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2014/11/25

【夢見るフランス絵画展】

art-54 【夢見るフランス絵画展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

1411251
国立新美術館でチューリヒ美術館展を見たあと、昼食をはさんで渋谷へ移動、夢見るフランス絵画展へ。

71点の絵画から構成される展覧会だが、なんと、すべて一人の日本人収集家の集めたものとのこと。いや、これすごいですよ、レベル高いし。
匿名希望らしいのだけど、どんな方なのやら・・・

第1章 印象派とその周辺の画家たち
セザンヌの2枚からスタート。おお、出だしからいいですねぇ。
赤い大地と木の緑、余白・・・どれをとってもセザンヌ。
シスレーの2枚に続いてモネが4枚。
「レ・ムレット」は小さな積みわらを描いているが、ふーん、こんな積みわらの絵もあったのね。この小さいのをどんどん重ねていって大きな積みわらになるんかしらん。
夕日が美しい「エトルタ、夕日のアヴァル断崖」。数あるエトルタの絵の中ではかなり上位に食い込む。
「睡蓮がある池」は晩年の作品だが、チューリヒの比べてしっかり睡蓮の形があって、こっちの方がいいなあ。
続いてルノワールが7枚。
一般的に一番好まれそうなのは「宝石をつけたガブリエル」だろうか。
迫力があるのは「ド・ガレア夫人の肖像」。衣装、装飾もゴージャスなのだけど、夫人自体もとってもゴージャス。
ルノワールは女性を描く方が好きだったのか得意だったのか、あまり男性の肖像というイメージはなかったのだが、「アンリ・ベルンシュタインの肖像」は劇作家の男性を描いたそう。なんとはなしにフェミニンな感じが・・・
変わり種は「タンホイザーの舞台」の2作。なんか、タンホイザーに見えないんだけど・・・
ボナール、マルケで1章は終了。

第2章 革新的で伝統的な画家たち
2章はルオーからスタート。6枚。
おなじみの主題である。ピエロ(道化)、聖書・・・
「聖書風景・夕」は後年の作品らしく、黄色がパッと目に入ってくる。激しい絵である。
好みはピエロかなあ。
花もなかなかいい。
このコレクターの方、ヴラマンクがお好きなんでしょうか。なんと、10枚もある。
花を描いた作品もあったが、やっぱりヴラマンクといえば風景画でしょう。
しかし、どんよりした空、雲、うねったような木々・・・
どうもすっきりしないというか、暗い絵が多くて、嫌いじゃないけれど、例えば家には飾りたくないというか。迫力はあるんだけど。
うって変わって明るいデュフィが2枚。そうそう、今年はデュフィ展も見たっけ。鮮やかな色。見ていて楽しい。
ドランで2章は終了。

第3章 エコール・ド・パリの画家たち
ユトリロもたくさんあった。11枚。
子供の頃ユトリロが大好きだったのだけど、ちょっと食傷気味?
ユトリロといえば、白、灰色・・・のイメージなのだが、今回展示されていた作品は意外に明るい色が使われていた。こういう方がいいかも。
しかし、ユトリロが人物を描くとなんでああなるのか(笑)。ふくらんだやや短めのスカートの女性。人物はイマイチ。人物が描かれていないと、ただただ暗い絵になっちゃうけれど。
続いてローランサン4枚。すみません、元々あまりローランサンは好きじゃなくて・・・たまにいいなというのがあるのだけど、今回は特に響く作品なし。
キスリングも好きなのかな。7枚あった。
お花が3枚。いやー、鮮やかですねぇ。カラフルですねぇ。
人物画の方がキスリングというイメージだけれど、一番気にいったのは「魚のある静物」。これまた鮮やかな魚たちがこれでもかというくらいたくさん描かれている。毒々しくて食用じゃないかも?と思うくらい。
続いて藤田嗣治。
やっぱり好きなのは「マドレーヌと猫にいる自画像」。猫がホントかわいいのだ。牙がちらっと見えてて。
戦後描かれた少女の絵や、沖縄を描いた絵などもあったが、「人魚」が衝撃的。なんか、気味が悪い。こんな作品もあったんですねぇ。
モディリアーニが2枚。やはり首が長い絵なのだけど、「小さなルイーズ」は不自然なほどに腕が太い。肉体労働者であることを示しているそうなのだけど、異様な太さだ。
ラストは、シャガール。
道化師、サーカス、雄鶏といったおなじみのテーマの絵が並ぶが、「大きな花束」、これいいですね。故郷を思い出しながら描いたのだろうか。背景は故郷の町。全体的に明るい色が広がって、見ている者を幸せな気持ちにさせるような絵だ。

素晴らしいコレクションです。
めったに見られないでしょうから、これは是非とも行かねば、です。

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