ローナ・バレット『サイン会の死 本の町の殺人2』
本日の本
book-30 『サイン会の死 本の町の殺人2』 ローナ・バレット著 創元推理文庫
STORY:古書店の街ストーナムでミステリ専門店を営むトリシアは地元のベストセラー作家のサイン会を開く。ごたごたはあったものの、なんとかサイン会を終えたトリシアは作家の死体を発見してしまう。
☆☆☆コージー・ミステリ第2弾。
1作目に続いて、またまた死体の第一発見者となってしまったトリシア。
前作でも徹底的に嫌われた保安官にイヤミを言われ、しかも殺人現場だからと書店が閉鎖され、意地悪なのかなかなか再開させてもらえない・・・
ということで、やむにやまれず事件に首を突っ込むことになるトリシア。
シロウト探偵ものって、事件を探ることになる「動機」が必要になるのはわかるのだけど、こんなに小さな町で、しかも同じ人物が死体を発見するとなると・・・
そりゃないでしょってことになるけど、そんなこと気にしてたらミステリーは読めません(笑)
犯人は唐突に出てきた感じがして、ちょっと肩すかしだし、半ばくらいでなんとなくストーリーは読めてくる(ストーリーの一部が・・・詳しく説明しちゃうとネタバレになっちゃうので自粛)ので、前作に引き続きミステリーとしては甘いかなとは思う。
でも、登場人物たちがおもしろいので十分楽しい。
個性的な面々が揃っていて、主人公が一番影が薄いくらい(笑)
前作から引き続き登場する人たちが多いので、やはり1作目から読んだ方がいいでしょう。というか、1作目から読まないと、2作目に出てくるあの人物が1作目ではああだから・・・
トリシアの姉アンジェリカは1作目で登場した時は、ホントやな姉だなあと思ったのだけど、意外といいところもあって、結構好きなキャラになってきた。いや、強烈な個性の持ち主で、今回もいろいろと面倒な問題を起こしてはいるのだけど。
3作目も楽しみ。
また、トリシアが死体を発見するのかな?
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