと。独特の景観もおもしろい。
王蒙のカラフルな山水画もいいのだが、やはりモノトーンの方がいいかなあ。
「赤壁図巻」(あの赤壁の戦いで有名な場所ですね)、切り立った岩と、船に乗った人物の小ささの対比がよい。
6 中国工芸の精華
刺繍絵がなんといっても素晴らしい。
台北の故宮博物院も行ったことがあるが、刺繍絵は見た記憶がないなあ。
なんと細かいんでしょう!どうやって刺繍してるんだろうってほど。とにかく感心。
そして、玉もいいなあ。これまた細工の細かいこと。彫漆もまた。
景徳鎮の磁器では「豆彩唐子図杯」がかわいかった。
7 帝王と祭祀
古代の宝物。
やっぱり、これ好き!というものには動物がついてるんですね・・・
亜醜方尊(お酒をいれるもの)、曾姫無卹壷(虎かな?)など。
8 清朝皇帝の素顔
これまた玉が素晴らしい。様々な色合いの玉があるもんで・・・
色にも感心、細工にも感心である。
硯もいいなあ。ユーモラスな形。
9 乾隆帝コレクション
なんといっても「紫檀多宝格」!
小さな箱に、小さな容器や文房具、彫像などが収められたものだが、ずっと見ていても飽きなさそうだ。
10 清朝宮廷工房の名品
「青花雲龍唐草文五孔壺」、形がユニーク。色は鮮やか。
「粉彩透彫雲龍文冠架」は帽子や冠をかけておくためのもの。中に香を入れることができるそう。なるほどね。
「藍地描金粉彩遊魚文回転瓶」。内側を回転させると、窓から金魚が泳ぐ様子が見られるというもの。いやよくできてるな~楽しい。
そして、ラストを飾るのが、一番見たかった「人と熊」。
思ったより小さなものだったが、かわいいなあ。しかし、よくこんな黒と白がくっきりわかれてる玉があったもので。
熊と人はダンスしてるような、相撲をしているような。
とても見応えのある展覧会でした。こんなにたくさん見られるなんて!
会期末で益々混むかもしれませんが、まだの方は是非どうぞ。
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