「ファミリー・ツリー」
本日の映画
DIR:アレクサンダー・ペイン
CAST:ジョージ・クルーニー、シェイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ニック・クラウス、ボー・ブリッジス、ロバート・フォスター、ジュディ・グリア、マシュー・リラード
STORY:オアフ島のマットはカメハメハ王の末裔で、カウアイ島の広大な土地を所有していたが、売却問題で一族の意見をまとめなければならず頭を悩ます。そんな中、妻が事故で意識不明になり、子供たちのことを妻に任せきりだったマットは戸惑う。
☆☆☆☆アカデミー脚色賞受賞作。
アレクサンダー・ペイン監督作久々の長編。
この前の長編は「サイドウェイ」で、ワインの話というのもあったけれど好きだった。監督自身の脚本がよかったのだが、本作は原作があるので脚色賞になったというわけ。
物語は、主人公マットの妻の事故からはじまり、そのまま最後まで眠ったまま・・・
この妻がマットを大いに悩ますことになる。
家庭のことを妻に任せっきりだったマットは、娘2人の世話をしなくてはならないが、どうしたらいいかわからない。反抗的な娘2人をどう扱っていいのか。長女は、思いっきり頭の
悪そうなボーイフレンド(イライラさせる奴なんだけど、後半意外にいい奴だということがわかってくる)を連れてくるし、お母さんの浮気を暴露する。
寝耳に水で大ショックのマット。
一族の土地問題もあるし、妻はよくならないしで、大弱り。
そこで何を思ったか、マットは妻の浮気相手を娘2人+長女のボーイフレンドと探す旅に出るのだ。
ぎくしゃくしていた家族が次第に一つにまとまり・・・
土地問題についてもマットは重大な決断を下すことになる。
決して、すべてが丸く収まるという結論ではなく、ほろ苦いテイストも残しつつ・・・
でもホッとできるエンディング。このラスト、すっごくいいなあ。好き。
主人公を演じるG・クルーニー、ERに出ていた頃のぎらぎらした感じがあまり好きじゃなかったのだけど、いつしか枯れていい俳優さんになりましたね。映画のチョイスもいいしプロデューサーとしてもしい仕事をしているし。
いいドラマだった。
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