【メトロポリタン美術館 古代エジプト展】
art-42 【メトロポリタン美術館 古代エジプト展】 東京都美術館
平日、数時間休みをとって【メトロポリタン美術館古代エジプト展-女王と女神】に行って参りました。
エジプト展はしょっちゅうやっているイメージがあって、今回はパスしようかな~と思っていたのだけど、先月ベルリンを旅行してたくさんエジプト関係のものを見て、その流れでこの展覧会も見てみようかという気に。
今回は、女王と女神にテーマを絞っての展覧会。
1章 ファラオになった女王ハトシェプスト
エジプトの女王と言われて一番はじめに思い出すのは、クレオパトラだけれど、ハトシェプストも有名。大きな女王葬祭殿では痛ましい事件も起きたんでしたね。
会場には模型が置かれていたが、いやーホントに大きいですね。
スフィンクスもあったりしたが、頭巾をかぶり、あごひげを生やした像もあった。ファラオとしてこの姿で人前に出ていたらしい。
2章 愛と美の女神ハトホル
3章 信仰された女神たち
エジプトの女神たちは、動物の姿で表されていることが多い。
猫、ライオン、カバ、牛、鳥・・・
よく見るのは・・・というか好きなのは猫の形の神様かな。これはバテスト神らしい。
カバの神様はちょっとユーモラス。
シストラム(宗教的な楽器)もいくつかあったが、結構細工が細かい。
4章 王妃、王女たち
このパートで一番興味深かったのは、実はゲーム盤、駒などである。
王族の女性たちも余暇にはゲームをやってたんですね。ゲームに興じる王妃の姿を描いた絵もあった。
セネトゲーム、どういうルールなんだろう?ちょっとやってみたい。
そしてこうした展覧会で楽しみなのは、小物を見ることなのだが、花や葉や果実などの形をしたビーズが美しかった。
5章 王族の装身具
装身具がまた豪華で・・・
冠、ネックレス、指輪、ブレスレット。ゴージャスすぎて実際身につけると重そうな気もするけれど(笑)、見る分には目の保養になってよろしい。
6章 王族の化粧道具
こういうテーマならではの展示品。
普通に並んでいたら多分通り過ぎてしまいそうな気がする。
今から考えると、どう使ったんだろうというものもあった(動物がついた髪結いの道具など)。
7章 来世への信仰
カノボス容器(ミイラを作る際に内蔵を入れた容器)がいくつも並んでいた。
4つそろいの物があり、人間、ヒヒ、ジャッカル、ハヤブサの頭がそれぞれついていて、おのおの中に入れる内蔵が違ったらしい。ミイラって不思議な風習・・・
王族のミイラは指(足も)に金の指サックがつけられたんですね。金は死者が安全に暮らせるよう冥界を照らす役割があったとか。
最後は人型の内棺の展示。図柄がとても細かく、これ、拡大してじっくり見てみたかったなあ。
こういうテーマを絞った展覧会、なかなかよろしいのでは?
エジプト好きの方は是非どうぞ。
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