「宮廷料理人ヴァテール」
本日の映画
movie-62 「宮廷料理人ヴァテール」 Vatel 2000年仏英
DIR:ローランド・ジョフィ
CAST:ジェラール・ドパルデュー、ユマ・サーマン、ティム・ロス、ジュリアン・グローヴァー、ジュリアン・サンズ、ティモシー・スポール
STORY:1671年フランス。失脚中のコンデ公のシャンティイ城にルイ14世が滞在することになった。国王の信頼を回復したいコンデ公は豪華な宴を料理長ヴァテールに託す。
☆☆☆実在の天才料理人を描いたドラマ。
ヴァテール、実在の人物だそうで。
ルイ14世の時代、はじめはフーケに仕えていたが、フーケが逮捕された後、国王に仕えることを命じられるが、それを嫌いイギリスに亡命、ほとぼりが冷めた頃戻り、今度は名将コンデ公に仕えることになったという。
で、ヴァテールが取り仕切った3日3晩の祝宴だが、まあすごいこと。というよりすさまじいこと。
山のような食材が次々届き、厨房は大騒動。
ヴァテールは、食事のみならず、余興も何かもかも仕切らねばならず・・・
この饗宴の背後では、政治的な駆け引き、男女の駆け引きなど、どろどろとした内幕があるわけで、宮廷って華やかに見えるけれど、実際はこんななのねーとげんなり。
ま、これだけ贅の限りを尽くせば、そりゃあ、そのうち革命も起きるよねと思ったのだった。
次から次へとヴァテールに降りかかる無理難題。
ヴァテールの心労は大変なものだっただろうな。
というところで、最後のヴァテールの運命が衝撃的で・・・
そこまで思い詰めなくとも・・・
L・ドパルデューはあまり好きではないのだけどこの役はあってたかなと。
J・サンズのルイ14世はちょいスマートすぎ?
一番、印象に残ったのは、策略家ローザン侯爵を演じたT・ロス。ホント、この侯爵やなやつ!うまいですね。
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