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2015/01/19

【キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展】

art-6 【キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展】  bunkamuraザ・ミュージアム

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山種美術館をあとにして、恵比寿で昼食を食べた後、渋谷に移動、Bunkamuraで開催されている『バンクス花譜集』展を見てきました。
バンクス花譜集は、いつも展覧会の最後に数枚展示されていてちらちらと見てはいるのだけど、まとまって見るのははじめて。といっても全743枚のうちの120枚で、全部並べたらどうなることやら・・・

この花譜集は、キャプテン・クックの第1回の航海に同行した植物学者のバンクスが、画家パーキンソンらが描いたドローイングを作ろうとしたものの果たせず、1980年代になり、ようやく多色刷りの図譜として完成したもの。

プロローグ 科学的発見を目指した太平洋への航海
海図、天球儀など航海の道具の紹介。
バンクスやパーキンソンの人物画もあった。

第1章 ソサエティ・アイランズ-金星観測の成功
エンデヴァー号の太平洋での最初の寄港地はタヒチ島を主島とするソサエティ・アイランズ。第一の目的、金星の太陽面通過の観測に成功した一行だが、バンクスたちは植物を船に持ち帰り、パーキンソンがドローイングに起こしている。この頃はほとんどすべてをパーキンソンが描いているという。
ゴーギャンの絵に描かれている植物、ロープやカヌー、フラダンスに使う植物、冬瓜、ヘチマ、さつまいもなども。見たことのある植物もいくつかあるのだった。

第2章 ニュージーランド-勇ましき戦士たちの島
ヨーロッパ人としてはじめてニュージーランドに上陸したのがクックたち。パーキンソンは200以上の植物を描いたという(しだ類が多いとのこと)。
勇敢なマオリ族に感銘を受けたようで、植物だけでなく、人物画も描いている。
わらび、じゃがいも・トマト・こしょうの原生種、パッションフルーツの親戚など。トイレットペーパー代わりに使ったという植物も。

第3章 オーストラリア-花咲ける太平洋
ヨーロッパ人として初めてオーストラリアを発見したクックたち。シドニー近くの湾では多くの新種の植物が発見されたため、ボタニー・ベイと名付けられている。バンクシアはバンクスの名前からとられてたんですね。バンクシア、おもしろい植物だ。
その後グレートバリアリーフで座礁したため、長くオーストラリアに滞在することになり、多くの作品が生まれることになった(半数を占めるのがオーストラリアの植物)。今回の展示でもオーストラリアのが一番多い。

第4章 ジャワ-パーキンソン最期の地
その後ジャワへと向かった一行だが、衛生状態が悪く赤痢やマラリアなどでたくさんの人が亡くなっている。その中には画家パーキンソンも含まれる。なんとまだ20代半ばだったそうで、残念。それでも72点のドローイングを残しているという。
プラム、芋などがあったが、デング熱の治療薬となる植物なども。

第5章 エピローグ 凱旋帰国、そして『バンクス花譜集』の出版へ
クックの世界一周航海記録や、バックスの航海日誌などの展示。
これ、読んだらおもしろいだろうなあ。

とにかく、この花譜集、綺麗です。
そして、まあよくぞここまで細かく描いたものだと感心。パーキンソンの残したドローイングのクオリティが高かったんだろうな~

ボタニカルアートがお好きな方はもちろん、クックの航海に興味のある方も楽しめる展覧会ですので、是非どうぞ。

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