【川瀬巴水展】
art-2 【川瀬巴水展】 日本橋高島屋
東山魁夷展を見て、昼食をはさんで高島屋へ移動。
川瀬巴水展である。
実は、去年のお正月休みにわざわざ千葉市美術館に行って見ているのだけど、そこで大ファンになったので、また見たくなったんである。
前回行った時に、時系列に沿った章ごとに感想を書いているので、今回はお気に入り作品を中心にさらりと。
巴水の魅力は、日本の懐かしい風景を静かなタッチで描いたところにあると思うのだが、ここにきてクローズアップされているというのも不思議ですね。
魁夷も青が印象的だったのだが、巴水も青・・・それも群青というか暗い青が印象的。
夜や夕暮れの風景か、雪の風景を描いた作品がいいんですね。
その中でも、ベタと言えばベタだけれど、一番売れたという「芝増上寺」、絶筆となった「平泉金色堂」、「増上寺の雪」がいいかなあ。いずれも雪の風景。
夜の風景だと「馬込の月」。これは青が美しい作品。
もっと暗い風景だと、「新大橋」。これは、小林清親風。
その他のお気に入りは・・・
「上州法師温泉」(ゆったりと温泉につかる画家本人が気持ちよさそう)
「箱根宮の下富士屋ホテル」(春、夏、秋、冬の4枚。四季で違った様相を見せる風景がきれい)
箱根のつつじを描いた作品群も、巴水にしてはカラフルすぎる気もするけれど好き。
下絵(水彩画)との違いもじっくり見比べたが、水彩の方がいいなという作品もあれば、版画の方がいいなと思うものあった。
スケッチブックも結構細かく描き込んであって、これももうちょっと見てみたいなと思った。
今回も堪能しました。
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